旅行にいける日を待ちわびながら、読みたい漫画オススメ5選!40 Pt.

普段送っている日常生活には楽しさだけでなくストレスも多く潜んでいる。休日にはストレス発散を兼ねて気分転換がしたい人も多いのではないだろうか。今回は、旅をテーマにした漫画を特集する。作品を読んで旅行気分を味わってストレスを軽減させよう。

作成日時:2021-12-12 19:00 執筆者:マンガペディア公式

旅行にいける日を待ちわびながら、読みたい漫画オススメ5選!

出典:小学館


『葬送のフリーレン』

『葬送のフリーレン』

出典:小学館

魔法使いのエルフが、仲間と共に魔王討伐の冒険を終えた後に別の旅を始める後日譚ファンタジー。勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンの4人は、長きにわたる冒険の末に魔王を倒す目的を無事に果たして王都へ凱旋する。彼らは半世紀に一度見ることができる流星を見た後に解散するが、約束通り50年後に再会。その後、ヒンメルの死に直面したフリーレンは自分に欠けているものに気付き、「人間」に対する理解を深めるための旅に出る。

千年以上を生きるエルフのフリーレンにとって、ヒンメルたちと過ごした10年は一瞬にも満たないほどの僅かな時間であり、短命である人間と深く関わっても時間の無駄だと思っていた。しかし、ヒンメルの死後に出発した旅では、ハイターの最期の願いにより戦災孤児のフェルンを弟子とし、アイゼンとの再会を経て戦士の素質があるシュタルクや、僧侶のザインも旅の仲間に加えることに。ヒンメルたちとの冒険を一瞬のように例えながらも、その後の旅ではヒンメルの故郷で生前の彼と交わした約束を果たすなど、フリーレンの心にはしっかりと彼らとの記憶が残されている。果たして旅を続ける中で、「人間」に対する思いがどのように変化していくのか。フリーレン一行の旅を見守りたくなる作品だ。


『魔女の旅々』

魔女がほうき一つで一人旅を続ける中で、様々な出会いと別れを繰り返していくファンタジー漫画。白石定規のライトノベルを原作としたコミカライズ作品。平和国ロゼッタで生まれ育ったイレイナは、幼い頃に読んだ物語に影響を受け、最年少の15歳で魔女となった少女。魔法使いの師匠のフランの下で修業を重ねた後、一人旅へと旅立つ。イレイナは訪れる国々で依頼を受け、魔女としての力を使って資金を稼ぎながら旅を続けていくのだった。2020年テレビアニメ化。

イレイナが旅する魔女に憧れたのは、幼少の頃に読んだ「ニケの冒険譚」がきっかけだ。イレイナは新しい出会いを求めて旅をするが、旅を続けるには資金も必要。道中ではお金を稼ぐために、様々な人や魔女と関わり、依頼を受けることになる。イレイナの魔法に対する知識は豊富で天才と謳われるほどに才能に恵まれてはいるものの、時には己の無力さに嘆くこともある。また、王立セレステリアでは師匠のフランとの嬉しい再会が待っていた。フランが教師を務めている学校で特別講師の依頼を受けた後、生徒たちやフランからの素敵な花びらのプレゼントに感激しながら次なる場所へと旅立った。人の幸せや喜び、時には不幸な争いに関わり、見聞を広めながらイレイナは少しずつ経験を積んでいく。


『辺境の老騎士 バルド・ローエン』

『辺境の老騎士 バルド・ローエン』

出典:講談社

支援BISの小説を原作としたコミカライズ作品。人々に慕われていた騎士が年老いて引退し、愛馬を連れて一人旅に出た先で様々な争いに巻き込まれていく冒険グルメファンタジー漫画。バルド・ローエンは、人々を魔獣から守り続けてきた「人民の騎士」。年齢を重ねてもその強さは健在だったが、周囲で領土争いが過激化していく中で、自分の存在が仕えているテルシア家を危うくすることを危惧し、住み慣れた場所を離れてひっそりと一人で旅に出るのだった。

主人公のバルドは老騎士であっても強さを失わず、気ままな一人旅のはずがコエンデラ家の陰謀に巻き込まれていくことになる。そんなバルドが旅の中で最も生きがいとしていることは、各地で美味しいものを食すこと。今迄食べたことがない料理は新鮮な気持ちにさせてくれるが、懐かしい味は遠い記憶を呼び起こすこともある。魚のウィジクの塩焼きは、テルシア家の一人娘・アイドラとの果たせなかった約束を思い起こさせるものだった。作中には他にも様々な美味しそうな料理が登場する。また、懐が深く、人情味にあふれているバルドの周囲には自然と人が集まり、展開が進むにつれて旅の仲間が増えていく。読者もきっとバルド一行と共に旅をしている気分を味わえることだろう。


『キノの旅 the Beautiful World』

『キノの旅 the Beautiful World』

出典:KADOKAWA

人と会話ができる不思議な二輪車と旅を続ける旅人を主軸としたファンタジー漫画。時雨沢恵一のライトノベルを原作としたコミカライズ作品。旅人のキノは喋る二輪車のエルメスと共に、気の向くままに旅を続けている。訪れる国はそれぞれのルールに基づいて暮らしている。キノの常識が通じない国もあり、時には争いごとに巻き込まれることもある。キノは国を巡る中で様々な価値観や多種多様な考え方に刺激を受けていく。2003年、2017年にテレビアニメ化。

キノは一人旅をしているが、相棒である二輪車のエルメスが人の言葉を話せるため、話し相手がいない訳ではない。キノが訪れる国の中には、秩序が乱れた国もある。国が変われば常識も変わり、物事の考え方や価値観も自分と同じだとは限らない。キノは華奢な見た目とは裏腹に戦闘術に長けており、銃の扱いにも慣れている。時には命がけで銃を用いた激しい戦いに身を投じながらピンチを乗り越えていく。基本的にはクールでポーカーフェイスだが、困っている人を助けて感謝されることも。滞在期間を三日間と定め、様々な国や人と関わる中で、あらゆる価値観や多種多様な考え方に触れ、楽しさや切なさなど複雑な感情を覚えながら、キノは旅を続けていく。


『ざつ旅-That's Journey-』

『ざつ旅-That's Journey-』

出典:KADOKAWA

主人公の新人漫画家が計画性のない旅に出て日常から離れられる旅行を満喫する旅漫画。新人漫画家の鈴ヶ森ちかは、一向にネームが通らず行き詰まっていた。不運が重なり、現実逃避したくなった鈴ヶ森はSNSで行く方向を募集することを思いつき、そのアンケート結果に基づいて行き当たりばったりの無計画な旅を行うことに。最初に向かった福島県では和室のある旅館に泊まり、温泉を満喫。自由な旅に魅力を感じ、先輩漫画家や友人も交えた女子旅を楽しむようになる。

本作では主人公の鈴ヶ森が旅の方向性をSNSを利用して決めているが、実際のTwitterに同名のアカウントがあり、実際にアンケートをとっている読者参加型の作品だ。無計画な旅はアクシデントやハプニングも多いが、だからこそ味わえるスリルや思いがけない出会いもあり、その積み重ねが忘れられない思い出となっていく。鈴ヶ森は漫画家仲間の糀谷冬音(こうじやふゆね)たちと共に京都の伏見、新潟の粟島、広島の尾道など、様々な場所を訪れ、その土地で感じた気持ちを作品にも反映させていくことになる。旅先での風景が丁寧に描かれ、ご当地グルメや名所の説明も織り込まれており、日本には訪れてみたくなる魅力的な場所が沢山あることに気付かされるはずだ。


関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!