一般に茶道、通には茶の湯や数寄の道と呼ばれる文化をテーマにした作品。初めて茶の湯に触れる主人公たちの目を通して、お茶の世界を魅力的に描いている。侘び茶を大成させた千利休や織田信長など、茶の湯に所縁のある安土桃山時代の人物が現代日本に転生し、悲願成就に取り組むというファンタジー要素も盛り込まれている。原作は早川光、監修は茶人である木村宗慎。木村宗慎による巻末コラムでは、基本的な茶道具や代表的な茶人など茶の湯文化の基礎が解説されており、茶の湯の精神性の片鱗を垣間見ることができる。「ジャンプ改」2011年vol.1~2013年11月号にかけて掲載されていた。