懐かしの名作コロコロ漫画をご紹介43 Pt.

童心に返って、子供の頃に親しんだ名作の数々を読み返してみよう!

作成日時:2018-08-16 10:00 執筆者:マンガペディア公式

懐かしの名作コロコロ漫画をご紹介

出典:小学館

初めて購入した漫画雑誌は「月刊コロコロコミック」という方も多いのではないだろうか。2017年4月に創刊40周年という大きな区切りを迎え、今なお子供たちの友で在り続ける「月刊コロコロコミック」。創刊から現在まで、同紙を彩った名作の中から、いくつかご紹介しよう。


22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット「ドラえもん」と、彼が世話をすることになった小学生・野比のび太が繰り広げる、少し不思議な日常を描いたコミカルな物語。漫画界の巨匠、藤子・F・不二雄の代表作であり、本作を元とするテレビアニメシリーズは、筆者の没後も続く長寿番組となっている。

日本の誰もが知っているといっても過言ではない国民的な漫画。アラフォー以上の世代にとって「月刊コロコロコミック」といえば、『ドラえもん』が読める雑誌というイメージが一般的だろう。「どこでもドア」「タケコプター」を始めとする、四次元ポケットから飛び出す様々な「ひみつ道具」に、ワクワクした読者も多いはず。元々は、「よいこ」などの小学館の学年誌に掲載されていたが、1979年の「月刊コロコロコミック」創刊から同誌での連載がスタートし、1996年まで掲載された。創刊号ではなんと、200ページにも及ぶ大ボリューム。ちなみに「月刊コロコロコミック」には、『パーマン』『新キテレツ大百科(田中道明によるリメイク作)』など、『ドラえもん』以外にも藤子・F・不二雄の手がけた作品が数多く掲載されていた。


古くから続く世界有数の大財閥である御坊家の跡取り息子・御坊茶魔の破天荒な日常を描いたギャグ漫画。第34回小学館漫画賞(児童向け部門)受賞作。1889年11月からテレビ朝日系列でテレビアニメシリーズが放映された。

アラフォーからアラサー世代にとって、最も印象に残っている作品と言えば、本作を挙げる方々が多いのではないだろうか。庶民の感覚では想像も付かない、桁外れすぎる御坊家の財産と馬鹿げた散財ぶり、そして下ネタ系のギャグのオンパレードは、子供心を大いにくすぐってくれる。御坊茶魔の博多弁を元とする独特の言葉遣いと、「ともだちんこ」「いいなけつ」などを始めとする茶魔語は、当時の小学生の間で大ブームとなった。茶魔語は作品内に留まらず、他の漫画でも取り上げられるなど、多方面へ影響を与えた。ちなみに連載当時の「月刊コロコロコミック」では、読者から新しい茶魔語を募集するといった企画も行われた。


『スーパーマリオくん』

出典:小学館

任天堂のゲームキャラクターであるマリオが、ゲームの世界を舞台に冒険を繰り広げるギャグ漫画。ゲームの変遷と共に舞台を替えながら、1990年の連載開始から20年以上もの長きに渡り、継続して掲載されている。

「月刊コロコロコミック」の特徴のひとつは、ゲームの世界を題材にした作品が数多く存在すること。その中でも代表格といえるのが、『スーパーマリオくん』だろう。連載開始時は『スーパーマリオワールド』が舞台だったが、『ヨッシーアイランド』『スーパードンキーコング』『ペーパーマリオRPG』など、新たなゲームシリーズの登場に合わせて舞台を変えながら連載が継続されている。2018年は『スーパーマリオ オデッセイ』が舞台。ちなみに任天堂作品としては、『マリオ』シリーズの他に、『星のカービィ』シリーズや、『スプラトゥーン』などもコミカライズされている。


西部ライアンズ所属のプロ野球選手「キヨハラカズヒロ」を始め、実在のプロ野球選手をモデルとしたキャラクターが数多く登場するギャグ漫画。プロ野球選手のみならず、Jリーグや大相撲など、その他のスポーツ関係者をモデルとしたキャラも登場している。なお、西武入団当時の清原は好青年キャラだったため、主人公よりもむしろ周囲のキャラの方がアクが強いあたりが時代を感じさせる。

実在のプロ野球選手をモデルにした漫画としては『がんばれ!!タブチくん!!』が元祖だが、本作はその系譜に続く異色の少年漫画だ。主人公は、言わずと知れた甲子園のスーパースターにして、プロ野球でも一時代を築いた清原和博。PL学園時代から、KKコンビとして脚光を浴びた桑田真澄、西武での兄貴分的な存在だった東尾修、工藤公康などをモデルとしたキャラなどが登場。元ネタの性格を彷彿とさせるエピソード、あるいはまったく正反対のキャラ付けがされたギャグネタの数々は、プロ野球ファンの子供たちを大いに楽しませ、ファン層の拡大にも一役買った。ちなみに「月刊コロコロコミック」では、本作の次回作として、同じくプロ野球選手の松井秀喜をモデルとした『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』なども連載されている。


トレーディング・カードゲームの元祖である「マジック:ザ・ギャザリング」、そして同作のシステムを元に新規に製作されたカードゲーム「デュエル・マスターズ」を題材としたカードバトル漫画。2002年10月からテレビアニメシリーズが放送されたほか、劇場版アニメなどが製作された。

「マリオ」に代表されるテレビゲームだけでなく、「ミニ四駆」や「ベイブレード」などの子供向けの玩具を題材とした作品が多いのも、「月刊コロコロコミック」の大きな特徴のひとつ。その中でもトレーディング・カードゲームを題材とし、ブームの牽引役を務め続けている本作は、特異な位置付けにある作品と言えるだろう。ちなみに連載立ち上げ当時は「マジック:ザ・ギャザリング」が題材となっていたが、2002年に低年齢層向けに開発された「デュエル・マスターズ」が発売されて以降は、同作が題材に変更されている。1999年の連載開始以来、舞台や主人公を変えながらもストーリーが継続している長寿作品だ。


関連ガイド

ピックアップ

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.『愛がなんだ』『街の上で』恋愛映画の妙手・今泉力哉の制作手法とは-ヒットコンテンツの裏側に迫る

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

1.ヒットコンテンツの裏側に迫る - 興行収入130億円突破「劇場版名探偵コナン」を支える音楽とは【菅野祐悟】

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『ハイキュー!!』に登場するリベロ達!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

『Fate』シリーズを時系列順で振り返ってみよう!

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

高身長女子と低身長男子の恋愛漫画!オススメ5選

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

『名探偵コナン』でも話題!「公安」が題材の漫画

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

「うずまきナルト」の使用忍術一覧‼

logo

いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!