2018年10月にテレビドラマ『中学聖日記』が放送。多感な青春時代に、憧れの先生に恋愛感情を抱いてしまう物語だ。先生と生徒の禁断の恋と悩み。そんなドキドキと切なさがつまった5作品をピックアップ。
『中学聖日記』2018年10月にテレビドラマ化!
出典:祥伝社
2018年10月にテレビドラマ『中学聖日記』が放送。多感な青春時代に、憧れの先生に恋愛感情を抱いてしまう物語だ。先生と生徒の禁断の恋と悩み。そんなドキドキと切なさがつまった5作品をピックアップ。
出典:マンガペディア
14歳の中学生男子と、25歳の女性教師との禁断の恋を描く純情ラブストーリー。主人公である中学3年生の少年・黒岩晶は、担任教師・末永聖のことが気になって仕方がない。なぜか聖を見る度に苛立ってしまうのだ。やがて昌は、聖のことが好きだと気づく。しかし聖は担任教師であり、遠距離恋愛している婚約者がいる。かまわずまっすぐに好意を向ける昌に、聖は戸惑いを隠せない。2018年10月にテレビドラマ化。
主人公の晶は、親や教師から「友人がいないのでは」と思われるほどマイペースで一匹狼のような男子中学生だ。そんな晶が、25歳の若くて可愛らしい女性教師・聖に恋をする。生徒からも頼りない印象を持たれてしまう聖は、実際に失敗も多く、先輩教師から注意されることもしばしば。見た目の可愛さから男子生徒の間で評判にもなるが、小馬鹿にされることも少なくない。そんな聖を見たり、彼女のウワサを聞くたびにイライラしてしまう晶は、それを恋だと自覚する。そんな自分を気持ち悪いと卑下し、嫌われたくないのに聖を困らせてしまう晶の思春期特有の多感さやもどかしさが切ない。
出典:小学館
女性教師と男子生徒による、禁断で過激な恋を描くラブストーリー。23歳の女性教師・日名木みすずは、自分が勤務する高校の生徒が、電車内で痴漢に遭っていたところを助ける。痴漢に遭っていたのは、可愛らしい顔をした男子生徒だった。みすずは、急病で入院した教師に代わり、新たに1年B組の英語を受け持つことになる。そのクラスには、件の美少年・西堂真宏がいた。続編に『続・先生のお気に入り!』がある。
本作のヒロイン・日名木みすずには、西堂和希という恋人がいる。和希は、みすずの大学時代の先輩だ。実家が資産家ということもあり、和希は27歳の若さで、美鈴が勤務する高校の校長を務めている。みすずは、恋も仕事も順調だった。そんな時、みすずが痴漢から助けた男子高校生の真宏は、和希の異母弟であった。真宏の母は、和希の父親の愛人で、真宏は兄・和希から疎まれていた。そんな歪んだ背景から、真宏は兄の恋人であるみすずを襲ってしまう。最初は和希に対する復讐心からの行動であったが、真宏は真摯に自分と向かい合ってくれるみすずに恋するようになる。女性教師と男子生徒と校長先生の三角関係を描いた異色のラブストーリーだ。
出典:小学館
女性教師と男子生徒の、秘密と幸せがいっぱい詰まったラブストーリー。23歳の高校教師・松下えみりは、結婚4か月目の新妻だ。えみりの結婚相手は、年下の18歳の少年・甲田獅子王である。実は、獅子王は、えみりが勤めている高校の生徒。周囲の人々には秘密のまま、2人は結婚したのだ。ある日、えみりは病欠した教師の代行で、3年のあるクラスを受け持つことになる。そこは、えみりの結婚相手・獅子王が在籍するクラスだった。本作の前日譚に『あたしのライオン』がある。
主人公・松下えみりと、彼女の教え子である甲田獅子王。2人は教師と生徒の関係だが、すでに結婚している夫婦でもある。学校の関係者には、2人が夫婦であることは秘密。2人で暮らしているマンションの住人にも、姉弟と説明している。それでも、えみりと獅子王は、ラブラブで幸せいっぱいだ。しかし、えみりは、密かに悩んでいることがある。獅子王は、容姿も人間性も魅力に溢れていて、クラスでも1番の人気者だ。クラスの問題児たちも、獅子王の言うことには従う。一方、若い女性教師であるえみりは、生徒に信用されていなかった。しかも、獅子王は、家事も完璧にこなす。えみりは、学校でも家でも獅子王に助けられてばかり。妻として情けなったりもするのだ。そんな悩めるえみりだが、獅子王はいつでも彼女の味方だ。幸せカップルの魅力がいっぱいに詰まったラブストーリーだ。
出典:マンガペディア
女性教師と男子高校生の恋を描く金字塔的作品。串田枝理子は、三田町高校に赴任してきた新人英語教師だ。美人な枝理子に、男子生徒たちは釘付けになる。上野晋平もそのひとりだった。夏休みのある日、鎌倉の海岸でアイス売りのバイトをしていた上野は、遊びに来ていた枝理子と会う。ひと夏の思い出だと割り切って、枝理子は上野と関係を持つ。だが上野は枝理子に本気で恋をしていた。1987年に実写映画化された。
本作のヒロイン・串田枝理子は真面目な教師だ。しかし、恋愛関係ではとても流されやすい女性である。ひと夏の思い出と割り切って、主人公である教え子の上野晋平と関係を持ってしまうほどだ。新学期に入ってからも猛烈にアプローチしてくる上野を、「あれはその場限りの出来事」と諭す。しかし、青春真っただ中の男子高校生に、大人の恋愛の駆け引きは理解できるものではない。上野は、枝理子に一途な想いをぶつけ続けていく。やがて枝理子も上野の情熱にほだされ、彼のことが気になるようになる。お互いに気持ちが通じた後も、恋愛に夢中で周りが見えない上野に対し、教師という立場を重んじる枝理子は恋に溺れられない。すれ違うふたりに、様々な試練が襲い掛かる。最後まで目の離せないストーリーだ。
出典:白泉社
14歳の中学生カップルの甘酸っぱく初々しい恋をメインに、様々な登場人物の恋を描いた群像劇。2年B組の女子生徒・田中彼方と、男子生徒・吉川和樹。2人はともに背が高く、クラスメイトから大人っぽいと言われている。彼方と和樹は、そんな周囲の目に合わせて、大人っぽい「振り」をしているだけ。周りの人々の目を離れれば、普通の14歳の少年少女に戻る。ふとしたきっかけで、彼方と和樹は自分の中の大人な部分に気づき、お互いに意識するようになる。
本作で描かれる女性教師と男子生徒の恋は、男子中学生・長井辰巳と、彼を気にかける副担任の女性教師・日野原由佳だ。長井は、大人のことが信じられない少年。副担にである日野原にもたびたびつっかかっていたが、一向にめげない彼女に興味を持つ。やがて長井は、日野原に対し、信頼とも恋心ともつかない感情を抱くようになる。一方、日野原も、そんな長井が気になっている。胸の高鳴りを感じることもあるが、ハッキリと恋だという自覚を持てずにいる。生徒であることをわかっていながら、自分がしたことで長井が喜ぶと思わず頬が緩んでしまう日野原は、とても可愛い。授業やテストなどの日常から、修学旅行という一大イベントまで、長井と日野原をはじめ、主人公カップルの彼方と和樹ほか、それぞれのキャラクターの想いが緻密に描かれている。どのエピソードにも、切なく胸がいっぱいになる純愛がつめこまれた作品だ。
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