主人公・七瀬遥は水泳が大好き。遥が通う岩鳶高校には水泳部がないため水泳部を作ろうと言い出した。部員は遥・真琴・渚の三人。そして、遥の担任である天方美帆先生。無事部活としての申請を受理してもらった三人だったが、そこには条件が二つ出された。
①荒れ果てたプールを補修して使えるようにすること。
②部としての規定人数に達していないため、部員をもう一人探すこと。
プールの補修を終えた三人に加え、江がマネージャーとして水泳部入部してくれることとなった。しかし、新設で実績もない水泳部に部費が出るはずもなく。オフシーズンでも練習できるよう室内プールのあるジムに入会しようという企みは無残にも砕け散る。そんな四人は、大会で実績を残せば部費が出るかもしれないという顧問の言葉に、再び部員募集を再開。遥や真琴と同じように「男なのに女みたいな名前」という理由だけで、既に陸上部に入部している竜ヶ崎怜に目をつける。強引な勧誘で怜を部員として迎えることに成功した岩鳶高校水泳部。大会に向けて彼らの青春の物語が始まる。