おおひなたごうの代表作の一つ。現代の日本が舞台。料理の食べ方にこだわりを持つ主人公の二郎は、目玉焼きの食べ方をめぐり、恋人のみふゆとケンカしたことをきっかけに、他人の食事の仕方に疑問を持つようになる。「目玉焼きを食べるときに黄身をいつつぶすのか」という疑問から始まり、とんかつのキャベツの食べ方、カレーのルーのかけ方など、自分とは異なる食べ方に直面することで食に対する固定観念が揺らいでいく過程が描かれる。本作は、日常的な食事の食べ方を題材にしたフードコメディである。各話ごとに異なる食べ物がテーマになっており、各々の異なる食べ方についてのこだわりが表現されている。エンターブレイン「月刊コミックビーム」2012年10月号から2019年5月号まで連載(2013年10月以降、発行元はKADOKAWA)。2014年8月にテレビアニメ版が放送、2017年11月にはテレビドラマ版が放送された。