個性的な従業員たちが働くファミレスの日常を描いた4コマファミレスコメディ。北海道某所にあるファミリーレストラン、ワグナリア。16歳の高校1年生、小鳥遊宗太(たかなしそうた)は、そこでフロアスタッフとしてアルバイトを始めることになる。宗太をアルバイトに勧誘したのは、宗太の高校の先輩でもある種島ぽぷら。小学生にも見える小柄でかわいらしいぽぷらのお願いに胸を撃ち抜かれ、アルバイトを決意したのだった。宗太の名前をうまく言えず、「かたなしくん」と呼ぶぽぷらとともに、賑やかなアルバイトの日々が始まる。
宗太は小さいものが大好きな男子高校生である。アルバイトを始めたきっかけは、アルバイト募集に苦心していたぽぷらからの必死の勧誘だった。ワグナリアでも高校でも先輩にあたる種島ぽぷらは、とても小柄な少女である。一見すると本当に小学生にしか見えない。実際にお客さんからも年齢を尋ねられることが多く、誰の目にも幼く映る。ポニーテールが特徴で、小柄な体格も相まってリスのようである。性格的には面倒見の良いお姉さんタイプだが、純粋で騙されやすい。容姿や体格から受ける印象もあって、より幼く感じられるだろう。ちなみに宗太の名字である小鳥遊が言えず、宗太のことを「かたなしくん」と呼んでおり、舌足らずなところもかわいらしいポイントだ。宗太の「保護したい」という気持ちがよくわかる。ぽぷらは身長の低いことがコンプレックスで、大人っぽさに憧れている。というのもぽぷらをよりかわいらしく思わせる部分だ。
不動産会社に入社した新人営業マンと、デスクワークを担当しているかわいい先輩を中心に、社内の日常を描くほのぼのオフィスラブコメディ。不動産会社に就職した高瀬は初出社の日、仕事への不安から憂鬱な気持ちでいた。会社に向かう途中、転びそうになった少女を助ける。「子供はヒールなんて履かないほうがいいよ」と声をかけるが、彼女は「子供じゃありませんっ」と顔を真っ赤にしてしまう。実は彼女は高瀬が勤める会社の、デスクを担当している駒井紗和という女性だった。先輩として張り切る紗和を見て、高瀬は心を和ませる。
紗和は小柄でふんわりとした優しい雰囲気の女性である。社内で出すコーヒーカップの形はクマやウサギとかなりファンシー。お菓子作りが得意で、プロ顔負けの凝ったものも作るのだが、そんな趣味も雰囲気に合っている。身長の低いことを気にしてヒールを履いたり、化粧を工夫したりなど、大人っぽく見せようと努力する姿や、先輩だからと背伸びをしている様子にほほえましさを感じる。外見や趣味のかわいらしさはもちろんだが、紗和はこんな先輩が同じ部署にいてくれれば、と想像してしまうような人物だ。笑顔がかわいく、ちょっとしたことで喜ばせようとしてくれる。電話対応をはじめとして仕事もできるし、努力も怠らない。自分が担当している仕事以外のことも手伝ってくれるし、落ち込んでいれば優しい言葉もかけてくれる。営業職はノルマがすべて。高瀬が所属する課には、課長のようなコワモテの上司がいることもあり、紗和の癒し効果は計り知れない。こんなかわいい癒し系の先輩がいれば、会社に行くのが楽しくなりそうだ。
とある高校の学校生活をコミカルに描く日常4コマ漫画。とある高校では、個性的な生徒や先生が賑やかな日々を送っていた。ある日、小学5年生から飛び級したという天才児、美浜ちよが転入してくる。教師の谷崎ゆかりは、生徒たちにいじめないようにと釘をさすが、生徒たちはごく自然に受け入れていく。ちよはクラスメイトの榊に苦手意識を抱いていたが、進路希望調査に獣医や花屋といった職業が書かれているのを見て、よい人なのではと考えを改めるのだった。2002年4月から9月にかけてテレビアニメが放送された。
