こんな楽しいなら体験したくなるかも！貧乏生活特集61 Pt.

江戸時代に飛来した異星人たちに牛耳られた世の中で生きる人々を描く、ＳＦ時代劇コメディー。異星人の出入国一切を取り締まる幕府の重鎮・長谷川泰三は、己のペットのため地球人の命をないがしろにする央国星の皇子に業を煮やし、ぶん殴ってリストラされてしまう。以後、再就職にことごとく失敗してホームレス生活に。レギュラーキャラからは「まるでダメなおっさん」の略で「マダオ」と呼ばれている。本人はマジメに働く意志があるのだが、何かとトラブルに巻き込まれる運の悪さと、ネガティブな思考が災いしているようだ。

野放図な警察官を主人公とした、長寿コメディ漫画。主人公の両津は警察官でありながら、目新しい儲け話に出くわすと積極的に飛び込んで行ってしまう。その事業は一時的に成功するが、欲をかいた事業拡大や天災で失敗し、巨額の負債や賠償金を背負ってしまう……というのが黄金パターンのひとつ。

異常な幸運を持つ少女・桜市子と、市子を普通の人間にするために遣わされた貧乏神・紅葉が織り成すコメディ漫画。市子のクラスメイト・石蕗恵汰の家庭は、もともと借金を抱えている上に、両親が徳川埋蔵金を探す旅に出て音信不通。四人の弟妹を養うため長男の恵汰がアルバイトをしているが、それでもかなり質素な生活を強いられている。おかげで金には目ざといが、正義感と誇りは失っていない。

玉の輿を夢見る少女・初子が、大富豪の家庭に引き取られ、三人の個性的な美青年と同居生活を送るラブコメディ。初子の家はもともと貧乏な母子家庭の上、母親は好きな男ができると平気で家庭を捨てて行方をくらましてしまう。そのため貧乏暮らしを続けていた初子は、玉の輿願望が強いのだった。

作者が幼少期を過ごした高知県の田舎町をモデルにしたとされる、さびれた漁村で暮らす兄弟姉妹の物語。一太、二太のもとに母親が帰ってくるが、母親は彼らの姉だというかよ子を置いて、新しい男のもとへと行ってしまう。兄弟はしばらく、ピンサロ嬢であるかよ子の収入で生きていくが、一太が後に成長し、仕事をして家計を支えることになる。

古アパートに住む貧しい少年・大山昇太の生活の、つつましい生活を描いた作品。昇太はアルバイトをしながら高等学校の定時制の課程の夜間部に通っていたが、バイト先の工場をクビになり、高校も学費を払えず中退する。ため込んだパンツを放置して、そこに生えたキノコを食べるほどに貧乏。

昭和末期、安アパートで貧乏生活を満喫する青年・コースケの日常を描いた作品。コースケは貧乏なりに生活を楽しんでおり、ガールフレンドのひろ子との関係も良好。隣の部屋の学生も、頼めば日用品を貸してくれる。そんなコースケの、貧乏を受け入れた穏やかな日々が描かれている。