にいさとるの代表作にして、2作目の連載作品。現代日本の超不良校「風鈴高校」を舞台にしている。不良の頂点を目指して入学した桜遥は、実際の風鈴高校が「防風鈴(ボウフウリン)」と呼ばれる、街の治安を守る正義の集団であることを知り、共に戦いに身を投じるようになる。梅宮一が率いる防風鈴の活動を通じて、桜は単なる喧嘩ではなく「誰かを守るための戦い」に目覚めていく。本作はヤンキーによる学園バトル漫画で、実戦的な格闘技術と心理的な駆け引きを組み合わせた展開が特徴となっている。また、風鈴高校には「多聞衆」「持国衆」「増長衆」「広目衆」と呼ばれる四天王を頂点とした制度が存在し、他校の不良生徒や暴力団などの反社会組織を相手にした街の治安維持という、現実的な問題に立ち向かう組織構造が構築されている。講談社「マガジンポケット」2021年1月13日から連載。2021年に「次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門第20位、2022年に「全国書店員が選んだおすすめコミック2022」第3位、同年に第5回「アニメ化してほしいマンガランキング」第9位を獲得。2024年4月から第1期、2025年4月から第2期テレビアニメが放送、2025年1月には舞台化もされた。