危険な相手に恋をした！オススメ漫画５選63 Pt.

本作におけるヤクザ関係者は、瑠璃のバイト先の常連客・逆瀬川だ。瑠璃は高校までずっと女子校育ちで、周りにいたのは女子ばかり。教師も女性が中心で、男性教師はお爺ちゃんだけという、極めつけの温室育ち。彼女にとって、暴力を振るう男を見るのは、生まれて初めての経験だった。普通なら怖じ気づいてしまいそうな所だが、逆瀬川は店員である瑠璃に対しては横柄な態度を取るわけでなく、気さくに話しかける。そのギャップもあってか、瑠璃は逆瀬川に興味を抱く。逆瀬川は恐らく瑠璃の父親より年上で、しかもヤクザ関係者。恋愛対象としてはかなりハードルの高い相手である。しかし、世間知らずの少女には、そのすべてが魅力的に感じられる。その上、瑠璃に対しては紳士的に振る舞うという点も見逃せない。かくして瑠璃は、ヤクザ関係者・逆瀬川との危険な恋にのめり込んでいく。

本作におけるヤクザ関係者は、「ラバーズ7」のオーナー・東ノ本宗則（とうのもと　むねのり）。彼はヤクザ組織・東ノ本組組長の息子で、父亡き後に家督を継いだ。ただし、ヤクザとしての活動はほぼ休止状態。現在の彼は、東ノ本ビルのコンビニ「ラバーズ7」と、カラオケボックス、卓球場の経営者として、まっとうな道を歩んでいる。もっとも、揉め事は何でも卓球勝負で解決し、負けた相手には有無を言わせず従わせる、という強引な姿勢は、ヤクザの名残を感じさせる。宗則が卓球にこだわる理由は単純明快で、彼は高校時代卓球部員だったのだ。ちなみに高校当時、宗則は添野なつきの母・小林たまきに片想いをしていた。そのせいもあって、当初は保護者的な感覚でなつきに接していたが、やがて恋愛感情を抱くようになる。普段はワルぶっている宗則だが、恋愛に関してはかなり不器用。意外と純情な面があるヤクザ関係者である。

本作におけるヤクザ関係者は、暴力団「白樺組」組長の娘・白樺綾。綾は大楽を気に入り、乙女高校へ転校。その上、強引に大楽のアパートに転がり込み、卒業まで同居生活をすると宣言する。父親は綾を溺愛しており、基本的に彼女の求めには何でも応じる。乙女高校への転校、そして主人公・大楽有彦との同棲も即座に許した。さらに大楽には、娘に傷ひとつ付けずに卒業させれば、1億円の報酬を支払うと約束。もっとも、意に沿わない結果になれば命はないと脅すことも忘れない。そんな父の愛情を一身に受けて育った綾は、自由奔放な小悪魔娘。大胆に肌を晒したり、際どい衣装で出迎えるなど、様々な手段で大楽を刺激する。一方の大楽は、同僚の女性教師・五月弥生と、恋人まであと一歩の微妙な関係。突然始まった綾との同棲は、大楽にとって弥生との恋愛関係の進展にとっても大問題だ。日ごとに過激さを増す、ヤクザ関係者・綾のアプローチは、大楽を大いに苦しめることとなる。

本作に登場するヤクザ関係者は、なんと人魚の少女・瀬戸燦。彼女の父親は、瀬戸内魚類連合瀬戸組組長・瀬戸豪三郎。平たく言えば、人魚の世界におけるヤクザの親分である。人助けをしたせいで愛娘が死ななければならないという事態に、豪三郎は大激怒。正体を知られた相手である永澄を殺して、事を治めようと暴走する。そこで、燦と永澄の両者が助かるために提案されたのが、2人の結婚だ。燦は少々天然気質であるものの、天真爛漫で芯が強く、気っ風の良い女の子。突然結婚することになったとは言え、永澄自身も満更ではない。だが娘を溺愛する豪三郎は、2人の結婚に大反対。どうにかして永澄を亡き者にしようと、様々な手段を講じてくる。かくして永澄は、ヤクザ関係者・瀬戸燦との危険極まる結婚生活を過ごしていくこととなる。

本作に登場するヤクザ関係者は、主人公・このみの夫となる栄樹だ。このみは幼い頃、母を亡くしたときに優しく慰めてくれた栄樹に想いを寄せていた。一方、栄樹も、極道者の息子である自分を避けずに微笑みかけるこのみに励まされてきた。互いに告白こそしなかったものの、このみと栄樹は幼い頃から両想いだったのだ。同窓会で再会した2人の関係は急速に進展。このみは、栄樹の父と共に組をまとめる義母・多枝子にも気に入られ、栄樹とトントン拍子で結婚する。本家の血筋ではないが、栄樹は日本有数の巨大組織「仙厳会」組長の息子。だがその外見は眼鏡が似合う、インテリ系のイケメンだ。暴力的な態度もなく、一途にこのみを愛する栄樹は、ヤクザ関係者とは思えないほど理想的な夫である。ヤクザ社会が舞台となっているが、ほのぼのとしたピュアなラブストーリーが楽しめる作品だ。