人体組織を擬人化した作品『はたらく細胞』が、2018年7月にテレビアニメ化! そこでいろいろな擬人化漫画をフィーチャー。擬人化漫画を読めば、様々な物や現象の見え方が変わるかもしれない。
細胞、都道府県、はたまた動物園まで…み~んな人間になっちゃった!? 笑える&泣ける&ためになる擬人化漫画を紹介!
出典:講談社
人体組織を擬人化した作品『はたらく細胞』が、2018年7月にテレビアニメ化! そこでいろいろな擬人化漫画をフィーチャー。擬人化漫画を読めば、様々な物や現象の見え方が変わるかもしれない。
出典:マンガペディア
面白くてためになる細胞擬人化漫画だ。人間の体を支える数多くの細胞たち。それらは日々、身体を円滑に動かすために働いていた。酸素を運ぶために全身を奔走する新米赤血球は、体内に侵入した肺炎球菌に襲撃され、絶体絶命の危機に。そんな赤血球を救ったのは、白い制服に返り血を浴びた白血球だった。2018年7月にテレビアニメ化。
人体の中で健気に働く細胞たちが、時にコミカルに、時にシリアスに描かれている。まじめで仕事熱心な新米赤血球は、全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っているが、たびたび迷子になってしまう。ドジな女の子で、病原菌たちにも狙われやすい。そんな彼女を守り、病原菌たちと戦う白血球やT細胞たちは、個性的なイケメン揃い。さらに、体のさまざまな場所で損傷の修復工事をしている血小板は、幼い子どもたちの姿で描かれていて、とってもキュートだ。読んでいると、もっと体を大事にしなくては、という意識がわいてくる作品だ。
出典:リブレ
日本の47都道府県を擬人化したギャグ漫画。東京に憧れる埼玉が”チーム関東”の集会に参加したり、首都の座をかけて関西地方が関東地方に対戦を申し込むなど、各都道府県のキャラクターが大活躍する作品。仲良しの都道府県たちは”あるある話”に花を咲かせ、対立する都道府県はケンカや言い争いが絶えないといった、さまざまなエピソードが描かれている。
作者の青色イリコが埼玉県出身ということで、物語の冒頭はほぼ埼玉と関東のネタで占められている。東京に憧れて集会にやってきた埼玉は、関東の中で頂点に立つ東京に圧倒的な差を見せつけられる。そんな埼玉がひたすらいじられる、自虐的なギャグが満載だ。中盤から登場する関西勢や、他の道府県たちも個性が光る。一巻のラストでは東京に”とある巨大生物”が現れ、全員で立ち向かうことになるが、そのシーンには感動…ではなく、笑いが巻き起こるだろう。この巨大生物も、とある県の名産品が元ネタになっており、かなりシュール。その正体は、ぜひ自分の目で確かめてみよう。
出典:小学館
とある少女漫画家が連載打ち切りの危機に瀕していた。連載されていたのは「勉強」を主題にした学習漫画で、恋愛要素もイケメンも登場しない。それではダメだという担当編集は、教科を「擬人化」するというアイデアを提案。例えば「化学」であれば、白衣でオッドアイのイケメンキャラクターにすべきだという。このテコ入れは吉とでるか、それとも凶とでるか!?
表紙だけを見ると、イケメン満載の漫画の雰囲気。だが実際は「擬人化して読者にうける漫画を作る」ために奮闘する、漫画家&担当編集やりとりを描いた、ギャグ漫画である。夢見がちで己の趣味全開の担当と、そんな担当にツッコミを入れまくりの漫画家のやりとりがシュールだ。第一話では学習漫画のテコ入れで「教科」のイケメン擬人化を目指すのだが、物語は思わぬ方向に。また、「色」を擬人化する話では、そのテーマからカラーページでの掲載を期待していた漫画家だったが、ふだんは夢見がちな担当から「あなたごときがカラーページをもらえるとでも?」と真顔で言われる事態が発生。漫画冒頭に書かれた「戦いの軌跡」という言葉に偽りのない内容となっている。
出典:マンガペディア
動物たちが暮らす国「アッパーヤード(上野)」では、笹王パンダ亡き後、内戦が発生していた。オオワシは平和を求める一方、血気盛んなライオンは王国の覇権を狙っていた。そんな時、笹王の子・パンダ王子が、密かにカンガルーによって育てられていたことが判明。アッパーヤード内に緊張した空気が流れることになる。
本作は「上野動物園」をモチーフにした擬人化物語。擬人化されたキャラクターと、動物のままのキャラクターが入り混じるが、どちらも強烈な個性派揃いだ。擬人化キャラクターは男女とも美形で華やか、一方動物は愛くるしく、コミカルな言動が魅力的である。基本はギャグ漫画だが、時にシリアスで、思わず泣けるドラマチックな展開も楽しめる。主人公であるオオワシやライオンは、実際に上野動物園にいる動物たちをなぞって描かれているとのこと。読んでから動物園に行くと、今までと一味違った楽しみ方ができるかもしれない。
出典:マンガペディア
遥か遠い未来。地上には宝石の体を持つ生命体がいた。宝石たちは月からやってくる月人に狙われ、日々戦いを続けていた。主人公・フォスフォフィライトの硬度は「3半」ともろく、月人が好む薄荷色をしているために戦いには不向き。宝石たちを導く金剛先生は、彼に戦い以外の”ふさわしい仕事”を与えようとする。2017年10月にTVアニメ化された。
擬人化された宝石の物語。外見は少年あるいは少女のようだが、体は名前を冠している宝石でできている。基本的に寿命が存在せず、バラバラに破壊されても修復すれば元通りになるのだが、パーツを失えばその分の記憶も失ってしまう。主人公のフォスフォフィライトは、好奇心旺盛な性格から様々な事件に巻き込まれ、何度も体が崩壊する。その度に修復するが、同時に多くの記憶も失っていく。美しく、永遠に生きる存在であるはずなのに、脆く、儚い一面も見せる宝石たち。物語はやがて彼らの誕生の謎に迫っていく。胸が痛くなるような切なさを味わえる傑作だ。
66 Pt.
126 Pt.
113 Pt.
31 Pt.
145 Pt.
86 Pt.
74 Pt.
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!