初連載作『ホテルヘルヘイム』に次いで2作目となる西修の連載で、代表作でもある。14歳の少年、鈴木入間が両親によって大悪魔サリバンに売り渡されるところから物語は始まる。サリバンに孫として迎え入れられた入間は、悪魔学校バビルスに入学し、人間であることを隠しながら学校生活を送る。アスモデウス・アリスやウァラク・クララといったクラスメート、厳粛な教師のナベリウス・カルエゴや、入間を人間だと疑う生徒会長のアザゼル・アメリなど、さまざまな立場の悪魔たちとの交流を通じて、入間は自身の能力を開花させていく。本作はコメディ要素を中心にした学園ファンタジーである。悪魔学校バビルスを中心とした世界では、魔王を頂点とする13人の英傑「13冠」や、悪魔としての実力を示す「位階(ランク)」による上下関係など、独自の文化や慣習が詳細に描かれている。また、学校行事や生徒間の交流、師弟関係など、学校生活における多様な側面も表現されている。秋田書店「週刊少年チャンピオン」2017年14号から連載。2019年10月にテレビアニメ化され、以降、2023年3月まで3期にわたり放送。2023年5月には舞台化された。