オカルト要素のあるオススメアニメ10選!41 Pt.

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「百物語」の出版を夢見る物書きの「山岡百介」は、ある嵐の夜に白装束を纏った怪しげな小男に助けられる。男の名は「小股潜りの又市」。遊行宗教者を装い、札を売っているが実は神も仏も信じない無信心者でどこか得体の知れない人物だ。「百介」は雨宿りしようと訪れた廃屋のような店で再び男と再会し、居合わせた僧侶と共に中に入るが、店の様子がどうもおかしい。その夜、「百介」は世にも不可解な事象を目撃することになるのだった……。怪異に興味を持つもののいわば平凡な人間である「百介」の目を通して、巷の怪しい噂の正体と「小股潜りの又市」の一味が闇に葬られる事件を巧みな「仕掛け」で弔っていく様が描かれる。妖艶な美女「山猫廻しのおぎん」、あらゆる人物に姿を変えられる大男「長耳」を含むこの一味は、その後も「百介」の行く先々に現れる。やがて彼らの元締めらしき茶屋の主「京極亭」の思惑も絡まり、「百介」は彼らの「仕掛け」に巻き込まれていくのだった。魅力的なキャラクターと「小豆洗い」「船幽霊」など古くから知られる妖怪話をベースに、人の世の深い闇が表された作品。

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1999年、UFOの目撃証言が多数報告されている長野県皆神山に位置する「私立ヴァルトシュタイン学院」。学長や生徒が日夜オカルト研究に明け暮れており、敷地内では怪奇現象もしばしば起こるため、地元の人々からは「オカルト学院」と揶揄されている。最近学長が急死した学院では式典がしめやかに行われていた。そこに乗り込んだ学長の娘、「神代マヤ」。オカルト嫌いで父親に反感を抱いていた「マヤ」は学院を廃校へ導くための画策を始める。その矢先、突如現れた自称超能力者の男「内田文明」。彼は自分が宇宙人の侵略を受けて滅亡に瀕した2012年の世界からタイムスリップしてきたと明かすのだが……。UFO、UMA、超能力、幽霊など、オカルトファンにはお馴染みの題材が盛り込まれた本作。一見バラバラに起こるこれらの現象だが、「マヤ」達を監視する集団の存在や未来の出来事が絡み合い、徐々に謎が解き明かされていく。オカルト嫌いで勝気な「マヤ」とヘタレな「文明」の掛け合いにも注目だ。

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涙を流すマリア像や聖痕現象など、世界各地からバチカンへ寄せられる「奇跡の申請」を調査、審議する二人の神父「平賀・ヨゼフ・庚」と「ロベルト・ニコラス」。彼らはあらゆる「奇跡」を多角的に調査し、その裏側に隠された事件と陰謀を暴いていく。天才的な頭脳を持ち、科学的な解析に長けた「平賀」と、古文書や暗号解読のエキスパートである「ロベルト」はお互いを信頼する「奇跡調査官」のコンビだ。神の子を宿した」と主張するシスターの処女受胎の真偽と、悪魔崇拝疑惑の証拠を調査するよう命じられ現地で調査を始めた二人は、一見まともな教会に不穏な空気を感じ取るが……。不可解で危険な事件に巻き込まれながらも、持ち前の頭脳と行動力で奇跡を調査していく二人であったが、秘密組織の陰謀が待ち受けていた。想像以上の闇の深さに翻弄されながらも真実の究明を恐れない「平賀」と「ロベルト」。キリスト教の逸話や神秘を題材とした、荘厳で耽美な世界観が魅力のミステリー。

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1998年、春。自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ「夜見山北中学校」に転入してきた少年「榊原恒一」は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。彼は、同じクラスの不思議な存在感を放つ少女「見崎鳴」に惹かれ、接触を試みるがクラスメイトは「恒一」に「いないもの」の相手をするなと警告する。実際、他のクラスメイトは彼女がそこに居ないような振る舞いを見せていた。そんな中、クラスメイトが凄惨な死を遂げる事件が起こり、「恒一」は一連の出来事に26年前の事件が関係していることを知る。一人の生徒の死をきっかけに、「3年3組に死者が紛れ込み、毎月災厄が起こる」という怪現象が始まった。「鳴」が「いないもの」として扱われていたのは一人増えた死者の代わりとして、クラスの人数を合わせるという災厄への対処だったのだ。災厄を止めるために得体の知れない呪いに挑む生徒達。果たして、死者は誰なのか……？理不尽な呪いと、日常から出られないじわりとした恐怖を感じさせるストーリーだ。

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幼い頃から「アヤカシ」が見える体質に悩まされてきた高校生「四月一日（わたぬき）君尋」。ある時彼はビルの谷間に忽然と現れた洋館で一人の妖艶な美女「壱原侑子」と出会う。ここは対価を払えば願いを叶える「ミセ」であると言う「侑子」。「四月一日」は「アヤカシ」が見える体質を変えてもらうために、対価として半ば強引に彼女の「ミセ」で働くことにされてしまった。バイトとしてこき使われる中で、願いを抱えた人間や人でない者などの不思議な客と出会い、自らも奇怪な体験を重ねていく。客も自身の行き過ぎた願いの負荷に破滅する者、無自覚に超常の力を備える者など、決して幸福とは言えない結末を辿ることがしばしばある。「侑子」の口癖「この世に偶然なんてない、あるのは必然だけ」との言葉が因果の重みを物語る。「猿の手」「管狐」などの伝承から「指切り」「言霊」などの日常的な所作まで幅広い題材を扱い独特の世界観を醸し出す作品となっている。

