軽音部に所属する女子高生たちの日常を描いた四コマ漫画。私立桜が丘高校の軽音部は新入部員を4人確保しないと廃部する状況だった。新入生の田井中律は幼なじみの秋山澪と合唱部を見学に来た琴吹紬、そして軽音部がどんな部活なのかも正しく理解していない、音楽初心者の平沢唯を加えて、軽音部として活動を始めるのだった。2009年TVアニメ化。
女子高生たちが軽音部でバンド活動をするほのぼの漫画。主人公の唯は、これまで演奏したことがある楽器はカスタネットだけという音楽初心者で、当初は軽音部のことを「軽い音楽」の部活だと考えていた。そんな彼女が軽音部に入部し、ドラムとコーラスを担当する律、ベース担当で唯の代わりにボーカルを務めることもある澪、キーボードとコーラス担当の紬とバンドを組み、ギター&ボーカル担当として友情を深めていく日常が描かれる。彼女たちが組むバンドの名前は「放課後ティータイム」。様々なトラブルや失敗を経験しながらも、彼女たちは着実に成長し、翌年には後輩の中野梓が入部してますます賑やかな活動となる。彼女たちが大学生となった後の物語を描く続編に『けいおん! College』がある。
学校には秘密のバンド活動をする高校生たちの青春物語。中学生時代、全財産でギターを買い、自作の歌で告白をするもふられてしまった朝桜小雨。明狼高校に進学した彼は、バンド活動で自分を磨き、その女の子を見返してやろうと決意するが、明狼高校に軽音部は存在しなかった。愕然とする小雨に「君は、音楽の魔法を信じるかい?」と声をかけてきた少女がいた。
音楽と恋を描いた青春物語。主人公の小雨は、バンドを組んで自分をふった女の子を見返す野望を胸に明狼高校に入学した新入生。クラブ勧誘の場で、軽音部がないと知ってショックを受ける小雨だが、突然現れた強引な少女の空次ハルと出会い金属理化学研究部(メタルりかがくけんきゅうぶ)、通称「メタりか」に勧誘される。表向きは金属の反響などを研究するというメタりかだが、その正体はヘビー「メタル」を弾きこなすバンド活動を行うメンバーが集う軽音部だった。公開実験という名のライブで、楽しそうにドラムを演奏するハルの姿に惹かれた小雨は、メタりかへの入部を決意。校風上、公式に認められておらず、学校側と追いかけっこの日々を続けるメタりかだが、そのなかで小雨はバンドマンとして着実に成長していく。
音楽と恋に青春を賭ける主人公たちの姿を描いた物語。幼い頃から一緒に歌うことが好きだった有栖川仁乃(ニノ)と榊桃(モモ)。だがある日、モモとニノは離れ離れに。だが孤独になったニノの歌声を杠花奏(ユズ)は認めてくれた。高校生になったニノは、ユズとモモと再会し、また音楽が彼らを繋いでいく。2017年TVアニメ化&実写映画化。
主人公であるニノは、たぐいまれな声を持っているが感情が溢れると叫びだしてしまうために常にマスクをしている少女。彼女は隣に住む少年のモモと一緒に歌うことが好きだったが、ある日モモが突然の引っ越しで彼女の前からいなくなってしまう。大好きな幼馴染との別れに傷ついたニノの心を救ったのは、入院中に病院を抜け出して作曲をしていたユズという少年だった。だが、そのユズもある日突然ニノの前から姿を消してしまう。ふたつのつらい別れの記憶を抱えて成長したニノは、進学した高校でユズと再会。ユズは自分が所属する軽音部の眼帯覆面バンド「in No hurry to shout(通称:イノハリ)」のボーカルにニノを誘う。さらにニノは、彼女のことを想いながらも別の道で音楽を続けていたモモとも再会。そこから、3人の数奇な恋と音楽の物語が動き始めていく。
ふたりの「ナナ」という名前の女性が出会い、それぞれの恋や生き方を描いた人間ドラマ。大崎ナナは二十歳の誕生日に上京する新幹線の中で小松奈々と出会う。同じ「ナナ」という名を持つふたりは東京で再会。ルームシェアをすることになる。第48回小学館漫画賞受賞、2005年実写映画化、2006年アニメ化と、多数メディアでも展開している。
矢沢あいの代表作のひとつで、ふたりの「ナナ」という名の女性の、夢と恋を鮮烈に描いた人間ドラマ。主人公のひとり大崎ナナは「BLACK STONES(通称ブラスト)」というアマチュアロックバンドのボーカリスト。彼女はブラストのベースの本城蓮(レン)と恋人だったが、一之瀬巧(タクミ)が率いるバンド「TRAPNEST(通称トラネス)」に蓮がギタリストとして引き抜かれたことを機に別れる。しばしの時が流れ、上京を決めたナナは小松奈々と出会い、自らの夢を追う強さを持つナナと、自らの弱さに流されがちな奈々の同居生活が始まっていく。対照的な性格のふたりの運命はレンやタクミをはじめとした周囲の人々も巻き込みながら交錯し、様々な喜びや悲しみの物語が描き出されていく。
友だちのいない少女が音楽を通じて仲間と出会い、成長していく物語。引っ込み思案な少女、後藤ひとりは、その性格から友だちがいなかった。そんな彼女は中学生時代にギターと出会い、日々練習してはネットに演奏動画をアップし、バンド結成を夢見ている。彼女が高校生になったある日、伊地知虹夏に声をかけられバンドを組むことになった。
主人公のひとりは、ぼっち気質の引っ込み思案な自分を変えようと、バンドを組むことを目標にギターの練習に明け暮れている少女。だが、中学時代にその目標はかなわず、高校でもバンドどころか友人すらできない日々が続いていた。ネットで「ギターヒーロー」の名で演奏を披露し、コメントをもらうことが心のよりどころになっていた彼女だが、ある日、ギターを持ち歩くひとりの姿を見て、アマチュアバンドである「結束バンド」を率いる虹夏が声をかけてくる。辞めてしまったギタリストの代打として夢のバンド加入を果たしたひとり。人と演奏し慣れていないために失敗もしてしまうが、虹夏、リョウという仲間を得て、ひとりは少しずつ成長していく。