山田きょうと山田あすは、母を失い、父は行方知れず。まだ中学生と小学生の2人は、電気代も払えないほど貧しい中で、お互いのことを大切に思いながら、明るく頑張って暮らしていく。1話8ページ以下で構成されるオムニバス作品。舞台は「20XX」年で、中学生でも大人と同様に働ける、という設定になっており、山田きょうが様々なバイトをしている様子が見られる。主人公山田きょうと山田あすのモデルは作者の知人の子どもで、舞台になっているアパートは作者の実家がモデル。作品の元企画にあたる4ページ短編『強く貧しく美しく』が1巻の最後に掲載されている。