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圧倒的な画力を誇るコミカライズの名手!「伊藤勢」特集オススメ漫画5選56 Pt.

世界各国の伝説や神話を題材とした作品を多く生み出し、圧倒的な画力で描写の難しい小説作品のコミカライズも多数手がけてきた漫画家・伊藤勢。今回は、そんな伊藤勢のオススメ漫画を5つピックアップして紹介していく。

作成日時:2021-07-11 19:00 執筆者:マンガペディア公式

圧倒的な画力を誇るコミカライズの名手!「伊藤勢」特集オススメ漫画5選

出典:KADOKAWA


『陰陽頭 賀茂保憲』

『陰陽頭 賀茂保憲』

出典:KADOKAWA

安倍晴明の師・賀茂保憲(かものやすのり)の活躍を描いたファンタジーギャグ漫画。時は平安。都には鬼や妖の類が蔓延っており、それらを調伏する陰陽師たちが存在していた。主人公はそんな陰陽師の1人である賀茂保憲。彼は安倍晴明の師匠であり、陰陽寮の長官である陰陽頭(おんみょうのかみ)という役職に就いている。今日も賀茂保憲は大陰陽師として、京の都を悪しき存在から守るべく、幼き日の安倍晴明や仲間たちと共に様々な怪異に立ち向かう。短編が4編収録されている、オムニバス形式の作品。

稀代の大陰陽師・安倍晴明の名は多くの人が知っているだろう。安倍晴明には師匠がおり、それが賀茂保憲であった。本作では有名な安倍晴明ではなく賀茂保憲が主人公として据えられており、有名な逸話を元にした4つのエピソードが描かれている。陰陽師や平安時代の怪異譚が好きな人間であれば知っているだろう逸話だが、知っている人も知らない人も新鮮な気持ちで物語を楽しめるはず。何故なら、どの話も作者の伊藤勢が独特のユーモアセンスで叩き壊しつつ、斬新な解釈で構築し直しているからだ。滅茶苦茶な賀茂保憲に振り回される弟子の晴明や妖たち。キャラクターの魅力と、調べ上げられた逸話・伝承、愉快なこじつけ考察のバランスが秀逸な作品である。


『瀧夜叉姫 陰陽師絵草子』

『瀧夜叉姫 陰陽師絵草子』

出典:KADOKAWA

夢枕獏の大ヒットシリーズ小説「陰陽師」の人気エピソード「瀧夜叉姫」をコミカライズした作品。舞台となるのは、天徳4年(960年)の京。春が訪れた京では「盗らずの盗人」や「妊婦の連続殺人」など、不可解な事件が連続して起こっていた。そんな中、陰陽師・安倍晴明(あべのはるあき)とその友人・源博雅(みなもとのひろまさ)のもとに、晴明の師であり陰陽頭でもある賀茂保憲がやってくる。彼は晴明と博雅にある話を聞かせるのだが、それは京を揺るがす大きな事件の前触れだった。

映画化やドラマ化もされた、夢枕獏を代表する大ヒット作品「陰陽師」。本作は「陰陽師」シリーズの中でも特に人気の高いエピソードの1つ「瀧夜叉姫」を、伊藤勢の斬新な解釈のもとコミカライズした作品である。「陰陽師」シリーズといえば安倍晴明と源博雅のコンビであり、2人の掛け合いが作品の大きな魅力の1つだ。漫画版である本作でも、息の合ったやり取りは健在。ただし、原作版よりもその掛け合いにコミカルさが足されている。また、一部のキャラクターの使う言葉が京言葉だったり、時折現代語が交じったりするところも漫画版の特徴。原作のエッセンスはしっかり押さえつつ、伊藤勢らしさもふんだんにあしらわれた新しい「陰陽師」に仕上がっている。


『闇狩り師 キマイラ天龍変』

『闇狩り師 キマイラ天龍変』

出典:amazon

小説家・夢枕獏の作品「闇狩り師」と「キマイラ・吼」をクロスオーバーさせコミカライズした作品。主人公は、現代で活躍する陰陽師・九十九乱蔵(つくもらんぞう)。彼は身長2メートル、体重145キロという屈強な体躯を持つ男だ。ある日乱蔵は、小田原で突如巨大な獣に襲われる。その獣は、キマイラと呼ばれる存在だった。若き日の九十九乱蔵が、小説「闇狩り師」本編の10年前の台湾でキマイラと激闘を繰り広げ、キマイラの秘密に迫っていく、痛快アクション漫画。

