赤塚不二夫作品のリメイク漫画40 Pt.

爆笑ギャグから、少女に夢を抱かせるファンタジーまで、赤塚不二夫作品はリメイクも彩り豊か!

作成日時:2018-11-10 10:00 執筆者:マンガペディア公式

赤塚不二夫作品のリメイク漫画

出典:小学館

巨匠の過去の名作が、新たな感性で甦るリメイク作。原作とはまた違った魅力がある。中でも赤塚不二夫作品は、2010年以降立て続けにブレイクするなど、確かな勢いを感じさせる。そんな赤塚不二夫のリメイク作品を紹介しよう。


『深夜! 天才バカボン』

出典:小学館

2018年に放送されたテレビアニメを元に、コミカライズされたリメイク作品。『おそ松さん』のヒットによる、赤塚不二夫再評価の機運を受けて連載された。内容は基本的に、ほぼアニメと同様だが、異なる部分も存在する。原作の世界観を踏襲しつつも、舞台は現代に変更するなど、新しいストーリーが構築されている。

舞台が現代に変わろうとも、バカボンのパパの破天荒ぶりは変らない。むしろスケールアップした感じもある。復活初回から『名探偵コナン』のキャラクターソックリに整形し、バカボンを6つ子に増殖。しかもその手術を行うのは、とある「有名な無免許医師」を思わせる人物だ。つかみからギリギリを攻める姿勢は流石である。ロボット掃除機やスマホゲームをネタにするなど、現代が舞台ならではのギャグも多い。また、バカボンのパパの鼻毛が実は髯だったことが明らかになる。ウナギイヌの家族が登場するなど、お馴染みのキャラの新たな面が描かれているのも興味深い。昔からのファンはもちろん、新規の読者にも楽しめるギャグ作品だ。


『おそ松さん』

出典:集英社

赤塚不二夫の漫画『おそ松くん』を原作とするテレビアニメ「おそ松さん」のコミカライズ作品。現代を舞台に、20歳を過ぎて大人となった松野家の6つ子たちによる、賑やかな日常を描いたギャグ・コメディだ。基本設定や登場人物は、元となったテレビアニメ版を踏襲しているものの、ストーリーはシタラマサコによるオリジナルとなっている。

本作は舞台を現代に移しただけでなく、松野家の六つ子たちが成長した姿を描いているのが大きな特徴だ。ただし、年齢はともかくとして、人間的に成長したとは言い難く、そのバカさ加減は相変わらずだ。注目点としては、原作では容姿だけでなく性格的にも似通っていた6つ子たちに、それぞれ際だった性格付けを行っていること。長男のおそ松は、少年の心を忘れないピュアなバカ。次男のカラ松は、自意識過剰なナルシスト。3男のチョロ松は真面目な常識人。4男の一松は根暗無気力な毒舌家。5男の十四松は、明るく運動神経に優れた天然系。そして6男のトド松は、あざとい一面を持つ甘えん坊。そんな個性豊かな6つ子たちが巻き起こす騒動を、ユーモラスに描いている。


『ひみつのアッコちゃんμ』

出典:集英社

赤塚不二夫生誕80周年の特別企画として、『ひみつのアッコちゃん』を元にリメイクされた。正統派美少女変身ファンタジーだ。主人公・加賀美あつこは、美ヶ丘中学校に通う1年生。彼女は祖母から母、そして自分へと受け継いだ手鏡を大切に使っていた。ところが、ある事件でその鏡を割られてしまう。その夜、悲しみに暮れるあつこの前に現れたのは、鏡の国の女王様。女王は鏡を大切にしてきたあつこへのお礼として、割れた鏡をコンパクトに生まれ変わらせてくれる。しかもそのコンパクトは、どんな姿にも変身できる魔法の鏡だった。

『ひみつのアッコちゃん』といえば、いわゆる魔法少女漫画の原点といえる、意義深い作品だ。そのリメイクである本作は、設定面でかなりのアレンジが加えられている。中でも大きな違いは、鏡の国の王子様が登場することだ。鏡の国では、王位継承者は見聞を広めるため、人間界で1年間過ごすしきたりがある。主人公・加賀美あつこは、魔法のコンパクトの力を使って、その王子の護衛をするよう頼まれる。しかも、王子の地位に傷をつけず、コンパクトの秘密を守るという条件付き。もし条件を守れない場合、あつこの姿はどんな鏡にも映らなくなってしまうのだ。厳しい条件だが、幼い頃から王子様との運命の出逢いを夢見ていたあつこは、護衛役を引き受ける。


『赤塚不二夫劇場 ドリームタイムズ』

出典:集英社

『天才バカボン』のバカボン一家、『おそ松くん』の六つ子、イヤミ、トト子など、赤塚不二夫が生み出した豪華キャラクターが、作品の垣根を越えて集う、異色のタイムスリップ・ギャグ漫画。現代のサラリーマン・佐藤太郎は、会社で失態を犯して彼女にもフラれ、泥酔したあげく路上で爆睡。その後彼が目覚めると、そこはなんと昭和41年の世界だった。

赤塚不二夫のリメイク作品の中でも、ひときわ異彩を放つのが本作だ。なんと、単一作品のリメイクではなく、赤塚不二夫ワールドを1つの作品の中で再構築するという、大胆な漫画である。泥酔して路上で爆睡した主人公・佐藤太郎。目覚めると、彼の目の前にいたのはバカボンのパパ。太郎は、寝ている隙に顔に落書きされた上に、スマホを壊されるなど、さんざんな目に逢わさる。バカボン一家に迎えられた太郎は、そこが昭和41年の世界だと知り愕然とする。右も左も解らない状況で途方に暮れる太郎。だが、バカボンのパパの紹介で、大川という人物が経営する会社で働くことになる。そんな彼の周囲には、イヤミ、トト子そして松野家の6つ子などの面々が登場。太郎の賑やかすぎる日々が始まる。


ありのままに生きる孤高の女子高校生・細川へんな子。彼女が巻き起こす騒動を、コミカルに描いたギャグ漫画。1967年に「りぼん」で掲載された後、1991年に設定を改めて「週刊女性」で連載。そして2013年、「週刊女性」版をベースに、フジオ・プロダクションが書き下ろしたオリジナルストーリーが「月刊HR」に掲載された。赤塚不二夫自身によるリメイクを含め、2度にわたってリメイクされた異色作。

物語の主人公・細川へんな子は、アフロヘアのような癖毛に大きなリボンがトレードマークの個性的な女子高校生。独特の容姿だけでなく、彼女は超能力を持っている。それは、相手の秘めた本音を引き出す力。物語は、そんな細川へんな子が、私立アカフジ高校に転校してくるところから幕を開ける。クラスメイトたちは転校生への期待で大盛り上がりだった。しかし、へんな子が登場すると、教室は微妙な空気に包まれる。期待外れの感情を押し隠し、上辺を飾った社交辞令に終始する生徒たちに対して、へんな子の力が炸裂。途端にクラスは罵声で溢れかえるが、中には「面白そう」「案外優しいかも」という声もあった。本音を偽らず、ありのままに生きる彼女の姿は実に痛快だ。


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