ホッと一息しながら読みたい!!「喫茶店」が舞台のオススメ漫画5選
39 Pt.

開放的で明るいイメージのあるカフェと、レトロで落ち着いた雰囲気を感じる喫茶店。どちらも飲食店ではあるが、大きな違いは営業許可なのだとか。本記事では常連として通いたくなってしまう、ほっと一息つけて居心地の良い「喫茶店」が登場する漫画を紹介する。

作成日時:2022-08-14 19:00 執筆者:マンガペディア公式

ホッと一息しながら読みたい!!「喫茶店」が舞台のオススメ漫画5選

出典:講談社


『ヨコハマ買い出し紀行』

『ヨコハマ買い出し紀行』

出典:講談社

年々海面が上昇し、ゆるやかに文明社会が衰退していく世界で、姿を消したオーナーを待って喫茶店を守る若い女性ロボットと周囲の人々の日常を描く近未来SF日常漫画。初瀬野アルファは、三浦半島にある「西の岬」で喫茶店「カフェ・アルファ」を営んでいる女性型ロボット。ある日、アルファは丘の上の横浜へと、コーヒー―豆の買い出しに行くため喫茶店を留守にする。海面上昇にのせいで沈んだ道が目立つ中、アルファはスクーターを走らせ、横浜の町へと急ぐのだった。1998年OVA化。

世界は緩やかに衰退している。海面が上昇したことで人間の生活圏はどんどんと狭まっていく。アルファはそんな世界で生きるロボットだ。オーナーから預かった喫茶店を営んでおり、お客さんは少ないと言っているが、ガソリンスタンドの店員をはじめ、ファンは多い。店は現在の三浦半島付近にあり、横浜までの買い出しは極めて困難だ。道は海面上昇により通行不能になる場所も多い。それでもアルファはスクーターを走らせて豆を仕入れ、客をもてなしていく。待つことを厭わないアルファが持つ柔らかな空気は、喫茶店の魅力のひとつだ。ある男性客は「どれだけ間が空いても常連客になれる場所」と評している。


『ブレンド・S』

『ブレンド・S』

出典:amazon

真面目で礼儀正しいが目つきが悪い主人公が、特殊な喫茶店で員やお客様と交流していく喫茶店コメディ。桜ノ宮苺香(まいか)は、海外に憧れを抱く高校生。留学費用を貯めるためにアルバイトを探しているが、目つきの悪さからか不採用が続いてしまう。そんなある日、面接に向かおうとしていた苺香は、イタリア出身のディーノがオーナー店長を務める「スティーレ」で働かないかと誘われるのだった。2017年テレビアニメ化。

喫茶店には様々な種類があるが、日本で誕生した独特の接客形態を持つ喫茶店に「メイド喫茶」がある。苺香がアルバイトを始めた「スティーレ」もこの業態に近い。何しろ接客してくれる店員さんはそれぞれの「属性」を持っており、それに合わせてお客様をおもてなししてくれる。真面目で礼儀正しく天然気質苺香は「ドS キャラ」。本人にドSを演じているつもりはないのに、無自覚に言動がドSになってしまうのが面白い。他にも妹、ツンデレ、姉、アイドルなどキャラ属性の宝庫である。お店の内装や外観はレトロな雰囲気なのに、中に入るとオタク的な要素が楽しめるというギャップが良い。食欲も性癖も満たされる、心躍る喫茶店だ。


『ご注文はうさぎですか?』

『ご注文はうさぎですか?』

出典:amazon

高校進学を機に喫茶店で下宿生活を開始した主人公が、喫茶店で働きながらオーナーの娘や、友人たちとの交流の中で成長していく日常喫茶店コメディ。保登心愛(ほとここあ)は明るく朗らかな性格。高校への進学をきっかけに「木組みの家と石畳の街」にある下宿で生活することになる。偶然入った喫茶店「ラビット ハウス」が下宿先だと知ったココアは、オーナーの娘である香風智乃(かふうちの)に、妹のように接するのだった。2014年テレビアニメ化、他メディアミクス多数。

