余命宣告…残された時間はあなたと伴に……オススメ漫画５選0 Pt.

円花はまだ高校1年生。お嬢様育ちの円花は、母による車での送り迎えが当たり前で、一人での外出は禁止。学校一の美少女でありながら、恋がどんなものかも知らなかった。すべては自分を思いやってのことだと思い、受け入れてきた円花だったが、余命宣告によってある決断をする。鳥籠の中のような生活から飛び出し、恋をするのだ。相手に選んだのは学校一のプレイボーイである光汰。学校を抜け出してデートしたり、光汰のためにお弁当をつくったりと円花には初めてのことばかり。光汰の彼女として円花は今まで味わったことのない思いを感じていくのだった。時間と共に絆を深めていく二人だが、円花の命の期限は迫っていた。

教室のすみっこで、肩にオカメインコを乗せ、一人黙々とリリアンを編む。ニノンはそんな高校1年生。一部のクラスメイトからは「鳥女」と呼ばれ、バカにされるちょっと浮いた存在だ。一方、ニノンの隣人・ゆいじは、人当たりもよく人気者。イケメンで、女子からもモテる。同じクラスで、隣人同士でありながら没交渉の関係にあった二人だが、ある日、ニノンは両親を通じて、ゆいじが重い病を抱えた身であり、余命1年であることを知ってしまう。それまで他人と関わることを避けてきたニノンだったが、ゆいじの様子が気に掛かるように。やがて、学校ではいつも友人に囲まれ、明るく見えたゆいじが、病気のことを誰にも打ち明けられず、孤独に苦しんでいたことに気づく。

「大人になったらぼくのおよめさんになってください」8歳の逞が捧げた無邪気で微笑ましいプロポーズ。しかし、繭にとっては残酷な運命を思い知らされる言葉だった。日本有数の心臓外科医である繭の父は、逞の主治医。両親の会話を偶然聞いてしまった繭は、逞が20歳まで生きられない体であることを知っていたのだ。そして、逞自身も12歳のある日、自らの運命を知ることに。そして、20歳まで生きられず、結婚の約束を守ることができない自分は身をひくべきだと、繭から距離をとるのだった。しかし、繭は一途に逞を想い、どこまでも追いかけていく。二人がお互いを強く思い合えば思い合うほど切なさが増し、ドラマチックな展開を呼ぶ、究極のラブストーリーだ。

この世に生きる者のほとんどは、見ることはできない存在・守護霊。本作の主人公・リヨンは、霊界で次の輪廻を待つはずが、不真面目な態度を咎められ守護霊として現世へと降りることを命じられる。彼女が憑くことになった人間・総理大臣の春日の余命はわずか518日。しかも、政治家としての人気は下降する一方で、内閣支持率は10%をきっていた。さらにはリヨンが、守護霊として憑いて早々に、春日は脳梗塞で倒れてしまう。リヨンの尽力もあり何とか復活を果たすが、生死の境を彷徨ったことをきっかけに、目覚めた春日はリヨンの姿が見えるようなっていた。さらに人智を超えたある力まで得ていたのだ。リヨンと春日は、限られた時間の中で日本を変えようと、共に行動してくいことになる。

天涯孤独なヒロイン・岬が抱える複雑な運命が物語の鍵を握る本作。岬は、重い病を患っており、医師から余命１年の宣告を受けていた。残された時間の中で、岬は事故死した父の死の真相の手がかりを探すため黒衣大学付属中学校に転入することを決意。しかし転校早々、学園の支配者・嶺治に学園からの「排除」をほのめかされる。有名政治家の父を持つ嶺治は教師でさえも意のままに従わせることができたのだ。そんな中でも、自分に決して屈しない岬に、嶺治はやがて惹かれていく。しかし、岬は何かと助けてくれる優しい男子生徒・源陽太（みなもとようた）が気になっていた。余命１年という秘密を抱えながらも、懸命に生きようとする岬の健気さと強さが感動を呼ぶ作品だ。