「音楽」は、アニメ作品の世界観を作り上げる要素のうちの一つにして、最大の魅力の一つでもある。これ無しではその作品を語れない、そんな作品にマッチした英歌詞のアニメソングを紹介する。
何を言っているかわからないけれどカッコイイ! 歌詞の意味がわかればもっとカッコイイ!! アニメ作品を彩るクールなアニソンたち。
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「音楽」は、アニメ作品の世界観を作り上げる要素のうちの一つにして、最大の魅力の一つでもある。これ無しではその作品を語れない、そんな作品にマッチした英歌詞のアニメソングを紹介する。
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人類の敵「巨人」と戦う人類の行方を描く本作において、たびたび挿入歌として使用される「The Reluctant Heroes」は、圧倒的な絶望に抗う人類の心境を歌っている楽曲だ。「巨人」の手から逃れるために、高くそびえたつ壁の内側に住む人類だが、ずっと壁の内にこもっているわけではなく、「巨人」と戦う術を生み出して開拓を試みる動きもあった。その開拓の為に外界の調査を担うのが「調査兵団」と呼ばれる組織で、最も「巨人」と対峙する機会が多く、最も多くの所属兵が死ぬ兵団だ。『進撃の巨人』は「調査兵団」に所属する兵士たちが本作の主要人物となるため、主人公の友人が死んでしまったり、ついさっきまで一緒にいた親しい先輩が殺されたりと心のえぐられる場面が多く、視聴に覚悟のいる作品となっている。作詞家・翻訳家にして、自作曲を歌うこともある「mpi」が歌った「The Reluctant Heroes」は、多くの親しい者を失った兵士たちが、過去へ想いを馳せ絶望に身を震わせながらも、未来へ希望を繋げるために行動を起こす、そんな勇敢な兵士の心境を歌う、『進撃の巨人』に相応しい楽曲となっている。
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本作のオープニングテーマ曲として「SawanoHiroyuki[nZk]」が提供した楽曲「X.U.」は、幼少期に主人公の「百夜優一郎」と生き別れてしまった「百夜ミカエラ」が、家族であり親友でもある「百夜優一郎」への想いを綴った歌詞となっている。本作は、突然発生したウイルスにより大人だけが死んでしまった世界を舞台としており、崩壊した人間社会にとり残された子供たちは、吸血鬼に囚われ家畜同然の生活を強いられていた。同じ孤児院で育った「百夜優一郎」と「百夜ミカエラ」も例外ではなかったのだが、吸血鬼に下る生活を脱するために地下からの脱出を試み、その際に二人は生き別れてしまうこととなる。数年ののち、物語は地上へ舞台を移すのだが、生き別れていた二人は望まぬ形で再開を果たす。すっかり立場の変わってしまった二人はそれぞれに危うい立場にあるため、互いが互いを心配し合うが、その心配をよそに世界は残酷な現実を突きつけてくる。しかし、どんな状況下にあっても「百夜ミカエラ」の「百夜優一郎」への想いは変わることはなく、彼を救うことだけを第一に考えている。ちなみに彼以外は割とどうなってもいいようである。その想いが余すことなく表現されている「X.U.」からは、彼を大切に思うあまり、もはや行き過ぎたヤンデレ属性をも漂わせる、家族愛を感じることのできる歌詞となっている。
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強大すぎる力を持つことから伝説として語り継がれてきた大罪人「七つの大罪」一行を物語の中心に据え、多くの戦いが起こる陰謀渦巻く世界の行方が描かれていく本作。「Seven Deadly Sins」は、ロックバンド「MAN WITH A MISSION」が手がけた本作のオープニングテーマだ。国の危機を憂いた王女「エリザベス」が、七つの大罪の一人「メリオダス」に救いを求めるところから物語の幕は上がるのだが、「エリザベス」の目的である、大国に属する「聖騎士」の横暴により荒れた国を救うという過程で、世界の陰に潜む陰謀があらわとなっていく。七つの大罪それぞれになぞらえた罪を抱える者たちは、一様にとても強く、かなり個性的であるのだが、敵となる者たちもなかなかの個性派揃いで魅力あふれるキャラクターが多い。そして、やられ役ばかりではない、強さも兼ね備えている敵が多いのも、本作の特徴といえるだろう。作品の顔ともいえようオープニングを飾る楽曲「Seven Deadly Sins」は、爽快なバンドサウンドに、それぞれに罪を負う彼ら大罪人たちを象徴するかのような歌詞をのせた、本作の雰囲気作りに大きく貢献したクールな楽曲である。
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フィギュアスケートを題材に、プロスケーターたちのフィギュアスケートにかける熱い想いと苦難の日々が繊細に描かれた本作。オープニングテーマ曲を務めるのは、俳優にしてミュージシャンとしての表現活動も行い、映画監督をも務めるマルチな才能を持つ「ディーン・フジオカ」が手がけた楽曲「History Maker」だ。フィギュアスケートの特別強化選手にして、成績がふるわない中で引退をも考え始めた主人公「勝生勇利」は、ひょんなきっかけから憧れの世界トップフィギュア選手「ヴィクトル・ニキフォロフ」をコーチに迎えることになる。「ヴィクトル・ニキフォロフ」を含めたトップレベルのスケーターたちに刺激され、改めてフィギュアスケートと向き合い大会に臨んでいく「勝生勇利」の成長が作中を通して描かれる本作は、もちろん彼の成長も見どころではあるのだが、最も推したい見どころとなる所は氷上を舞う彼らの演技である。重力や重心の移動をも感じさせる、限りなくリアルに寄せた作画からは、アニメスタッフの作品にかける愛を感じることができるだろう。多くのプロスケーターたちが活躍する中で、「勝生勇利」に見い出すものを見つけた「ヴィクトル・ニキフォロフ」の心情が熱く描かれている「History Maker」は、まさに『ユーリ!!! on ICE』にふさわしく、「勝生勇利」を奮起させる歌詞ともいえるだろう。
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原作となる同名ゲームのストーリーや雰囲気を忠実に再現して制作された本作。オープニングテーマ曲を飾るのは、「TKDz2b」の歌う「Never Say Never」。「超高校級」と称されるほどの優れた能力を持つ者だけが入学を許される高校「希望ヶ峰学園」が舞台となるのだが、輝かしい高校生活に胸を躍らせる中、入学当日に急激なめまいに襲われて意識を失ってしまった生徒たちは、なぜか完全な閉鎖空間と化した学校に隔離されてしまう。生徒たちは、外の様子を確認することもできなければ光も一切差し込まないそこからの脱出を試みるのだが、頑丈な鋼鉄の扉とシェルターに覆われたそこからの脱出は、「超高校級」の能力をもってしても叶わない。唯一そこから脱出する手段として提示されたのは、「自分の犯行だとバレずに誰か他の生徒を殺すこと」。このルールに翻弄された高校生たちは次々に殺人事件を起こしてしまうのだが、特筆すべき才能を持たない普通の高校生なのに「希望ヶ峰学園」に入学することができた幸運を称して与えられた称号「超高校級の幸運」を持つ主人公「苗木誠」は、事件を推理して解決に導き、殺人以外の方法で脱出を試みる。僅かな希望に可能性を見い出し、絶望に支配されたその空気に屈せず、正義の心で真実を求める。「Never Say Never」は、そんな悪に屈しない「苗木誠」の心情が熱く描かれた楽曲となっている。
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