岩代俊明の代表作の一つ。現代日本と荒廃した未来という二つの世界を舞台に、謎のテレホンカード「サイレン」を手にした高校生が、時空を超えた戦いに巻き込まれていく姿を描いた物語。高校1年生の男子、夜科アゲハは、失踪した同級生の雨宮桜子を探すうちに、謎の世界「サイレン」へと転送されてしまう。サイレンでは「PSI(サイ)」と呼ばれる超能力を駆使した、生死をかけた過酷なゲームが繰り広げられていた。サイレンで桜子と再会したアゲハは、共に生存をかけたゲームに参加し、望月朧、霧崎兜、天樹院フレデリカを仲間に加え、PSI能力を覚醒させていく。そして戦いの中で、彼らはサイレンの世界が荒廃した未来の地球であることを知る。本作は、時間移動や超能力バトル、ディストピア的な未来世界といった要素を融合させたSFバトル漫画。作中では、PSI能力は「バースト」「ライズ」「トランス」といった段階的な成長システムで表現されている。また、現代日本と2020年代の荒廃した未来世界という二つの時代が舞台として設定されており、未来世界では「タヴー」と呼ばれる怪物が跋扈し、人類は地下都市での生活を余儀なくされている。この未来世界に過去の人間を呼び寄せるシステムとして機能しているのが「サイレンシステム」で、これらの設定が物語の根幹を成している。集英社「週刊少年ジャンプ」2008年1号から2010年52号まで連載。2025年12月にテレビアニメの制作が発表された。