大都会東京を舞台に、探偵団が事件解決に向けて駆け巡る痛快冒険活劇漫画。悪の陰謀渦巻く大都会に現れたのは、巨大財閥王道(おうどう)コンツェルン総帥の孫娘である王道さやかを中心とした東京探偵団こと「シティ・ジャッカー」。12歳の少年少女4人と連絡員兼秘書のミス・Rで構成される探偵団は、王道コンツェルンの財力と権力を武器に事件を解決していく。
東京探偵団ことシティ・ジャッカーは、警察の手に負えない事件をいくつも解決していることで知られていた。しかし彼らはどんな条件のいい依頼であっても、興味のある仕事、気に入った仕事でなければ決して引き受けない。そんな彼らは東京を舞台に、宿敵である黒男爵(ブラックバロン)による大規模なサギ事件や地下鉄を巻き込んでの偽札事件、さらにはオカルト的な集団による生贄事件といった大事件からいなくなった猫探しまで、さまざまな事件に立ち向かっていくことになる。シティ・ジャッカーは王道コンツェルンが一族専用に発行した無限の貨幣価値を持つ「C・Jカード」を手に、想像もできないような手段で事件を痛快に解決していく。
名探偵と少年探偵団が怪人二十面相に挑む推理バトル漫画。日本を代表する名探偵の明智小五郎(あけちこごろう)は、彼の弟子である少年探偵団のリーダー、小林芳雄(こばやしよしお)とその団員たちとともに、怪人二十面相が巻き起こす様々な難事件に挑んでいく。1958年にテレビドラマ化、以降アニメやドラマの素材として数多くメディア化された。
日本中にその名をとどろかせる名探偵、明智小五郎は変装の達人で、敵の暗号やトリックはもちろん、事件そのものまで、あらゆる物事を面白がる心の持ち主だ。そんな明智の弟子である小林少年も、師匠譲りで変装が上手く、中学生とは思えない知恵と勇気で犯罪者に立ち向かっていく。小林少年をリーダーとした少年探偵団は明智の調査を支え、怪人二十面相が引き起こした旧ロシア皇帝のダイヤ事件や、黒いダイヤの謎事件、相川泰二くん行方不明事件などのさまざまな怪事件に立ち向かっていく。本作に登場したBDバッチや7つ道具といったアイテムは当時の子供たちのあこがれとなり、「子供たちによる探偵団」というコンセプトと共にさまざまな作品に影響を与えている。
実在の有名な文豪を登場人物とし、それぞれの代表作をモチーフとした異能力で戦うという異能力アクション漫画。主人公の中島敦(なかじまあつし)はそれまで生活していた孤児院を追われ、行き場もなくさまよっていた。そんな時に、目の前の川を流れてきた男を助ける。男の名前は太宰治(だざいおさむ)。異能力を持つものが所属する武装探偵社の人間で、自殺願望者だった。2016年テレビアニメ化。劇場版アニメ、ゲームをはじめ、Webラジオ、舞台など幅広くメディア化される。
経営不振を理由に孤児院を追い出された中島敦は、所持金も行く当てもなく横浜の町をさまよっていた。生きるためには人の財布を奪うしかないと決意した敦の前に、川をながれてくる男の姿が。助けた男は自殺志願者で太宰治と名乗った。太宰は異能力集団「武装探偵社」に所属し、人食い虎事件を調査していた。事件の調査を手伝うことになった敦は、自分では知らぬ間に白虎に変身していたことを知る。敦はこの出来事が縁で、武装探偵社に所属することになる。しかし、敦はその特殊な能力からマフィアに懸賞金をかけられて追われることになる。武装探偵社のメンバーの協力もあって、自分の力を徐々に扱えるようになった敦は、武装探偵社の一員として様々な事件に立ち向かっていく。
蒸気探偵団がスチーム・シティ(蒸気都市)で起こる怪事件に挑むスチームパンクアクション漫画。常に白い煙でおおわれ、蒸気機関の異常発達により発展した帝都スチーム・シティ。その白い煙にまぎれて悪事をはたらく存在があった。数多くの怪人や怪盗が跋扈し、人々の平和を脅かす。しかし、警察もお手上げの難事件に立ち向かう者たちがいた。彼らこそ名探偵鳴滝(なるたき)を中心とした蒸気探偵団だった。1998年テレビアニメ化。
煙に覆われた帝都、スチーム・シティ。この土地からは石炭以外に燃料として使用できるものが採掘されなかったため、異常ともいえるほどの蒸気機関の発達を促した。常に白い煙でおおわれた帝都には、その煙にまぎれて暗躍する怪人や怪盗の姿があった。名探偵として活躍する鳴滝は、人々が襲われ血液が抜かれるという「蒸気人間事件」に遭遇した。鳴滝は事件を追ううちに、殺された自分の両親に繋がる人物と遭遇する。鳴滝は看護婦の鈴々(りんりん)と彼女の父親である周(しゅう)博士の遺作、巨大人形(メガマシン)の強力(ごうりき)、そして執事の川久保(かわくぼ)と共に、帝都の深い煙の中に潜む悪と対峙していく。
塾がきっかけで集まった5人が、それぞれの得意分野を武器に事件を解決する学園ミステリー漫画。大ヒットライトノベルのコミカライズ作品。立花彩(たちばなあや)は小学六年生。勉強はがんばっているけれど、人付き合いが上手くいかず友達がいないのが悩みだ。ある日塾の特別クラスに編入することになった彩は、KZ(カッズ)のメンバーで有名イケメンエリートの4人と同じクラスになる。彩はある事件をきっかけに彼らと「探偵チームKZ」を結成することになる。2015年テレビアニメ化。
友達がいないのが悩みの立花彩は、国語がずば抜けて得意な女の子。彩の通う塾にはKZと呼ばれるサッカーチームがあり、運動も勉強もできるエリート集団として有名だった。塾の特別クラスに編入した彩は、そこでKZのメンバーである4人の男の子と同じクラスになる。ある日、法律のエキスパートである若武和臣(わかたけかずおみ)の自転車が盗まれたことをきっかけに、彩の国語、若武の法律知識、黒木貴和(くろきたかかず)の対人関係、上杉和典(うえすぎかずのり)の数学、小塚和彦(こづかかずひこ)の社理(社会と理科)といったそれぞれの得意分野を武器として「探偵チームKZ」を結成する。探偵チームKZはチームワークでさまざまな難事件を解決していく。