もふもふ獣人たちをもふもふしたい!オススメ漫画5選47 Pt.

獣人とは、人間と獣の両方の特徴をあわせもつ架空の存在だ。その生い立ちゆえに悲しい運命を背負った獣人がいたり、あるいは、もふもふとしている容姿によって癒やしを与えたりと、獣人をテーマにした作品はたくさんある。今回は、そんなファンタジーの世界に浸れる5作品を紹介する。

作成日時:2020-12-10 19:00 執筆者:マンガペディア公式

もふもふ獣人たちをもふもふしたい!オススメ漫画5選

出典:秋田書店


『BEASTARS』

『BEASTARS』

出典:秋田書店

肉食獣と草食獣が共存する学校を舞台に、互いの本能と愛がぶつかり合うさまを描いたヒューマンストーリー。主人公・ハイイロオオカミのレゴシは全寮制の「チェリートン学園」に通う男子高校生だ。ある日、彼と同じ演劇部員であるアルパカのテムが何者かに食い殺されてしまう。禁忌を破った大事件のため部員たちは肉食獣と草食獣に分かれ対立する。そんな中、レゴシはアンゴラヒツジの女子・エルスにテムの死をどう思うかと問いかける。2019年にテレビアニメ化。

レゴシは寡黙であり、一風変わった言動を取るため部の中でも浮いた存在だ。彼に急に話しかけられ、エルスは襲われるかも知れない恐怖に怯えていた。しかし、彼と二人きりになった際に真意を知り、誤解していたと謝罪する。それからも不器用に生きるレゴシであったが、演劇部の夜間練習の見張りの際、偶然通りがかったメスウサギのハルを捕獲し傷つけてしまう。自らの中に眠る本能に気づき葛藤するレゴシと、小動物ゆえに守られることが当たり前だったハルは紆余曲折を経て互いに惹かれあっていく。本作は、種族を超えた愛と、食うか食われるかのせめぎ合いといった動物界のヒエラルキーが、彼らの生活を通して描かれている。また、テムを殺した犯人は誰なのか、事件の行方にも注目したい。


『烈王―レオ―』

『烈王―レオ―』

出典:小学館

獣人の血を引く主人公が、戦いの渦に巻き込まれるバイオレンスアクション。主人公・多岐沢烈王(たきざわれお)は17歳の誕生日に、陸上部の100メートル走で8秒80という驚異のタイムを叩き出す。意気揚々と帰宅する烈王だったが、懐かれていた飼い犬に激しく吠えられてしまう。彼の父は、烈王の身体に起こった変化に気づき、陸上部を辞めるよう勧めるも口論となる。烈王は話の通じない父との会話に苛立ち、家を出てしまう。その際に烈王が振り払った飼い犬が、尋常ではない様子で死んでいるのを発見して呆然とする父。そこに一本の電話が鳴る。

電話の主は、父に烈王を始末するようけしかける。人気のない山小屋に烈王を呼び出した父は、彼が実の子供ではないことと、遺伝子の突然変異によって生まれた獣人「獣の血族」であることを告げる。そして父自身が獣人を倒す役目を持つ「狩人」であることも告白し、彼に矢を放つ。しかしその瞬間、獣に変態した烈王は圧倒的な力で父を殺害した。自分が獣の血族の中で最強な「獅子の一族」であることを知った烈王は、獣人の仲間たちと出会い彼らと共に狩人と戦っていく。烈王たちが奮闘する裏では、獣人たちが「組織」となり人間を支配しようとする動きがあり、三つ巴の争いに巻き込まれていくさまに読者は引きこまれることだろう。戦いを通して、人間の持つ愚かさや醜さを改めて知らしめてくれる。


