成年向け漫画誌を中心に活動してきた宵野コタローの一般誌での連載作品で代表作。2040年、MKウイルスによって99.9%の男性が死滅した世界を舞台に、コールドスリープから目覚めた医学生の怜人が、人類存続のための「子作り(メイティング)」に臨む物語。ウイルスへの抵抗力を持つ「ナンバーズ」の一人である怜人は、コールドスリープ中の兄、龍ら生存男性たちの死亡を防ぐため、特効薬の開発に挑む。本作は、エロティックな要素を盛り込んだ近未来SFサスペンス。男性優位社会を憎むミサンドリストたちの陰謀と、それに対抗する勢力との対立構造が描かれ、メイティングシーンと政治的陰謀が交錯する展開により、複層的な構造を形成している。集英社「少年ジャンプ+」2016年5月8日から2023年5月7日まで連載。2017年5月にボイスドラマ化され、2022年1月にテレビアニメ化。また、2019年3月にVRアニメが発売された。