星に願いを…天文部を取り扱った漫画特集！ オススメ５選3 Pt.

高校1年生になった朔は、小学1年の頃に2年間を過ごした町へと再び引っ越してきた。そこで再会したのは、幼少時代の朔の天敵であった明野美星だった。朔は小学生の時、木から落ちた美星を助けようとして骨折し、そのことがトラウマとなっていた。しかも引っ越す時に見送りにもこなかったため、初めは美星を拒絶する朔だったが、引っ越しの時に彼女も足を骨折していて会いにこれなかったとこを知る。誤解が解けたことをきっかけに、朔は美星の強引なペースに巻き込まれて廃部寸前の天文部に入部することになってしまう。天文部には十分な設備も予算もなく、その上、騒ぎを起こすなど問題が多くて、生徒会長にも目をつけられているという弱小部だった。しかし、個性的な天文部の面々と過ごすうちに、朔は次第に星空へと興味を持ち始める。朔は湖畔での夏合宿や文化祭など、にぎやかでさわやかな天文部の活動を満喫していく。

木ノ幡みらは幼い頃にキャンプ場で「アオ」という少年と、一緒に小惑星を見つけようという約束を交わし大切な思い出にしていた。星が好きになったみらは、高校に入学したら天文部へ入部しようと決めていた。ところが肝心の天文部は部員数の減少により、今年から地質研究会と合併し、地学部になっていた。しかしそのおかげで、地学部は異なる趣味を持った人が集まる楽しい部となっていた。入部のあいさつで、みらがなぜ天文に興味を持ったかという話をすると、実は同じ部員の真中あおが、みらと約束を交わした少年「アオ」だったことが判明する。みらはあおのことを男の子だと勘違いしていたのだ。再会を果たしたみらとあおは、あらためて幼い頃に約束した小惑星を見つけるという夢を追いかけはじめる。

九曜高校本館3階にある天文台には、幽霊が出るという噂がある。過去に自殺をした女子部員がいて、その子の霊が他の部員を次々に手招きし、衰弱死させたために天文部は廃部になってしまったのだという。そんな噂がある天文台には、女子は怖がって行きたがらない。中見は文化祭の準備のため、クラスの女子から天文台へ段ボールを取りに行くよう頼まれる。不眠症の中見は誰も来ない天文台の居心地の良さにここを自分の場所にしようと決めるが、そこには同じクラスの女子、イサキが先客として寝ていた。中見は実はイサキも自分と同じ不眠に悩んでいることを知る。イサキとの時間を過ごす中で中見の自分だけが不幸だという考えが変わっていく。その後、臨海学校で奇跡のような夜を過ごしたふたりは、天文部再建のため活動を開始する。

主人公の目覚計佑は、天体観測が趣味の眠りの森学園高等部1年生。同じクラスで隣に住む幼馴染みの音巻まくらは、計佑にとっては家族のような存在だった。ある日、計佑との間で起った些細な言い争いから家を飛び出したまくらは、いばらの呪いを受けて「パジャマ姿の幽霊」になってしまう。幽霊のまくらの姿は、他の人には見えず、計佑だけしか見ることができなかった。病院で眠り続けるまくらのために元に戻す方法を模索する計佑だったが、芸能活動もしている学園のアイドル、3年生の白井雪姫とも急接近していく。物語の後半では、友人のために再建した天文部を舞台に、3人の恋の行方が描かれる。

希望校への高校受験に失敗した早乙女星は高校浪人目前となったが、かろうじて定員割れとなっていた中野東高等学校へと入学することができた。しかしそこは超がつくほどの進学校。案の定、星は入学式直後のテストで学年最低点を叩きだしてしまう。勉強にもついていけず、クラスメイトの視線も厳しい。入学したてで、すでに高校生活は崖っぷちに。そんな時に星が出会ったのが、天文好きの無口な美少年深月と、口の悪い学年トップの秀才泰陽のふたりだった。幼なじみだというふたりに誘われて、天文部へと入部を決める星。そこからどん底だった星の高校での毎日が輝き出す。3人の関係は徐々に恋へと変わり、やがて三角関係へと発展していく。