2016年現在、映画のみ登場のプリキュア「キュアエコー」、本来プリキュアではない「シャイニールミナス」「ミルキィローズ」を加えると44人を数えるプリキュア。そのなかで「白キュア」と呼ばれる4人にスポットを当ててみた。
2004年の「ふたりはプリキュア! 」に端を発し、今年(2016年)には13年の長きにわたってシリーズ化されているプリキュア。映画版や本来プリキュアではない二人を含めると総勢44人を数える中で、4人しかいない「白を基調とするプリキュア」をピックアップして見た。
出典:Amazon.co.jp
2016年現在、映画のみ登場のプリキュア「キュアエコー」、本来プリキュアではない「シャイニールミナス」「ミルキィローズ」を加えると44人を数えるプリキュア。そのなかで「白キュア」と呼ばれる4人にスポットを当ててみた。
出典:Amazon.co.jp
雪城 ほのか/キュアホワイト/CV:ゆかな
初代プリキュアの一人。伝説はここから始まった……。名前もそのまま「キュアホワイト」。白系のプリキュアは基本的にパワーで敵を押すタイプではなく、技とタイミングで敵にダメージを与えるイメージが強いが、そのイメージはやはりこの「ホワイト」が作った。もちろん、パワーでガンガン押すタイプの「ブラック」と対にするために製作側が考えた戦い方ではあるが、そこはやはり「知性」タイプのプリキュア。「柔よく剛を制す」という言葉がぴったりに感じるプリキュアである。「ふたりは~」シリーズは、元来プリキュア二人ともが「主役」。変身前はおとなしめだが、変身後は相方のパワータイプのプリキュアより、強く感じてしまうこともあるから不思議である。特に「キュアホワイト」に関しては、変身後の「声」が少々「ドスが利いている」ので、特にそう思うのかもしれない。キュアホワイトが戦闘中にくるくる回り始めたら、悪の側は要注意! 声優ネタでいえば、「無印」での「キリヤとの別れの回」でのホワイトの絶唱、あの魂を削られるような声は、今でもこの耳にはっきりと思い出すことができる。声優さんの力量(声量? )の凄さを思い知らされた気がした。
出典:Amazon.co.jp
続いては二代目プリキュア、スプラッシュスターから「キュアイーグレット」。空の精霊の力を手にした、空中戦の得意なプリキュア。「キュアウィンディ」へと二段変身を遂げる、相方「キュアブルーム」と並んで唯一のプリキュア。インドア派だが、変身すると「大空をかけめぐるプリキュア」であるところは、初代ホワイトと似たようなギャップを感じることができる。もちろん本編でも接近戦を多数披露していたが、やはりこの子の魅力は、急上昇からの立体攻撃ではなかろうか。オールスターズでも相棒のブルームとともに、超高空からの攻撃を見せていたが、ああいう攻撃こそ「イーグレット」の名にふさわしい。他のシリーズにも幾人か出てくる「おでこプリキュア」の元祖でもある。この子の「プリキュアおでこパンチ」はさぞ強力かと思うが、いかがであろうか(頭突きはパンチじゃないって……)。
出典:Amazon.co.jp
三人目の「白キュア」は、プリキュアいちの「たおやかさん」である「キュアリズム」。運動神経の塊のようなキュアメロディこと北條響と違って、キュアリズムの奏は運動そのものが苦手。変身しても今一つ動きが鈍かったのは、この子と「キュアブロッサム」くらいではないだろうか。とはいいつつもさすがはプリキュア。戦いに慣れてくると、そんな時代のことはおくびにも出さないのである。「白キュア」の特徴として、変身前の性格は「まともそうでちょっと変」な所があげられる。基本的には少し天然が入っていることと、世間知らずな面があげられるのだが……。奏もその例に倣って、妄想好きだったり(猫などの)肉球を触ると理性を失くしたりする。相方が響なので「つっこみ」に忙しいところも奏の特徴といえば特徴かもしれない。なにせ番組始まって以来、しばらくふたりの歩調が合わなかった、というのも「スイート~」の特長である。
最後に取り上げるのは映画版でのみ登場する「キュアエコー」である。オールスターズの「New Stage」で初登場を果たすが、次の「New Stage2」では出番がなく、映画1回きりの「幻のプリキュアか? 」と噂されたが次の年の「New Stage3」では華々しく再デビューを果たし、1作だけのプリキュアではなかったことを証明した。しかし、初登場時の映画のエンディングには彼女は登場しておらず、やはり「イレギュラー」な存在であることは間違いなさそうだ。他のプリキュア達と違って肉弾戦を行うことはなく、癒しの力や他のプリキュア達を側面から援護する演出が多いのもこの子の特長である。もともと最初の映画のテーマが「女の子はだれだってプリキュアになれる」であり、それを体現したプリキュアであることは想像に難くない。とはいえ、ほかのテレビ版レギュラーのキャラと比べても遜色を感じない、良いキャラだとは思う。変身後のコスチュームがなんとなく「下着」ぽくて、そこはかとなく色っぽいのも確か。考えてみれば「白キュア」は、ほかのプリキュアに比べてなんとなく色っぽい、と感じるのは自分だけだろうか。
いいね!・フォローしてマンガ・アニメのニュースを受け取ろう!