【人間関係参考書】~家族・母と子編~8 Pt.

精神的な距離の遠さに悩むことが多いのが父子関係なら、その近さゆえに悩むことが多いのが母と子かもしれません。母親は子どものことを何でも知っていると思い込みがちですし、子どもは母親の「母」以外の面をよく知らないことが多いはず。漫画の中でも多く取り扱われる母子の葛藤をテーマに、作品をピックアップしてみました。

作成日時:2015-12-22 19:36 執筆者:マンガペディア公式

『イグアナの娘』

長女がなぜか醜いイグアナに見えてしまう母と、そんな母に疎まれる長女の愛憎劇。母は普通に可愛く見える次女を溺愛し、長女は鏡に映る自分自身がイグアナに見えることで、コンプレックスを深めてゆく。

『ローマへの道』

叔父夫婦の下で順風満帆に育ったバレエダンサーの少年はある日、死んだ筈の母が実は生きており、実父を殺した犯人だったと知る。自分の血や過去に悩む少年は、自分の心の秘密と向き合うため母がいるローマへ向かう。

『キングダム』

のちの秦の始皇帝である嬴政の母(太后)は、趙国での屈辱的生活で全てを憎悪し、息子にさえ親子の情を感じないようになっていた。若さと美貌衰えぬ太后は情夫たちをも利用し、自ら嬴政の政敵として挙兵する。

『我が名はネロ』

帝政ローマ時代。若き少年皇帝ネロの治世は順調だったが、母后アグリッピーナの干渉が次第に彼を悩ませる。キリスト教徒の少女をめぐって母子の対立は決定的となり、やがてネロは愛人ポッパエアの甘言に乗って母の殺害を実行する。

『母がしんどい』

悪意はないが過干渉で情緒不安定な母と、そんな母に育てられた娘。一緒に暮らすには息苦しいが決別するほど憎めない関係の中で、娘は苦心しながら自立し幸せをつかみ取ってゆく。

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