あの人は存在していた⁉ 実在の人物が登場するアニメ124 Pt.

出典：アニメ「ドリフターズ」公式サイト

古今東西の英雄が、人間とデミ・ヒューマンと呼ばれる「人ならざるもの」が住む異世界に召喚され戦いを繰り広げるアクション系歴史ファンタジー。関ヶ原の戦いの最中に異世界に送り込まれた「島津豊久」は、先にこの世界に送られていた「織田信長」「那須与一」と出会い、異世界の戦場を駆け回る。この3人の他にも平安時代の陰陽師「安倍晴明」、カルタゴの天才戦術家「ハンニバル・バルカ」、新撰組副長「土方歳三」、百年戦争で名を挙げた「ジャンヌ・ダルク」、18世紀ヨーロッパを中心に活動していた「サンジェルマン伯」、まだまだ国籍も時代も超えた人物たちが次々と登場するのである。「漂流物（ドリフターズ）」と言われる彼らは、この世界に住む「エルフ」を虐げる「オルテ帝国」、同じく異世界から召喚され人類を滅亡させようとする「廃棄物(エンズ）」達と戦う。日本史、世界史、いろいろな時代から実在した人物が異世界に集合するこのアニメ、登場人物がどんな人だったのかと非常に興味を惹かれる作品である。

出典：Amazon.co.jp

時は戦国時代、様々な戦国武将たちが繰り広げる戦い、策略、野望、そして笑い。歴史上実際に起こった出来事をネタにしたショートアニメ。日本全国各地にちらばる超有名な武将からちょっとマイナーな武将、そしてその家族も巻き込んだ爆笑ネタのオンパレードである。登場するキャラクターも非常に個性的であり、何人か挙げていこう! 眼帯を愛し過ぎて、意味不明な眼帯を数々作成、「機動武士ガンタイン」を執筆したりと眼帯に惜しみなく愛を注ぐ伊達家当主「伊達政宗」と、それに振り回されまくる部下「片倉景綱」と「伊達成実」。隙あらば何でも焼き討ちしようとする放火魔「織田信長」、その妻である「お濃」は実の父「斎藤道三（通称：美濃のマムシ）」をからかう事が趣味の美しい外見からは想像つかない程の問題人物。「姫若子」と呼ばれ、華奢で美少女に見える美青年「長曾我部元親」は家臣が親衛隊を結成するほどの人気があり、ナース姿やスクール水着を披露するなどの行動から、男らしく育って欲しいと父を悩ませる。ここまで紹介しただけでも相当強烈なクセを持つ者揃いだが、まだまだたくさん出て来るのでぜひアニメをチェックしてほしい。「上杉謙信」の声優を「GACKT」が務めているのも要チェックだ。

出典：Amazon.co.jp

音楽を町おこしに掲げるある地方都市に住む高校生の主人公「音羽歌苗」と「神楽奏助」。とある事がきっかけで「クラシカロイド」を名乗る有名音楽家「ベートーベン」と「モーツアルト」に出会う。彼らが奏でる音楽「ムジーク」には不思議な力が宿っていた。彼らがタクトを振ると「あの名曲」が響き渡り、星が降ったり巨大ロボがあらわれたりと大騒ぎの超常現象が起きるのだった。更に「ショパン」「リスト」「シューベルト」「バッハ」などの音楽家達まで次々現れる始末。全員天才ではあるのだが、「頑固で偏屈」「空気が読めない」「引きこもり」「女好き」など一癖も二癖もある人物ばかりで、彼らに振り回される主人公「歌苗」と「奏助」が気の毒である。音楽の教科書に載っていた、音楽室に肖像画があったあの天才音楽家たちの音楽を楽しみながら見ることができ、クラシックに対する興味が湧いてくる作品である。

出典：Amazon.co.jp

舞台は紀元前の中国、春秋戦国時代。西方の国「秦」に暮らす戦争孤児の少年「信」と幼馴染の「漂」は共に「天下の大将軍」を目指していた。しかし、「漂」は王宮の勢力争いに巻き込まれ「信」に全てを託し力尽きる。その後、「信」は「漂」と瓜二つの秦国若き王「嬴政」と出会う。この「嬴政」こそ、後の「始皇帝」である。「信」は生まれ持った資質と幼い頃からの鍛錬により驚異的な剣技を持つ人物。成長を遂げ戦場へと身を投じ武功を上げ、三百人を率いる隊の隊長となっていく。そして「嬴政」は中国全土統一を自らの道と定め、その達成を目指し、王宮内では「呂不韋」との権力争いを繰り広げる。他にも「王騎」「王翦」「壁」など、史実に名を残す武将たちが登場。それぞれが己の高みを目指し、戦い、苦しみ、後悔、葛藤を乗り越えていくという壮大なストーリー展開に目が離せない。500年の争乱が続いた乱世の時代を、己の強い意志で戦い抜く武将たちの姿は胸を熱くさせる。

出典：Amazon.co.jp

大人気アニメ『文豪ストレイドッグス』はご存知、日本および世界の文豪たちが数多く登場している。孤児院を追い出され「ヨコハマ」を放浪していた「中島敦」は入水していた「太宰治」を助けたことをきっかけに、「太宰」の所属する探偵集団「武装探偵社」が追っている「人食い虎」の捜索を手伝うことになる。しかし、その「人食い虎」の正体は異能力「月下獣」によって変身した「敦」自身であった。「太宰」の異能力「人間失格」で「人喰い虎」に変身していた「敦」は鎮静され「武装探偵社」に入社することとなったが、「敦」にかけられた懸賞金を狙った「ポートマフィア」や「武装探偵社」が所持する「異能開業許可証」を狙う「組合（ギルド）」たちとの戦いに巻き込まれていく。「国木田独歩」「江戸川乱歩」「芥川龍之介」「中原中也」など日本の文豪が数多く登場する他にも、「ジョン・スタインベック」「エドガー・アラン・ポオ」「マーガレット・ミッチェル」など世界の文豪たちも負けないくらい多数登場している。「中島敦」の「月下獣」、「太宰治」の「人間失格」など異能力の名前はその文豪の作品名である。国語の授業などでも一度は耳にしたことがあるような名作揃いなので、ぜひその作品たちにも手を伸ばしてみてはいかがだろうか?