1970～80年代のアメリカが舞台の漫画オススメ５選！46 Pt.

本作は、1980年代のアメリカ・ニューヨークから始まるクライム・サスペンスだ。主人公の少年・アッシュは、金髪に緑の瞳をした美少年。彼は優れた頭脳と高い戦闘力、圧倒的なカリスマ性でスラムのストリート・キッズをまとめていた。ある日アッシュは、路地裏で死にかけている男から「バナナフィッシュに会え」との言葉を残される。遡ること1970年代、アッシュの兄はベトナム戦争の最中に、麻薬漬けにされてしまっていた。廃人となった兄は、「バナナフィッシュ」という言葉を繰り返している。兄の復讐のため、謎の麻薬「バナナフィッシュ」の謎を追うアッシュ。やがてそれは巨大なマフィアや国家をも巻き込む事態へと発展していく。吉田秋生の画業40周年記念として、2018年にテレビアニメ化。

1980年代のアメリカ・ロサンゼルスに住む、アンダーソン一家の子どもたちの成長を描く人間ドラマ。主人公のフィーは、アンダーソン家の長女。男勝りで活発だが、心の優しい15歳の女の子だ。彼女は、パパの隠し子だと言ってやってきた少年・ジョナサンに最初は反発する。しかし、ジョナサンがまだ5歳で、母親を亡くしたばかりと思い返し、深く反省する。そんな時、ジョナサンが本当は隠し子ではなく、叔父の家から愛犬・アダムを護るために家出してきたことを知る。正体を知られたジョナサンはアダムを残して家を出るが、フィーたちは彼を追いかけ、家族として迎え入れる。5人家族から6人と1匹に増えたアンダーソン家の、賑やかになった日々が始まるのだった。

本作の舞台は、1980年代のアメリカ・ロサンゼルス。天才的な頭脳を有する主人公のジェームス・ブライアンはマフィアの御曹司だが、養父から疎まれ、乳母や乳兄弟と共に暮らしていた。だがある日、養父を恨む者に誘拐され、乳母たちも殺されてしまう。ジェームスは誘拐犯を殺害して逃げ出す。彼は過酷な日々から逃れるために刑務所へ行き、成人を迎える。そこで出所後の就職先として紹介されたカーター・オーガスと出会う。探偵業を営むカーターの助手として働き始めたジェームス。しかし、殺し屋や彼に助けを求める誘拐犯、刑務所仲間が彼の元に訪れ、様々な厄介事を引き起こす。

本作の舞台は、1979年から1982年のアメリカ・ロサンゼルス。主人公のシャールを始めとして、彼の豪邸で暮らす人々は全員アメリカ人ではなく、海外からやってきてアメリカで暮らしている者たちである。シャールはアラビア半島の架空の小国「ジャザイリー首長国」の王子だが、彼の母はイギリス人の女優であった。複雑な生い立ちのシャールは自分の正体を知られないアメリカでの暮らしを楽しんでいる。またシャールは母親似の美形で、大学の演劇部で「女優」を務めたことも。その劇がきっかけで留学生のジェラールと知り合うことになる。生まれも育ちも違う彼らが、お互いにかけがえのない存在になっていく物語である。

本作の舞台は、1970年代のアメリカ・フロリダ州の観光地マイアミ。本作のタイトル『アメリカン・パイ』は、現実でも1971年に発表されアメリカで大流行した曲だ。主人公のグラン・パは、ルックスは悪いが人望があり、曲作りでも一目置かれるロック歌手。そんな彼はある日、街を徘徊していた少女・リューを拾う。お人好しなグラン・パにリューは徐々に心を開いていく。そんなある日、グラン・パが自分のライブでリューを歌わせたところ、彼女の素晴らしい歌声に会場にいた全員が魅了された。彼女の正体は不治の病により死期が迫り、アメリカに出奔したフランス人の令嬢だった。