少女がセーラー服姿で戦う漫画特集50 Pt.

本作に登場する「セーラー服姿で戦う少女」は、女子高校生の佐野紀奈（通称キーナ）と小島亜里朱（通称アリス）の2人だ。2人が目覚めた場所は、「げぇむ」の舞台である謎の世界「今際の国」だった。廃墟と化した京都のような街で、セーラー服姿のキーナとアリスは出会う。突如、打ちあがる花火。その方角に走った2人の前に、年齢、職業、性別もバラバラな男女9人が現れる。誰もがこの荒廃した京都で目覚めるまでの記憶がないと言う。共通点は、全員がこの「今際の国」に来る前まで東京に住んでいて、なぜか今、一枚づつトランプを持っていることだけ。これからどうするかで揉める中、アリスは東京へ戻ってみたいと提案。しかし意見はまとまらず、険悪な雰囲気の中、異常な連続殺人事件が起き始める。アリスは、東京へ向かいながら、現実世界に戻る壮絶な戦いへと臨んでいく。

本作に登場する「セーラー服姿で戦う少女」は、ヒロインの日暮かごめだ。実は彼女は、弓の名手であった桔梗の生まれ変わり。その腕前は、弓で妖怪を倒してしまうほど。さらに四魂の玉の気配を感じとれるほど霊力が高く、桔梗譲りの神通力も使いこなす。梓山の弓を入手した後は、盾や障害物などもすり抜けて対象を撃ち抜く「消える矢」も使えるようになる。彼女は一見すると普通の女子中学生だが、高い戦闘力を持つ犬夜叉を「おすわり」の一言で黙らせるスーパーガールだ。

本作に登場する「セーラー服姿で戦う少女」は、もちろん主人公の月野うさぎをはじめとしたセーラー戦士だ。「セーラー服姿で戦う少女」と聞いて、多くの人が真っ先に思い浮かべるのが本作だろう。うさぎが変身するセーラームーンをはじめとするセーラー戦士は、レオタードをセーラー服風にデザインしたコスチュームでバトルを繰り広げる。それまで変身美少女モノと言えば、夢を叶える魔法少女系が主流だったが、特撮ヒーローの様に変身して悪と戦うというスタイルを確立した、まさに元祖戦う少女であると言っても過言ではない。そして、少女の象徴とも言えるセーラー服が戦闘服へと変化する様は、少女漫画の新たな世界を広げる礎となった。

本作に登場する「セーラー服姿で戦う少女」は、主人公の本城ゆりだ。学校の教室から異世界に飛ばされたゆりは、セーラー服姿だった。ごく普通の女子高校生だったゆりは、襲いかかってくる仮面を被った謎の者たちと否応なく対峙する。たまたま警官から手に入れた銃で、絶体絶命のピンチを乗り越えていくゆり。そんな彼女は、激しい戦い故にセーラー服が乱れることがあるが、決してそのままにはしない。しっかり身だしなみを整えてから次の行動に移すという特徴がある。一方で、戦闘中にスカートがめくれることは気にせず行動するギャップも魅力的だ。

本作に登場する「セーラー服姿で戦う少女」は、ヒロインの斗貴子だ。彼女が着ているセーラー服は、スカートの丈が短いニュートンアップル女学院という学校の制服である。物語が進むと、斗貴子はカズキが通う銀成学園へと転校するのだが、彼女は制服を変えない。その理由は、銀成学園の制服がロングスカートだから。実は彼女が使う武器の処刑鎌（デスサイズ）は、短いスカートでないと使いづらいのだ。「臓物（ハラワタ）をブチ撒けろ！」が決め台詞の彼女は、何よりも戦いやすさを優先する苛烈な少女なのである。