一応スチームパンクの定義は「蒸気機関が使われており、中世ヨーロッパ風の世界観」というものがあるが、その部分に執着はない。蒸気機関が登場し、ヘンテコなメカが登場すればそれは筆者にとってスチームパンクである。型にはまった窮屈な作品よりもパンク(イカレた)な魅力があるのだ。
スチームパンクというジャンルがある。広義では蒸気機関が登場するSF作品といったところだ。筆者は大好きなのだが、このジャンルはそもそも数が少なく注目されにくいところがある。そこで今回は、スチームパンク作品をピックアップしてみた。
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一応スチームパンクの定義は「蒸気機関が使われており、中世ヨーロッパ風の世界観」というものがあるが、その部分に執着はない。蒸気機関が登場し、ヘンテコなメカが登場すればそれは筆者にとってスチームパンクである。型にはまった窮屈な作品よりもパンク(イカレた)な魅力があるのだ。
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科学技術が目覚しい発展を遂げていた19世紀のイギリスを舞台にマンチェスターに住む少年「レイ」が主人公。「レイ」は渡米している発明家の祖父「ロイド」、父「エドワード」と同じく、発明が好きな少年だった。そんな「レイ」の元に、ある日謎の「スチームボール」が届いたことにより物語が動き出した――。
いかにもなスチームパンク作品。蒸気の音やヘンテコな発明品が山ほど登場し、場面を盛り上げる。また、小生意気なヒロインの「スカーレット」の登場により冒険活劇の内容も盛り込まれ、文句なしのエンターテインメント作品に仕上がっている。
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砂時計型の「人工惑星プレステール」が物語の舞台となる。世界は「アナトレー」と「デュシス」の二つの大国と、プレステール全体を司る「ギルド」の3つの勢力に分かれていた 。「アナトレー」と「デュシス」では気象制御装置の故障を放置したことによって、両国では気候変動により寒冷化が起き、「デュシス」は「アナトレー」との戦争を始めてしまった。そのような状況で主人公の「クラウス」とヒロインの「ラヴィ」は自分たちの父親が残した小型飛空挺「ヴァンシップ」を駆使して「空の運び屋」を営みつつ、両国を隔てる大嵐「グランドストリーム」を超えることを夢見ていた。大空を舞台に銃撃戦と重厚な物語が展開する。バトルシーンも少なくないのだが、空のせいか血生臭くなく、むしろ爽やかさもある不思議な作品。
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かつてマンハッタンと呼ばれていた「記憶喪失の街」「パラダイムシティ」。この町の住人たちは皆、40年前に起きた出来事に関する記憶を全て失っていた。主人公の「ロジャー・スミス」は「ネゴシエイター」として「パラダイムシティ」で仕事をしているが、交渉だけでなく荒事に関わることも多い。そういった際には「ガデウス・ビッグオー」を持ち出して対抗していた。SFな世界観を下敷きに、独自の記憶に関する物語は少しずつ謎が明らかになってくるため、展開から目が離せない。主人公の「スミス」は病的なまでに黒を好むらしい。
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「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」と恐れられる元600億$$の賞金首にして、人類初の局地災害指定を受けた「ヴァッシュ・ザ・スタンピード」が主人公。局地災害指定を受けた彼は「ベルナルデリ保険協会」の災害調査員に追跡されつつも、あらゆるトラブルに巻き込まれてゆく。
本作はSF的な世界観ではあるものの、スチームパンクかと言われれば微妙な気もするが、その世界観とゴリゴリに描き込まれた銃がスチームパンクっぽいため選出。底抜けにお人好しな「ヴァッシュ」はどんなに自分が傷付いたとしても、決して人間を殺したりはせず、秘密と決意を胸に荒涼たる砂漠に歩を進めるのだ。
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太正十二年の日本を舞台に新任少尉である「大神一郎」は秘密部隊「帝国華撃団」隊長の任を受け、銀座の帝国華撃団本部へ出頭する。劇場支配人の「米田一基」から、秘密部隊ではなく、軍が運営する秘密舞台の雑用係として呼んだと言われ、落胆する「大神」。しかし、実はそ場所こそが“霊力”を武器にして、帝都の平和を乱す魔に立ち向かう秘密部隊「帝国華撃団花組」の本部であった。
「大神」は個性豊かな少女たちを纏め上げ、帝都の平和を守るべく、「黒之巣会」との戦いに身を投じてゆく。和風な世界観だが、隊員たちが操縦する「光武」は完全にロボであり、和風SFと言える世界観となっている。
108 Pt.
335 Pt.
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