夢枕獏の小説作品「闇狩り師」シリーズと「キマイラ・吼」シリーズは異なる作品だが、その世界観は共有されており、どちらの作品にも登場するキャラクターが存在する。この設定を活かして生み出されたのが本作だ。本作は「闇狩り師」シリーズの九十九乱蔵と、「キマイラ・吼」シリーズのキマイラが邂逅し、戦う物語である。世界観を共有しているとはいえ、異なる作品を1つの作品にしてしまうのは難しいこと。しかし伊藤勢の手腕によって2つの物語が無理なく綺麗に収まっており、極上のエンターテイメント作品になっている。見所はもちろん、手に汗握る熱いバトルシーン。果たして勝利するのは九十九乱蔵か、幻獣キマイラか。その結末を自身の目で確認しよう。


『天竺熱風録』

『天竺熱風録』

出典:amazon

田中芳樹が生み出した歴史冒険ロマン小説のコミカライズ作品。中国・唐の時代。「西遊記」で知られる玄奘三蔵法師と同じ時代に、唐と天竺の間を生涯に3往復した文官がいた。その名は、王玄策。貞観21年(647年)、王玄策は唐朝の第2代皇帝に命じられ、遣天竺使節の正使として仲間たちと共に天竺へと出発した。彼らは長い旅路の果てに摩伽陀(マガダ)へ入るのだが、そこで唐に使節を送ってきた王が亡くなっており、新たな王が王位を簒奪していたことを知って衝撃を受ける。

本作は、外交使節として中国とインドの間を行き来した実在の人物・王玄策の活躍を描いた作品である。王玄策と彼を取り巻く人々の詳細は明らかになっておらず、キャラクター設定はほとんど原作者である田中芳樹の創作だ。伊藤勢は、田中芳樹が思い描いたキャラクターたちを、その画力で生き生きと再現してみせた。物語は王玄策の2回目の天竺行きにスポットを当てたものとなっている。この旅で王玄策一行は、唐との友好的関係を望んでいた戒日(ハルシャ・ヴァルダナ)王の死をきっかけに王位を簒奪した新王アルジュナの兵に捕らえられてしまうのだ。王玄策がどのようにこの窮地を脱し、牢に入れられた味方を救うのか。スリリングな展開の数々に、読者は息を呑むだろう。


『荒野に獣 慟哭す』

『荒野に獣 慟哭す』

出典:amazon

夢枕獏が生み出したサイバー伝奇アクション小説のコミカライズ作品。ジャングルの奥深くで発見された奇病の病原・独覚ウイルスは、人間の脳内で増殖し、宿主の身体能力を爆発的に上昇させる力を持っていた。主人公の御門周平(みかどしゅうへい)は体内に独覚ウイルスを打ち込まれた副作用で記憶を失った男。彼は人間離れした能力を持つ近代兵器「独覚兵」として生まれ変わった12人のうちの1人だった。独覚兵たちは否応なく様々な組織間のいざこざに巻き込まれ、戦いを繰り広げることになる。

目が覚めると、御門周平は謎の施設の檻の中にいた。かろうじて自身の名前は思い出せたものの、それ以外の記憶はほとんどなく、どうして閉じ込められているのか全く状況が理解できない周平。その場にいた医者らしき男は、この場所が医療施設で周平は交通事故で記憶を失ったのだと言うが、とても信用できない。周平が混乱する頭を抱えていた刹那、どこからか悲鳴が聞こえてきた。施設が突如謎の獣に襲撃されたのだ。わけの分からぬまま逃げる中で、周平は襲ってきた獣と同じものが自分の内にあることに気づく。スピード感のある展開と迫力満点の戦闘シーンが魅力的な本作。物語が進むごとに明らかになっていく独覚ウイルスの真実と、人ではなくなった独覚兵たちの行く末から目が離せない。


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