現代にタイムマシンが開発されたら『Steins;Gate』359 Pt.

出典：Amazon.co.jp

物語の主人公である「岡部倫太郎」は秋葉原に住んでいる大学生だ。そこを拠点とした小さなサークル『未来ガジェット研究所』で幼馴染の「椎名まゆり」や大学で知り合った友達「橋田至」と共に日々ヘンテコな研究を繰り返していた。2010年7月28日、岡部はまゆりと共に向かったラジ館の講義会場で「牧瀬紅莉栖」に出会う。その後、講義を聞き終わり妙な違和感を感じだ岡部はラジ館の八階へ向かうとそこには血だらけで倒れている牧瀬がいた。
岡部はすぐにその事実を橋田に連絡する、直後めまいに襲われ気がついた岡部がラジ館のほうを見ると人工衛星のようなものが墜落していた。ラジ館は警察により封鎖され、携帯を確認すると先ほど送ったはずのメールが一週間前の日付で受信されていた。そこから少しずつ岡部の周りの環境が変わり始めていった……。

出典：Amazon.co.jp

物語の革新的部分となるこのDメールなのだが岡部自身も知らぬうちに作ってしまう。過去にメールを送ることができたらどうなるのか。それをここで見ることができるだろう。おそらく多くの人が自分の利益が起こるように過去にメールを送るだろう。そんな発想もまた違う角度から話が変わっていく。是非見てみる場合は注視してもらいたい。作品の全体的なテーマとして描かれているのは「時間」。時間というものはそう簡単に変えられるものではないというのが印象的な部分だろう。面白いという感想と共に現在自分が生きている時間というものがどれだけ尊いものかと感じさせてくれる作品となっている。