八神ひろきの代表作で、のちにシリーズ化される「DEAR BOYS」シリーズの第1作。神奈川県を舞台に、休部状態だった瑞穂高校男子バスケットボール部が再建されていく姿を描く。名門の天童寺高校バスケットボール部の元キャプテン、哀川の転校、入部をきっかけにバスケ部が再始動。部員たちが切磋琢磨しながらチームを作り上げていく。練習試合や公式戦を通じて成長し、インターハイでの全国制覇を目指す過程が描かれる。本作はバスケットボールを題材としたスポーツ漫画。バスケだけではなく、登場人物の人間関係や恋愛模様が描かれている点が特徴である。また、不良校と進学校の二面性を持つ瑞穂高校に対し、天童寺高校、湘南大相模高校など、それぞれ特徴的なチームカラーを持つライバル校が登場、各校の監督の指導方針や選手たちの個性が描かれている。講談社「月刊少年マガジン」1989年7月号から1997年2月号まで連載。テレビアニメ化され、2003年4月から9月まで放送。2023年6月には舞台化された。