擬人化した動物たちが現代人のように暮らす世界を舞台とした、青春群像劇。草食動物と肉食動物の、食う食われるの関係に葛藤するハイイロオオカミのレゴシを中心に、動物たちの生きる姿を描く。「動物漫画のヒューマンドラマ」をテーマに、まったく違う異種族間の価値観の違いに焦点を当てている。社会というルールを作った動物たちは、表面上は円満に暮らしつつも、水面下では抑圧された本能にどのように向き合うのか、それぞれの苦悩する姿を緻密に描いている。秋田書店「週刊少年チャンピオン」2016年41号から2020年45号まで連載。第21回「文化庁メディア芸術祭」漫画部門新人賞、「マンガ大賞2018」大賞など多数の賞を受賞。