あなたに特別な「歌」を届けます！歌うたいキャラ漫画オススメ５選32 Pt.

主人公のニケの故郷である雨の公国は、東方の鎖国国家で神秘の国とも呼ばれている。雨の公国の王族は天候を操る力を有しており、特にニケはその歌声によって雨を呼ぶことができ、通称「アメフラシの王女」と呼ばれている。しかし、「アメフラシ」はそう簡単ではない。「雨を呼ぶには術者にとりまく世界の美しさを実感させること」が必要であり、術者がその世界に感応して初めてその歌声に力が宿るのだ。その土地の気候、風土や景色を自分の中にとりこんで調合された歌は、空気を震わせ、人々の心をも震わせる。年下で傲慢な態度のリヴィウスに反発していたニケだったが、世界を手に入れながら、「世界の美しさ」を感じる気持ちを忘れてしまったリヴィウスのために、歌を生み出すことになる。

成り行きながら人魚の燦と結婚することになった永澄。だが新婚生活の始まりは、燦を溺愛する義父・豪三郎に追いかけまわされる日常の始まりでもあった。人魚は総じて高い能力を誇っており、人間への変身もお手の物。また、人魚には美しい歌声で人間を惑わす力があるという伝説があるが、人魚の燦も聴いた者に影響を及ぼす歌を歌うことができる。女性の人魚しか歌うことができない特殊な歌で、聴いた者の心身を強化したり、眠らせたりと様々なパワーを持つ。この特殊な歌を歌うことができる人魚たちによって、学校中をまきこんだ歌合戦までまきおこるのだった。

本作では類まれなる歌の才能が、人類を救う唯一の武器となる。人類を襲う未知の脅威・ノイズは、既存の方法ではほとんどダメージを与えることができず、ノイズが発生したが最後、人類はただ手をこまねいて通りすぎるのを待つしかなかった。そんなノイズに対抗すべく、開発されたのが異端技術（ブラックアート）の結晶・シンフォギアシステム。しかし、その存在は、少女を装者とする等、あまりに異端なものだったため、極秘の扱いに。17歳の奏と15歳の翼は、人気ボーカルユニットとして活動するかたわら、シンフォギアの装者として世界を守るために、人知れず任務につき歌で戦うのだった。

「超時空要塞マクロス」からスタートした「マクロス」シリーズでは、人類の存亡をかけた戦いと並行して少女がシンガーとしてスターダムに駆け上がっていく様が描かれる。そして、その歌が物語でも大きな意味をもつことになるのだ。本作でも、すでにトップシンガーとして活躍しているシェリルと、彼女に憧れて歌手となるランカが登場。パイロット候補生のアルトは、シェリルのコンサートをきっかけに、シェリルとランカそれぞれと交流を深めることになる。しかし、人類は謎の生命体・バジュラによる襲撃にみまわれ、アルトもついに戦いに赴くことに。バジュラとの戦いが深刻度を増していくなか、ランカの歌声がその闘いに一石を投じる力を持つことがわかるのだった。

タイトルにある「ローレライ」は歌声で舟人の心を惑わせる伝説の魔女からきている。主人公の喜世の歌声も、不思議な力を秘めていた。喜世が歌のテストでペアを組んだ男子生徒が、彼女の歌声を聴いて気絶してしまったのだ。本当は歌うのが好きなのに、萎縮して話すことさえできなくなってしまった喜世。そんな喜世の前に、転校生・勇魚が現れたことで、彼女の世界は大きくかわりはじめる。勇魚に誘われ、一緒にクジラを見に出かけた喜世は、群れからはぐれたクジラの子供をその歌声で救うことに成功する。喜世は歌う楽しさを思い出し、少しずつ前向きさを取り戻していくのだが、勇魚は喜世の歌声の力を狙うある組織からやってきた存在でもあった。