「ラビット ハウス」は外観も内装もおしゃれでかわいい喫茶店である。ココアが引っ越してきた街は「木組みの家と石畳の街」。ヨーロッパにいるような気分にさせてくれる。観光で訪れたいというよりも、実際に住んでみて、海外や物語の住人気分を味わいたくなるだろう。こんな街で過ごせるなら、日常の鬱屈も吹き飛ばせそうだ。そんな街にやってきたココアは、「ラビット ハウス」で店員兼下宿人として暮らすことに。4人兄弟の末っ子であるココアは、オーナーの一人娘であるチノを妹のようにかわいがり始める。ココアとチノは赤の他人だが、不思議と本当の姉妹のように見えてくるだろう。温かく穏やかな時間の流れる街でだからこそ、和やかな雰囲気の喫茶店が残るのかもしれない。


『つなみティーブレイク』

『つなみティーブレイク』

出典:amazon

海沿いの国道に面する喫茶店を舞台に、海を愛する生粋の関西人の主人公を中心とした喫茶店の日常を描くお仕事4コマ漫画。海沿いにある「ドーバー亭」はイギリス人のマスターが切り盛りする紅茶専門の喫茶店。砂浜と海が目の前に広がる開放的な店内を切り盛りするのは、生粋の関西人であるウエイトレスのつなみ。紅茶に強いこだわりを持つマスターをしり目に、つなみはお好み焼きやたこ焼き、コーヒーなど日本人にお馴染みの味をお客様に堂々と提供するのだった。

喫茶店と言えばコーヒーのイメージが強いが、喫茶店によってはコーヒー以外の飲み物を専門に扱っているところもある。目の前に海と砂浜が広がる「ドーバー亭」は、紅茶専門の喫茶店。イギリス人のマスターが経営しており、こだわりの紅茶を提供している。紅茶に海とくれば、穏やかで落ち着いた雰囲気を連想しがちだが、ドーバー亭に落ち着いた空気は感じられない。生粋の関西人で明るく元気な店員のつなみをはじめ、作中での会話は関西弁がおもだ。提供されるつなみの料理も、お好み焼きやたこ焼きなど大阪を彷彿させるものが多い。つなみたちのはじけるような明るい会話を見ていると、心が静かに落ち着く場という空気は薄い。しかし、いつでも明るく出迎えてくれる居場所のような温かさを感じる。


『はにーすぃーとティータイム』

『はにーすぃーとティータイム』

出典:竹書房

三代続く老舗喫茶店を切り盛りする看板娘の3人姉妹を主人公に、家族経営の喫茶店の日常を描くホームコメディ。「すぃーと館」は三代続く老舗の喫茶店。現在はケーキ職人の父を中心に、3人の娘たちが看板娘として店を切り盛りしていた。長女の茶苗(さなえ)はかわいいものが大好きな23歳。隙あらばメニュー名や制服をかわいいものに変えようとしている。常連客である柿沼誠のことが気になる茶苗は、連絡先を交換しようと積極的に動き始める。実は柿沼は、かわいいものが大好きだった。

「すぃーと館」は家族経営の喫茶店である。スイーツは父が作り、軽食は料理上手な次女の葉摘(はつみ)が担当。長女の茶苗と高校生の三女、珈流(かおる)がホールの担当だ。3姉妹は間違いなくお店の顔と言って良いだろう。特に目を引くのが茶苗の奇行である。長女と言うとしっかり者のイメージがあるが、茶苗はかなり自由な気質。自身のかわいいもの好きの趣味をメニュー名に反映させ、メニュー開発に役立てようと、少し斜め上の努力をしてしまう。ある意味それもお店の個性と言えるだろう。口に出すのは些か恥ずかしい商品名ではあるが、何が出てくるのかという想像を巡らせて楽しむことができる。家族経営故のアットホームさが売りのひとつだろう。実家に帰ったような安心感が味わえる。


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