山本ヤマトの代表作で、『伝説の勇者の伝説』などで知られる作家、鏡貴也の漫画原作デビュー作。未知のウイルスによって人類の90%以上が死滅した世界を舞台に、少年、優一郎の吸血鬼への復讐を描いた物語。家族を失いながらも、吸血鬼が支配する地下都市から生還を果たして4年後、16歳となった優一郎は、日本帝鬼軍に入隊して吸血鬼との戦いに身を投じる。そしてシノアや与一ら仲間と共に戦う中、優一郎は吸血鬼となった親友、ミカエラと再会。この出来事により、物語は新たな展開を迎えることとなる。本作はバトル要素を持つダークファンタジー。物語は「鬼呪装備」と呼ばれる特殊な武器システムや、「帝ノ鬼」「帝ノ月」といった呪術組織の対立、吸血鬼の階級社会など、独自の設定を軸に展開される。また、吸血鬼による地下都市の支配や、人類最後の砦となる日本帝鬼軍の存在といった世界観が構築されている。集英社「ジャンプSQ.」2012年10月号から連載。テレビアニメ第1クールが2015年4月から、第2クールが同年10月から放送。2015年12月にゲーム化、2016年2月には舞台が上演されるなど、メディアミックス展開も行われている。