過去の世界をマンガで覗いてみよう! 141 Pt.

昭和50年代からバブル崩壊までの時代が舞台。刑務所で聞いた「八代目有楽亭八雲」の落語が忘れられない「強次」は、出所したその足で弟子入り志願をしに行く。当初は突っぱねられていたのだが、根負けした「八雲」に「与太郎」の名を貰い、落語家への道を歩み始める。落語家としての「与太郎」の成長、師匠「八雲」の落語に対する姿勢や徐々に明るみになる過去など、見どころ盛り沢山。

昭和50年代からバブル崩壊までの時代が舞台。刑務所で聞いた「八代目有楽亭八雲」の落語が忘れられない「強次」は、出所したその足で弟子入り志願をしに行く。当初は突っぱねられていたのだが、根負けした「八雲」に「与太郎」の名を貰い、落語家への道を歩み始める。落語家としての「与太郎」の成長、師匠「八雲」の落語に対する姿勢や徐々に明るみになる過去など、見どころ盛り沢山。

主人公「ルシウス・モデストゥス」はある日、突如古代ローマ帝国の時代から現代日本にタイムスリップしてしまう。彼はそこで目の当たりにする浴場の高技術に驚愕すると共に、自分の設計する浴場へ応用できるアイデアを貪欲に吸収していく。古代ローマの風呂事情や、「ルシウス」の風呂に対する真摯な情熱が見どころ。

物語の舞台は江戸時代。男子にのみ発症する奇病により、日本では男の数が激減していた。労働や家督は女性のものとなり、当然将軍も女となって、美男だらけの大奥が作られる。本来の大奥とは男女が逆転してはいるが、当時の生活様式などはきちんと再現されている。時とともに移り変わる大奥と、それを取り巻く複雑な時代背景を堪能しよう。

実際の歴史とは少し違った日本の明治時代が舞台。望まない結婚をさせられそうな姉を助けるため、子爵家の少年が宮殿で働くことを決める。そこから始まる少年と女帝の心の交流、練り込まれた時代背景は見事。明治時代ならではの、奥ゆかしい男女の関係の在り方は必見。