音楽で結びついた人間模様を描いたアニメ7選362 Pt.

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吹奏楽コンクール関西大会への出場を逃した中学の記憶……。新たな学生生活への期待を胸にくぐり抜けた桜のトンネル。吹奏楽の強豪校、「京都府立北宇治高校」の校門で主人公・「黄前久美子」を待ち受けていたのはポンコツハーモニーだった!?級友に誘われ戸惑いつつも吹奏楽部への入部を決意する「久美子」。そこには中学三年の夏を共にした「高坂麗奈」の姿もあった。そんな中、新顧問として赴任した「滝昇」は部員たちに選択肢を突きつける。のらりくらりと楽しく過ごすか全国大会を目指すのか……。吹奏楽部メンバーそれぞれの価値観の違いを乗り越えながら全国大会へむけて結束していく過程が丁寧に表現されており音楽パート以外も目が離せない。

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「好きな人がいると全部がカラフルに見える……。」下校途中、何気なく語りかける幼馴染・「澤部椿」。ある出来事を契機にピアノの音色を失った元神童、「有馬公生」にとって世界はモノトーン一色。桜舞う週末、友人との待合せのさなか一人の少女と出会う。少女の周囲に色彩を感じ取る「公生」。だがそれは「椿」に親友・「渡亮太」への紹介を依頼した「宮園かをり」その人だった。稀有な才能を持つバイオリニストでもある「かをり」は、コンクール２次予選前に伴奏のパートナーを失ってしまう。「公生」に伴奏としてコンクールへの出演を「かをり」は依頼するが……。「公生」を含む各キャラクターの過去と現在を深く掘り下げながら展開するストーリー、その裏付けによる音楽パートの盛り上がりが見どころ。

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スマホ中毒の中学生・「榛名優」は両親の都合で姉妹と同居するために上京してきたが、ひょんな事から街中で盗撮魔と疑われスマホを叩き壊される。転校の為の書類を学校に届けた際、校舎の屋上で再会したのは前日に「優」のスマホを破壊した「秋月風香」だった。部活にも入らず自分のやりたい事が見つからず悩む「風香」。歌手としてデビューしていた「優」の幼馴染・「氷無小雪」のライブ会場からの帰り道、「優」のある一言で自分のやりたいことに気づき宣言する「私、音楽やる!」。「風香」は級友・「三笠 真琴」と「優」を巻き込み軽音部を立ち上げるのだが……!ドタバタとした明るいタッチの前半と各キャラごとの苦悩をメインに描いた後半とのギャップと思いがけない結末には引き込まれる。

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「何かしなくちゃいけない気はするんだけど何をすればいいんだろう?」高校に入学したものの、部活を決めきれずにいる「平沢唯」。「田井中律」は友人・「秋山澪」を道連れに軽音部へ入部を希望するものの、当の部活は廃部寸前。「部員数４人以上」が条件の部存続……。「律」と「澪」が待つ音楽室の扉を叩いたのは合唱部入部希望の「琴吹紬」。そして軽音部をカスタネットを叩くような「軽い音楽」をする部活と勘違いした「唯」だった!夢は武道館ライブ、4人のバンドライフが今スタート!違った事情を持つ4人がお互いを補完し合いながら個からチームメンバーへと移り変わって行く過程に注目。

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目が覚めるとそこは汚部屋だった……?「桃ヶ丘音楽大学」ピアノ科所属・「千秋真一」は父を世界的ピアノ奏者に持ち、自身も指揮者になる志を胸に抱く。しかし飛行機・海恐怖症のため海外へ修行に出ることも叶わず、暗澹たる日々と自棄酒に呑まれる。眠る「千秋」の耳元で流れてくるのはベートーベン・ピアノソナタ「悲愴」。それは前日に校内で耳にした特徴のある演奏……。奏者で部屋の主は、「千秋」のマンションの隣人で同じ音大の学生・「野田恵」だった。ゴミの中で美しく響くピアノソナタ。全く異なった性格の二人の感性が共鳴し合い、互いの成長を加速させる。個性的すぎるキャラクターがその個性を潰しあわずにくストーリーの中で調和し一つのオーケストラにまとまる瞬間と、そこから溢れ出る「ベートーベン交響曲7番」は必聴。

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船乗りの父を持つ転校族の主人公・「西見薫」は長崎の高校へこの夏転校してきた。過去にふとしたストレスで吐き気に襲われるようになった「薫」は、唯一心の休まる場所である校舎の屋上を目指す。屋上の入り口で鉢合わせたのは札付きのワルと評判の「川渕千太郎」だった……。「千太郎」に対し苦手意識を感じる「薫」だが、クラス委員・「迎律子」の父が経営するレコード店の地下にある防音室で「千太郎」のドラム演奏を聴き、彼に対する見方が変わり始める。父との絆であるピアノ。クラシックしか演奏した事の無い「薫」はJazzレコードを手に「律子」の店を後にする……。小刻みに挿入されるジャズがシーン毎にリズムを作り出しレトロ調な作風に華を添える。

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中学生・「コユキ」こと「田中幸雄」は下校途中、子供たちに虐められている継ぎ接ぎだらけの不思議な犬・「ベック」を助ける。飼い主はバンド「シリアル・ママ」のギタリスト・「南竜介」。帰国子女の「竜介」はアメリカで人気のロックバンド「The Dying Breed」のギタリスト・「エディ」と深い親交持つ。憧れの先輩・「石黒泉」の影響でRockに興味を持ち始めた「コユキ」は、「竜介」からギターを借り受けて練習するものの、とあるキッカケでそのギターを壊してしまう……。一方、メンバーの感性の違いから「シリアル・ママ」は解散し、「竜介」は「最強のバンド」を作るために動き出すが……。実在するバンドをモチーフに物語が展開するためバンド内やバンド間の関係がリアルに表現されている。