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人気海外ドラマシリーズ「SUPERNATURAL」をアニメ化した作品。「サム」と「ディーン」の兄弟は悪霊や怪奇現象を追って各地を旅する「ハンター」だ。同じくハンターをしていたが謎の失踪をした父「ジョン・ウィンチェスター」を探している。二人は幼い頃から元海兵隊員の父に超常現象への対処法と共に格闘術や銃器の扱いを学んできた。真面目で優秀な弟「サム」とお調子者で女好きだが家族のことを誰よりも大切に思っている兄の「ディーン」は父が記した手帳を手掛かりに怪現象に立ち向かう。さらにかつて母「メアリー」が死亡した事件に大きく関係する「黄色い目の悪魔」の不気味な企みが兄弟を襲う。一話ごとに「血まみれメアリー」や「ヴァンパイア」、「ポルターガイスト」などアメリカでよく知られた都市伝説や怪現象が題材となっているのが特徴だ。手に汗握るアクションとスタイリッシュな「ウィンチェスター兄弟」のハンティングは最高にスリリング。

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オカルト系まとめブログ「キリキリバサラ」の管理人「我聞悠太」は広告収入だけで生活できるようになることを夢見る高校生。ある日「悠太」はオカルト肯定派の科学者「橋上諫征教授」に取材を申し込みに行く。しかし、「橋上教授」の研究室を訪れた「悠太」が見たものは「橋上教授」の死体だった。パニックを起こしつつも警察が来る前に研究室から逃亡した「悠太」。その際、「悠太」は父の遺した「スカイセンサー」から突如流れた少女の声に助けられる。そんな折、井の頭公園の池で256人の水死体が発見されたことがニュースで報じられる。これを機に謎が謎を呼ぶ不可解な出来事が「悠太」の周りで立て続けに起こるが……。刑事と繋がる謎の組織の陰がちらつき、一見バラバラな事件と事件が線で繋がる。黒魔術を請け負う少女、予知能力を持つ漫画家、聡明なオカルト雑誌編集者らが交錯し、想像を絶する真相が明らかになっていく。推理の斜め上を行く展開とネットで話題になったオカルト的モチーフにも要注目の作品だ。

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ネット上で企画された「人生やり直しバスツアー」に興味本位で参加した若き30人の男女。ツアーの目的地は「納鳴村（ななきむら）」と呼ばれる地図にない幻の村である。「納鳴村」には行方不明者のコミュニティがあり、今の人生を捨て、ユートピアの様な暮らしができるなどという都市伝説めいた噂がまことしやかに囁かれていた。30人を乗せたバスは霧深い山奥を進み、トラブルに見舞われながらもついに無人の村に辿り着く。古びてはいるが生活の気配のあるその不思議な村で何とか生活を始めようとする若者たちだったが、不気味な咆哮を聞いたり参加者が姿を消すなど不可解な出来事が続き、ついには巨大な化け物の姿を見たと主張する者が現れる。果たしてここは本当に「納鳴村」なのか?姿を消した参加者の行方は……?深まる村の謎に目を向けた彼らは、やがて自らの心に抱えた想いと対峙するのだった。それぞれ違う背景や心の傷を抱えた者たちが閉ざされた土地で葛藤する、現代の「十五少年漂流記」のような作品。

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座敷童、海坊主、鵺など古くからよく知られてきた怪異にまつわる事件の顛末を、鮮やかな色彩と共に描いた和風ホラーアニメ。大きな薬箱を背負った妖しくも美しい男「薬売り」が、行く先々で起こる不可解な出来事から「モノノ怪」の正体を暴き、時に祓い、時に鎮めていく。「薬売り」は本名すら明かされず、時代を越えて存在していたり、姿を変えて超常的な力で「モノノ怪」と戦うなど、人間離れした謎の人物として描写される。「モノノ怪」の出没するところになぜか現れ、薬以外にも怪しげな札や霊的な距離を測る天秤も持ち歩いている。彼が所持する「退魔の剣」は「モノノ怪」の「形」と「真」と「理」を知らなければ鞘から抜くことができない。そのため「薬売り」の問いかけによって関係する人々の因縁が「モノノ怪」の恐怖の前に次々と明かされていく。「モノノ怪」を成すのは人の因果と縁であり、激しい情念や怨念が「アヤカシ」と結びつくことによって生まれる。複雑に絡まった糸のような人の業に想いを馳せずにはいられない作品となっている。

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山間の閉ざされた小さな村「外場村」。土葬の習慣が残るこの村には、死者が蘇って親しい者を襲うという「起き上がり」の伝承が残っている。ある時、村の洋館に都会的な一家「桐敷家」が越してくる。村の生活を疎み、都会に憧れる少女「清水恵」は興味本位でこの館を訪れるが、その後山中で衰弱した姿で発見される。この時から村では異変が起こり始め、それらはやがて村全体を飲み込む惨劇の渦へと変化していくのだった……。本作は増殖する「起き上がり」の脅威に翻弄される人間を描く群像ホラーとなっている。「起き上がり」になるのは一部の死者であるが、その近親者もまた「起き上がり」になる可能性が高くなる。「起き上がり」となった者は、驚異的な治癒能力を持ち、老化せず、人間の血液を必要とし、日中は眠ってしまうなど吸血鬼的な特徴を持つ。一方で生前の記憶を残すなど、感情や心理面では生きている人間と変わらない。死の連鎖を断つために執念を傾ける医師、「起き上がり」への理解を示す僧侶など、村人が異なる立場から状況を刻々と変化させていく展開から目が離せない。