作中で音楽シーンがピックアップされているオススメアニメ7選265 Pt.

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『TARI TARI』は、高校生の5人の男女が合唱部を作り挙げて、成長していく過程を丁寧に描いた作品だ。本作はジャンルとしては青春群像劇といっていいだろう。主要な登場人物は女子3人、男子2人の高校生であり、本作の監督曰く「5人全員が主人公」という立ち位置らしい。全13話、生徒1人1人の悩みやトラウマを乗り越えていく過程を描きながらも、少しずつ合唱部が活動の場を広げていく展開が視聴者にも達成感を与えてくれる。亡き母とのエピソードやトラウマを乗り越えたり、進路や両親との確執など等身大の高校生の悩みを丁寧に掘り下げている。それらを乗り越えた最終回に、合唱部が学園祭でコンサートを行うシーンは圧巻の一言!観ている人に爽やかなカタルシスを与えてくれること間違いなしだ!

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『デトロイト・メタル・シティ』 はデスメタルを題材にしたギャグアニメだ。ポップ・ミュージシャンを目指す主人公「根岸崇一」は、表向きは日々周りの理解を得られず売れないインディーズシンガー。しかし、真の姿はインディーズメタルバンド界の帝王と称され、悪魔系デスメタル・バンドの「デトロイト・メタル・シティ」のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」だったのだ。「根岸」の大好きなポップスでは全く評価されないのに、忌避しているデスメタルではやること成す事全部、周りの勘違いに近い妄信的なファン達の存在によって高い評価を獲得している不条理な笑いを作り出してくれる。良くぞアニメ化をしたとの評価を挙げたい作品。アニメ版に加え、実写映画化もされており作り手に恵まれた作品とも言えるため、男性陣にはとくに観て欲しい!

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『けいおん！』は5人の女子高生がゆるくまったりとした軽音部としての活動を描いた作品であり、社会現象と呼んでも差し障りの無い程のセンセーションを作り上げた歴史的作品だ。本作の絶妙なところは、緩急のバランスの良さだろう。主人公「平沢唯」を筆頭に、普段は女子高生達が軽音部の部室でお茶やたわいの無い話をしていたり、バイトやお泊り会を開くばかりで音楽の要素は無かったのかと視聴者が疑問を感じたころの節目節目の話数で、しっかりライブを行っており、それらの楽曲は高い評価を受けオリコンチャート入りも果たしている。締めるところはしっかり締める、これを見事に実践してのけたからこそ今日まで高い指示を受け続けているといえるだろう。

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『マクロス7』は、突如謎の敵から襲撃を受けた宇宙移民船団「マクロス7」を舞台に、人類と謎の勢力「プロトデビルン」の戦役の最中で主人公「熱気バサラ」の全ての人に歌を伝える挑戦を描いている。元々『マクロス』シリーズにある3大テーマである「歌」・「可変戦闘機」・「三角関係」の中で特に「歌」を前面に出した作品だ。特に、作中で主人公「バサラ」が所属する音楽グループ「Fire Bomber」の楽曲は放送当時では異色のオリコン初登場4位獲得、1995年日本ゴールデンディスク大賞アルバムオブ・ザ・イヤーアニメ部門を受賞するなど高い評価を得た。戦わずに歌う主人公の存在は登場当時賛否が分かれたが、49話の放送を終えた時には主人公「バサラ」を応援するファンで溢れたのは本作が一貫したテーマ供給をしてきた事に他ならない。今日では様々な媒体で本作を視聴する事ができるので、是非とも視聴して貰いたい。

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『耳をすませば』は日本を代表するアニメーションスタジオ「スタジオジブリ」の長編アニメであり、2人の中学生のボーイミーツガールを描いた作品だ。読書が好きな主人公「月島雫」と彼女が気になっている名前しか知らない謎の人物「天沢聖司」との出会い、淡い初恋、そして将来への不安に悩みながらもそれを乗り越えるために一歩ずつ歩んでいく姿に胸が締め付けられる。作中での洋楽の名曲「カントリーロード」を歌う「雫」と彼女を取り巻く大人たちとのシーンは屈指の名シーンであることから、本作がきっかけで「カントリーロード」を知ったという人も多いのではないだろうか。巨匠「宮崎駿」氏が自身の後任は彼しかいないとまで言わしめたアニメーター「近藤喜文」氏の唯一の監督作品でもある事から本作はいろいろな意味で観る人の心を掴む事となるだろう。

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『マクロスF』は21世紀に入ってから初めての『マクロス』シリーズだ。謎の生命体「バジュラ」とそれに相対する「マクロス・フロンティア」と可変戦闘機「バルキリー」隊の戦いを描きながらも、二人のヒロインと主人公「早乙女アルト」の三角関係がメインの作品であり、主人公「アルト」がどちらのヒロインと両想いになるかは文字通り派閥生み議論を呼んだ。TVシリーズに加え、映画化もされ映画版で3人の恋模様の決着をつける形となっている。本作ではダブルヒロインの「シェリル・ノーム」と「ランカ・リー」の歌う楽曲は多彩で、アニメから独立しての楽曲リリースも行われ、リリースする楽曲はオリコンチャートの5位以内に入る高セールスを記録した。近年の若年層の視聴者にとっては最も身近な『マクロス』といえるだろう。

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『アイドルマスター』は同名のアーケードゲームが元となったアニメ作品で、プレイヤーキャラクターで本来は姿絵の無い「プロデューサー」を一人のキャラクターとして登場させた事でも話題になった作品。内容自体は弱小プロダクションである「765プロ」所属アイドル達のトップアイドルへの成長物語が主であるが、特定の主人公は置かない群像劇として構成されている。本作ではアーケードゲームとその移植版であるコンシュマーゲーム時代からストックしている多彩な楽曲とアニメオリジナル楽曲を有し、名曲をいくつも生み出してきた。基本1話に1つ以上ライブや歌のシーンがあり、1話完結型(最終回のみ前後編)なので、視聴がしやすいのも特徴だ。