ちよは10歳。特徴的なツインテールがトレードマークで、礼儀正しく明朗快活、人懐っこい性格の少女だ。体型は年齢相応なのだが、周囲の人間と比べれば、もちろん小柄に見られる。しかしちよは現役高校生。小学5年生から飛び級で高校に転入してきたのだが、勉強が得意で高校生に交じっても優秀な成績を維持している。お弁当も自分で作ってくるという非の打ち所がない完璧超人と同級生から一目置かれていたが、彼女にも苦手なものがあった。体育である。16歳と10歳では、やはり体格が全く違う。頭脳は天才的でも身体的には年齢相応なちよは、体育だけはどうしても周囲から置いていかれるような形になってしまっている。それを仕方ないと考えるのではなく、悔しいと思えるところが天才児なのかもしれない。だが周囲との年齢差を気にしているのか、2年生に進級した際には、廊下ですれ違った1年生にわざわざ「先輩です」と宣言する姿はかわいらしい。
魔法学校を首席で卒業した10歳の少年が、教師として年上の少女たちを指導していく学園バトルラブコメディ。メルディアナ魔法学園を首席で卒業したネギ・スプリングフィールドは、修業として、日本で教師をすることになってしまう。日本にやってきて、人の多さに驚くネギ。姉たちに女の人には優しくと言い含められていたことから、学生の神楽坂明日菜(かぐらざかあすな)に失恋の相が出ていると声をかけてしまう。激怒する明日菜だったが、ネギが赴任してきた新任教師で、明日菜の部屋に泊まるように学園長に言われ、驚きの声を上げるのだった。アニメ化をはじめ、メディアミックス多数。
ネギが受け持つ麻帆良学園本校女子中等学校3年A組の少女たちは、実に個性的だ。スポーツに打ち込んでいる者、趣味に熱中している者と普通の女子中学生らしい生徒もいるが、中には地縛霊という風変わりな生徒も。中でもエヴァンジェリン・A・K・マクダウェルは、中世生まれの吸血鬼というかなり特異な存在だ。魔法使いとしての能力は随一で、身体能力も高い。日本に来た時に合気道を習得しており、かなりの腕前である。戦闘能力が異常に高いエヴァンジェリンだが、筋骨隆々の女性というわけではない。10歳のネギと同じ年くらいの、金髪の愛らしい少女なのだ。実年齢は600歳なので、人生の先輩である。ネギも弟子志願をしたり、アドバイスをもらったりと頼りにしている部分も多い。頼りがいがあって色々な意味で強い彼女だが、実は花粉症だったり、カナヅチだったりと苦手なこともちゃんとある。恋に一途なところは外見年齢相応で、かわいらしい。
キャラ属性を演じるという喫茶店を舞台に、従業員たちの日常を描く4コマラブコメディ。桜ノ宮苺香(さくらのみやまいか)は黒髪が特徴の、礼儀正しく真面目な16歳。海外留学するためにアルバイト先を探していたが、目つきの悪さが原因で、どこにも採用されずにいた。落ち込んでいたところ、突然ブロンドの鼻血まみれの男ディーノから、告白されてしまう。紆余曲折あり、ディーノが店長を務める喫茶店で働き始めた苺香は、ドSキャラを演じることになるのだった。2017年10月から12月にかけてテレビアニメが放送された。
ディーノが店長を務める喫茶店「スティーレ」は、普通の喫茶店ではない。接客を担当する店員が、各属性のキャラクターになりきるという、メイド喫茶や執事喫茶に近い形態の喫茶店なのだ。元来真面目な性格である苺香は、その目つきの悪さからドSキャラに。人懐っこい性格の日向夏帆(ひなたかほ)はツンデレキャラに、そして大学生で苺香にとっては先輩にあたる星川麻冬(ほしかわまふゆ)は、クールな性格だが、接客時には身長135cmの身長の低さを活かし、妹キャラを担当している。麻冬は、性格が完全に姉気質で、実際に3人の弟がいるという正真正銘の姉属性なのだが、この店では妹キャラ。甘えている姿はかわいいのだが、本来の頼れる姉である麻冬とのギャップに引き付けられてしまう。実は特撮やキッズアニメが大好きというところが、見た目と違和感のない唯一の点だろう。仕事をしないディーノを怒っているところを目撃した苺香は麻冬をディーノの上司と勘違いしたが、それは麻冬のしっかり者気質がにじみ出た結果だと言える。