『飼い主獣人とペット女子高生』

『飼い主獣人とペット女子高生』

出典:KADOKAWA

犬の獣人と、彼にペットとして飼われることになった女子高生のふれあいを描いたハートフルコメディ。17歳の女子高生・秋(あき)はある日いきなり獣人の世界にさらわれてしまう。訳もわからぬままペットショップにいたところを、犬の獣人・ジノヴィに一目惚れされ、ペットとして飼われることになる。ジノヴィは彼女を「リラ」と名付け溺愛するが、彼女は言葉もわからず怯えるばかりだ。ジノヴィはそんな彼女との距離を埋めるべく奮闘する。

ジノヴィは後輩のロルフのアドバイスを受け、飼育本を参考に彼女を手懐けようと努力する。ヒト用の服を与えようとするもリラの好みに合わなかったり、抱きしめれば拒絶されたりと散々だ。今まで飽き性なため何をやっても3日と持たなかったジノヴィにロルフは苦言を呈するが、「リラをひとりぼっちにしない」と親バカぶりを発揮する彼に安心する。リラも当初は人間界に戻ることに必死だったが、彼の愛情に触れることで少しずつ心を開いていく。獣人とヒトのふれあいにほっこりする一方で、リラのペット目線による世界がリアルに描かれている。飼い主のエゴとペットの本音にドキリとさせられる場面も多く、改めて命を預かることの大切さに気づかされるだろう。


『ポチとヒナ』

『ポチとヒナ』

出典:amazon

人間と獣人が共存する世界で、幼なじみの女子高生と獣人男子の同居生活を描いたほのぼのラブコメディ。高橋ヒナは、ちょっぴり背は低いがどこにでもいる平凡な高校2年生だ。ある日、両親が長期の海外出張で家を空けることに。どうしても学校を離れたくなかったヒナは、両親の不在時に幼なじみの犬の獣人・犬飼ポチと同居することを提案する。彼の母親も快諾し、晴れて同居することになった二人だが、ポチは複雑な思いを抱えていた。

ポチは「入学当初に学校のボスをボコボコにして謝らせた」「睨みを利かすだけでチンピラは言う事をきく」という噂があるほど見た目がいかつく、クラスメイトから怖がられていた。そんな彼に臆することなくヒナは話しかけたりちょっかいを出すためかえって彼女が恐れられる始末だ。そんなヒナは大の鈍感娘で、16歳にしてポチの着替え中に部屋に入ったり、一緒にお風呂に入ろうとしたりと無防備極まりない。そんな彼女にぶっきらぼうな態度を取るポチであったが、実はまんざらでもなく、彼女への秘めた思いを募らせていく。果たして、ポチのことを「家族」だとしか思っていないヒナは彼の気持ちに気づくのか。ほのぼのとしたふれあいを通して、恋の進展を温かく見守りたくなる。


『オデット ODETTE』

『オデット ODETTE』

出典:amazon

ちょっぴりドジな女子と猫の彼氏との日常と交際を描いたまったりデート漫画。どこにでもいる普通の社会人・溝口多恵は明るく元気だが、ドジなところがタマにキズである。この日も交際する「猫氏」とデートをするために待ち合わせをしていたが、財布や借りていた本を忘れたことに気づき、何度も家に戻って結局遅刻してしまう。半泣きで待ち合わせ場所に現れた多恵に、猫氏は怒ることなく飲み物を差し出し、チョコチップマフィンを食べさせてあげるのであった。

多恵は借りた本を返そうとするも間違えて別の本を持ってきたり、一方的に会社の愚痴をこぼしたりとやりたい放題だ。猫氏は、彼女の持ってきた本に興味津々だったり、愚痴にも嫌な顔ひとつせず耳を傾ける。その都度身勝手な行いに気づき謝罪する多恵だが、ついつい猫氏に甘えてしまう。そんな二人は水族館で魚を見たり、公園で遊んだり、時にはお酒を飲んだりと、いろいろなところでデートをして愛情を深める。猫氏は言葉を話さないが、身振り手振りで彼女に愛情を示す。その一方で、多恵がイルカのぬいぐるみを可愛がる姿に嫉妬したりといじらしい面もある。そんな猫氏の人間くささと、見た目のもふもふさに心から癒やされるだろう。多恵になった気分で読み進めたくなる作品だ。


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