人気ライトノベルのコミカライズ作品。小説家の羽島伊月は、重度の「妹」マニア。度々己の趣味を全開にした妹ヒロインを登場させては担当編集を悩ませている。そんな伊月を慕う後輩作家の可児那由多(かになゆた)や親の再婚で出来た義理の弟、千尋がやってきては伊月の日常を彩っていた。だが千尋は伊月に対して、ある秘密にしていることがあった。2017年TVアニメ化。
本作の主人公は「妹」がいないゆえに究極の「妹」を夢見る小説家の伊月。しかし伊月の考える究極の妹像は、かなり変態的で一般的には受け入れがたい設定のため、いつも担当編集者を悩ませていた。そんな中、両親の再婚によって伊月の義理の兄弟となった千尋は、ボーイッシュな女の子。だが伊月の性癖を知った父親は、千尋を護るために関係者周辺に「千尋は男の子」として話していた。彼女のことを弟と思って接する伊月との"兄弟"関係は良好で、家事全般が得意な千尋が伊月の食事の支度をすることも。しかし後に伊月が那由多と付き合ったことをきっかけに、千尋は自分が本当は妹であることをカミングアウトしようと決心する。
妹萌えで大ヒットしたライトノベル原作のラブコメディ。ごく普通の高校生である高坂京介には、中学生の妹がいた。平凡な京介に対し、妹の桐乃はファッション誌のモデルも務めるギャル系美少女で、勉強もスポーツも優秀な完璧超人。だがある日、京介が桐乃の密かな趣味を知ったことでふたりの関係が変わっていく。2010年TVアニメ化。
本作のヒロインにして京介の妹である桐乃は、モデルの仕事もこなすギャル系美少女だ。外見の良さだけでなく、勉強やスポーツも完璧な桐乃に対し、兄の京介は平凡そのもの。そのため桐乃は兄を見下し、まともな会話をすることもない関係になっていた。だがある日、京介は桐乃の秘密の趣味を知る。その趣味とは、萌えアニメや男性向け18禁ゲーム。その中でも特に妹モノが好きだということ。周囲から受け入れられない趣味だと理解していた桐乃は、家族に秘密にしていた。しかし、ある日厳しい父親に見つかってしまい、叱られたところを京介は必死に庇う。この件をきっかけに桐乃は兄に様々な相談をするようになり、やがてふたりの周りには趣味を共有できる仲間が集まってくるようになっていた。
双子の兄妹の禁断の恋を描いた物語。著者の代表作である『僕の初恋をキミに捧ぐ』は、本作のスピンオフ作品である。双子の兄である結城頼と妹の郁。幼い頃はいつでも一緒で仲の良いふたりだった。だが、優秀な頼にコンプレックスを抱く郁は、いつからか顔を合わせればケンカばかり。しかし、頼は郁を女性として愛していた。2007年実写映画化。
ヒロインの郁は、ドジで天然ボケだが一生懸命な女の子。そして勉強が苦手で、成績優秀な兄の頼にコンプレックスを抱いていた。ふたりは双子の兄妹(異父兄妹)で幼い頃からいつも一緒だった。しかし、徐々に2人の間に距離が生まれ、郁はコンプレックスと寂しさを感じていた。頼が郁と距離を置いていたのは、妹でありながら彼女に恋をしていたから。気持ちが抑えられなくなった頼から告白された郁は、彼を失いたくない気持ちからその想いを受け入れる。禁断の恋であることを理解しながらも、お互いに気持ちが強くなっていく。だが頼に恋する郁の親友、友華に知られてしまい、ふたりの仲を引き裂くために友華は様々な罠を仕掛けるのだった。
両親の再婚によって姉妹となった女子高校生の交流を描いた物語。明るく陽気な性格のサチと人見知りをするあやりは両親の再婚によって姉妹になった。そしてふたりの両親は長期の海外出張に出てしまい、姉妹だけの生活がスタート。最初はお互いに打ち解けられずにいたが、料理を通じてふたりの仲は深まっていく。2019年TVドラマ化。
本作の主人公は、親の再婚で義理の姉妹となったサチとあやり。妹のあやりは内向的な性格。陽気な姉のサチは新しい「妹」とどう接したらいいかわからず、友人の絵梨に相談するほどであった。そんなある日、出張中の父親から生ハム「ハモン・セラーノ」の原木が届く。それを見たあやりは目を輝かせ、慣れた手つきで調理を開始。あやりが料理好きと知ったサチは、あやりの作ってくれた美味しい料理を食べながら仲良くなりたいという気持ちを打ち明ける。そんなサチの気持ちを知り、あやりは嬉しく思う。あやりは人見知りなだけでなく、緊張すると目付きが鋭くなってしまうため、ひとりで過ごすことが多かったのだ。だがサチのことがきっかけで人見知りが改善されていく。
血の繋がらない兄と妹の心と体が入れ替わったラブコメディ。双子の兄妹の小泉陽太と光。陽太は兄として妹の光を溺愛していたが、光は陽太に恋をしていた。他の弟や妹たち、家族みんなと仲が良かったふたりだが、ある日陽太は光とは血が繋がっていないことを知る。さらに事故をきっかけに、お互いの心と体が入れ替わってしまうのだった。
双子の兄妹の陽太と光は、赤ん坊の頃に親同士が連れ子再婚したため血が繋がっていない。そして偶然誕生日が一緒だったため、双子として育った。家族は陽太以外はその事実を知っており、とある出来事をきっかけに陽太もそのことを知る。一方その事実を知っていた光は、ずっと陽太を異性として好きだった。内気なために気味悪がられることが多かった光を、陽太はいつも護ってくれていたからだ。そんなある日、事故をきっかけにふたりの体と心が入れ替わってしまう。それまで兄に従順で内向的だった光は、陽太の体に入ったことで豹変し、兄の体は返さないと宣言する。しかもその姿のまま、ふたりで恋愛関係を結ぼうと陽太に迫るのだった。