「ポルノグラフィティ」が主題歌を担当したアニメ74 Pt.

人気グループ「ポルノグラフィティ」が主題歌を担当したアニメをご紹介する。

作成日時:2017-08-28 11:00 執筆者:マンガペディア公式

「ポルノグラフィティ」が主題歌を担当したアニメ

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概要

人気グループ「ポルノグラフィティ」がこれまで主題歌を担当したアニメを曲名と共にいくつかご紹介しよう。

『鋼の錬金術師』「メリッサ」

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「荒川弘」原作の人気マンガをアニメ化したもので、錬金術という分野が科学として発展した世界を舞台にした作品。人体錬成という禁忌を犯し、更にそれに失敗した事で体の一部を失った兄「エドワード」と肉体を失った弟「アルフォンス」が、失ったものを取り戻す為、共に長い旅を歩んで行くという物語。2003年に放送が開始された本作は、原作が連載スタートしてまだ間もない頃にアニメ化が決定された事や、放送予定期間が1年であった事から、原作者の「荒川弘」の意向によってマンガ版とは異なる展開や世界観で制作されている。原作とは違い暗鬱かつ惨たらしい描写も多い為、ファンの中でも賛否両論な面はあるものの、原作の持ち味を保ちつつダークファンタジー要素をふんだんに盛り込んだ作品としてやはり評価は高い。「ポルノグラフィティ」の歌う「メリッサ」は、本作の初代オープニングテーマとして制作されたアニメタイアップ曲。作詞を担当した「新藤晴一」が『鋼の錬金術師』の世界観を意識して“自己犠牲”をテーマに書き上げたと語っているだけに、アップテンポで激しい曲調でありつつもどこか物悲しく切ない雰囲気となっている。

『天保異聞 妖奇士』「Winding Road」

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『鋼の錬金術』でも知られる「株式会社ボンズ」が制作し2006年に放送されたアニメ。1843年頃の江戸の町を舞台とした作品で、「妖夷(ようい)」と呼ばれる異界の獣と「蛮社改所(ばんしょあらため)」という組織に属する「奇士(あやし)」達の戦いを描いた物語。放送当時の時間枠は「ガンダムシリーズ」でもお馴染みの土曜6枠という子供向けの時間帯ではあったものの、キャラクターデザインにおける作風や江戸時代の遊郭を舞台にしたりといった面から、本作は少々大人向けな作品という印象を受けてしまう。とは言え、漢字の成り立ちをモチーフとした主人公「竜導往壓」の戦い方や、史実に基づいて描写される時代背景など、学べるアニメとしての価値は十分にあるので、知識欲を満たしたい大人アニメファンにはおすすめかもしれない。本作の初代エンディングテーマである「Winding Road」は、愛する人との別れを受け入れられない男性の切ない心情を歌ったバラード調の作品であり、“今までのポルノグラフィティにありそうで無かった曲”とも評された楽曲。メロディには初の試みとしてハーモニカが取り入れられており、それを演奏したボーカル「岡野昭仁」は数ヶ月間猛特訓を重ねたのだとか。その成果は本曲のイントロから遺憾なく発揮されているので、是非とも彼の努力を感じつつ聴き入って貰いたい。

『BLEACH』「アニマロッサ」

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「久保帯人」原作のマンガ『BLEACH』をアニメ化したものであり、2004年から2012年まで放送された作品。「空座町」という現世の町と、「尸魂界(ソウル・ソサエティ)」という霊界を舞台に、「死神」となった高校生「黒崎一護」と仲間達による戦いを描いた物語。「死神」の衣装である袴調の黒い「死覇装」や「斬魄刀」と呼ばれる刀など、和風テイストな要素も盛り込まれた本作ではあるが、アニメ本編ではそれにプラスしてどこか洋やロックを思わせるような雰囲気や要素も取り入れられている。BGMにはエレキギターを用いた楽曲やゴスペル調のコーラスが入った楽曲が使用され、スピード感と迫力溢れる映像を更に盛り上げる要となっている。「ポルノグラフィティ」が歌う「アニマロッサ」は、アニメオリジナルストーリーとして制作された「斬魄刀異聞篇」のオープニングで使用されていたタイアップ曲。タイトルにある“アニマロッサ”はイタリア語で“赤い魂”という意味があるそうで、『BLEACH』という作品を意識し、“男性が何かを守る強さ”や“離さない”という事をイメージして制作したと語られている。ちなみに、『BLEACH』の声優陣が歴代の主題歌を歌う「ブリコン ~BLEACH CONCEPT COVERS~ 2」というアルバムにて、「ウルキオラ・シファー」役の「浪川大輔」により本楽曲がカバーされているので、興味のある人は本家と合わせて一度聴いてみてはいかがだろうか。

『マギ The labyrinth of magic』「瞬く星の下で」

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「大高忍」による人気マンガ『マギ』をアニメ化したもの。「千夜一夜物語」をモチーフとした作品であり、主人公「アラジン」を中心とした、魔法や精霊、様々な民族といった要素がふんだんに盛り込まれた正統派ファンタジー。アニメ放送第1期となる本作では、原作における「迷宮編」から「シンドリア編」までの全13巻分が描かれている。「迷宮編」「草原編」「盗賊砦編」「バルバッド編」「シンドリア編」という5章分を25話という枠の中に収めている為か、アニメ本編は原作よりも進行ペースが早くなっており、改変箇所やカットシーンが多く見られる。とは言え、大筋のストーリーは原作に沿って展開されているので、原作を読んだ事は無いけれど興味があるという人にとっては入門編として見ても損は無いだろう。本作の第2クールのオープニングとして使用された「瞬く星の下で」は、「ポルノグラフィティ」が本作の為に書き下ろしたというロックサウンド。アニメ制作サイドから出された“ちょっとアップテンポで、スリリングな曲調のものを”というリクエストを基に作り上げられた楽曲だそうで、制作を始めてから割と早い段階で出来上がった曲に比べ、歌詞の方はスタッフと何度も相談したり一から作り直したりととても難儀したそうだ。ちなみに、アニメで用いられた本楽曲はシングルとして発売されたものに更にアレンジを加えたものとなっているらしく、歌詞も若干アニメとCDでは異なっている部分があるので、両方聴き比べてみるのも面白いかもしれない。

『僕のヒーローアカデミア』「THE DAY」

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「堀越耕平」原作の同名マンガ『僕のヒーローアカデミア』をアニメ化したもの。「個性」と呼ばれる超常能力を世界総人口の約8割の人間が持っているという超人的社会が舞台の作品であり、その「個性」を持たない主人公「緑谷出久」が、とある出会いをきっかけに「個性」を受け継ぎ憧れの「ヒーロー」となるなるべく奮闘し成長して行くという物語。アニメ第1期となる本作では、原作における「USJ襲撃編」までが制作されており、ストーリーの流れなどはほぼ原作通りに描かれている。悪との戦いや主人公の成長など少年マンガにおける王道的な魅力はそのままに、クオリティの高い描写や迫力ある戦闘シーンが更に作品の持ち味を引き出していると言える。本作のオープニングに使用されていた「THE DAY」は、「ポルノグラフィティ」の持ち味が前面に表れているアップテンポなタイアップ曲。アニメに起用された事に合わせて当初制作されていたものにアレンジが変更されたらしく、本曲を聴いた「スガシカオ」からはサビのキーに関して「怪獣みたい」と言われたそうだ。

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