アニメに登場する毒舌な男性キャラクター261 Pt.

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『黒執事』に登場する「セバスチャン・ミカエリス」は、主人公「シエル・ファントムハイヴ」と契約を交わした悪魔で執事。その人間離れした有能振りは目を見張るものがある。物腰も柔らかく控えめな彼は、一見すると優雅で万能な執事に見えるが、実は主である「シエル」に対しても皮肉たっぷりの言葉を浴びせることのある、なかなかに毒舌な男だ。しかし幼くして家の当主となり、「女王の番犬」となった「シエル」に、遠慮のない言葉を浴びせられる存在というのは、とても貴重で必要なものなのかもしれない。

出典：アニメ BORUTO-ボルト-【公式】 @NARUTOtoBORUTO

人気作『NARUTO-ナルト-』の新時代を描く『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』では、『NARUTO-ナルト-』に登場したキャラクターの子供たちが登場する。その中の1人、「山中いのじん」は「サイ」と「山中いの」の息子だ。真っ白な肌と母親譲りの金髪が印象的な少年だが、口を開くと父親同様素直すぎる本音のオンパレード。クラスメイトの「秋道チョウチョウ」に対して無遠慮に「デブ」と言い放ち、クラス担任である「シノ」の例えが分かりづらかった際にも、「いいこと言おうとしてすべってますよ。」と、あっさり言ってのけた。ただ、「いのじん」の毒舌は悪意を持って他者を傷つけようとするものではなく、単に父親と一緒でオブラートに包むことを知らないだけのようにも見える。また「ボルト」と「イワベエ」の決闘後の、一部のクラスメートへの態度や、「シカダイ」が「メタル」に対して言い過ぎた際など、悪いものは悪いとはっきり言い切れるのは、「いのじん」の良いところだと言えるだろう。

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発言がいちいち皮肉っぽくて嫌味な毒舌家「市丸ギン」。その口の悪さはなかなかのものだが、ファンはとても多いのだ。作者曰く、「不気味に描いているのに女性ファンが多い」とのこと。飛び出す発言はどれも皮肉めいており、飄々とした態度も相まって登場当初は悪役感の強かったキャラクターだ。しかしストーリーが進むにつれて見えてくる彼の考えに、心動かされた視聴者も多かったのではないだろうか。

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作中に登場する、「ST☆RISH」の先輩アイドル「QUARTET NIGHT」の一員。その中で最年少の「美風藍」は口数が少ないミステリアスな少年だ。先輩組最年少でありながら、とても落ち着きがあり、どこか大人びた印象を受ける。中性的な美貌を持つ彼だがあまり人を寄せ付けず、口を開くと飛び出る毒舌は、その天使のような風貌とはかなりギャップがある。彼の毒舌もまた悪意あるものではなく、物事を理論的にとらえ、それをはっきりと言葉にした結果であると推測できる。ある意味ただ素直なだけとも言えるかもしれない。

出典：TVアニメ「カーニヴァル」公式サイト

『カーニヴァル』の登場人物である「喰」は、主人公に面と向かって「捨て駒なんじゃないかな」と発言したり、自らの上司に対して「汚い大人」だと言い放つ毒舌家だ。しかし外面は良く、丁寧で穏やかな一面も持つ。その一面が発揮されるのは、自分と直接関係が薄い相手や常識人に対してのみで、ある程度の慣れのある相手や癖の強い相手には遠慮なく毒の強い言葉を浴びせるのだ。どのような過程を経てこのような性格となったのか、少々気になるところだ。いつか彼の表面上だけではない、心からの優しさが見られる日は来るのだろうか。