芸術の秋!ベレー帽をかぶったキャラが登場する漫画40 Pt.

ベレー帽は芸術家や漫画家のシンボルだけでなく、オシャレアイテムとして魅力的!

芸術の秋!ベレー帽をかぶったキャラが登場する漫画

出典:集英社

ピカソやロダンらが愛用したことから、アーティストのトレードマークの1つとして認知されるようになったベレー帽。芸術の秋にちなんで、そんな「ベレー帽キャラ」が登場する漫画作品を紹介しよう。


人助けを目的に創設された私立開盟学園高校の部活動「スケット団」。その活動を中心に、所属メンバーたちの日常を描いた学園コメディだ。お調子者だが困っている人を見過ごせない人情家・藤崎佑助。勝ち気な性格の武闘派ヤンキー女子・鬼塚一愛。冷静沈着で頭脳明晰なアニメ&ゲームオタク・笛吹和義。スケット団には個性豊かな3人が集っている。スケット団は、イジメ問題から爆弾処理まで、学園で起こる様々な問題を解決していく。第55回小学館漫画賞(少年向け部門)受賞作。2011年4月にテレビアニメ化された。

本作に登場する「ベレー帽キャラ」は、早乙女浪漫だ。早乙女は私立開盟学園高校の2年生で、漫画研究部の部長を務めている。「ロマン」のペンネームで漫画誌に投稿しているものの、絵の才能は壊滅的。その一方で、周囲の空気を一瞬で「少女漫画風」にしてしまうユニークな能力の持ち主だ。早乙女は、第7話「坂之上の王子様」で登場する。一昔前の少女漫画が好みで、ベタな展開に目が無い早乙女。ある日見かけた、「雨に濡れた子犬を抱き上げる男子生徒」に一目惚れ。スケット団に、その男子生徒を探して欲しいと依頼する。この1件がきっかけとなり、早乙女はたびたびスケット団の部室を訪れるようになる。そして、自身の持つユニークな能力を駆使して、スケット団の人助けに協力していく。早乙女は可愛いけどうざい「ベレー帽キャラ」だ。


『画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて…』

出典:集英社

作者・漫☆画太郎のデビュー作『DRAGON BALL外伝』を始めとする、単行本未収録作品を1冊にまとめた短編集。映画「漫☆画太郎SHOW ババアゾーン(他)」の原作となった『ババアゾーン』『ババアゾーン2』を収録。また、漫☆画太郎の人気作『珍遊記』のキャラが登場するスピンオフ作品『新・太郎にも描けるまんが教室』も収録されている。

本作における「ベレー帽キャラ」は、作者である漫☆画太郎本人だ。本作の表紙も、漫☆画太郎がベレー帽を被りパイプをくわえた、いかにも大御所漫画家といった風情の自画像となっている。表紙では、人畜無害で穏やかそうな笑顔を見せている漫☆画太郎。だが、本作に収録されている作品は、下品で過激なものばかりだ。強烈な毒気に満ちたギャグの数々は、読む者に大きなインパクトを与える。表紙の自画像だけでなく、収録作『太郎にも描けるまんが教室』にも、漫☆画太郎が登場する。ストーリーは、『珍遊記』の主人公・山田太郎が、漫画の勉強をするため、漫☆画太郎の豪邸を訪問するというもの。通常の漫画ハウツーものとは大きく異なる、作者本人ならではの破天荒な展開が楽しめる。


高校入学を機に下宿生活をスタートした女子高校生・保登心愛(通称・ココア)。ココアは、下宿先の喫茶店・ラビットハウスでアルバイトを始める。コココアと、お店の先輩や学校の同級生、下宿先の少女たちとの日常のエピソードを描いている。ほんわかとしたコメディタッチの4コマ漫画。2014年4月にテレビアニメ化され、2017年には劇場版アニメが公開された。

本作の「ベレー帽キャラ」は、喫茶店・ラビットハウスの看板娘・香風智乃(通称・チノ)だ。チノが頭に乗せているのは、実はベレー帽ではない。モフモフしたアンゴラウサギのティッピーだ。ティッピーは、喫茶店・ラビットハウスのマスコットである。そのモフモフぶりは、「ウサギ型のベレー帽」といっても差し支えがないほどなのだ。チノは喫茶店の娘だけあって、コーヒーに関しては鋭い感性を持っている。香りをかぐだけで、コーヒーの銘柄が当てられるのだ。容姿は幼いものの、しっかり者のチノ。ココアやリゼたちバイト店員とも円滑な関係を築いている、かわいい「ベレー帽キャラ」だ。


都会から転校してきた少年・前原圭一が、雛見沢村で起こる「連続怪死事件」に巻き込まれていくさまを描いた伝奇サスペンスホラー。ゲーム「ひぐらしのなく頃に」シリーズ第1作のコミカライズ作品である。原作ゲームは、ユーザーの選択によって物語の展開が大きく変わるサウンドノベル形式だ。その何通りもある展開が、それぞれ別の作者によりコミカライズされている。本作は、その中の1作品だ。

本作の「ベレー帽キャラ」はヒロインである竜宮レナだ。本名は竜宮礼奈(りゅうぐう れいな)。「レナ」と自称しており、周囲にもそう呼ばせている。いつもトレードマークの白いベレー帽をかぶっている。レナの趣味は、「かぁいいもの」だと感じた物を集めること。その感性はかなり独特で、一般的な「かわいい物」とは相容れないことが多い。自身のお眼鏡に適う「お宝」を探しに、不法投棄されたゴミの山へさえ出かける変わり者だ。そんなレナだが、普段は冷静沈着。周囲への気遣いもできる、皆のまとめ役だ。また、プロ級の料理の腕を持つ。レナは、物語の展開次第で様々な顔を見せる、魅力的な「ベレー帽キャラ」だ。


『まんが トキワ荘物語』

出典:祥伝社

手塚治虫を筆頭に、藤子不二雄、赤塚不二夫たち、多くの著名な漫画家が集い、青春時代を過ごした伝説のアパート「トキワ荘」。本作は、トキワ荘に関わった漫画家たちが、それぞれの視点で想い出を描いたアンソロジー・コミックだ。1960年代から1970年代にかけて、雑誌「COM」に掲載された、1話完結スタイルの作品を1冊にまとめたものである。

漫画界でもっとも有名な「ベレー帽キャラ」といえば、“漫画の神様”手塚治虫だろう。ベレー帽を被っている自画像はもちろん、藤子不二雄Aの描いた『まんが道』でも、ベレー帽姿で登場している。手塚治虫がベレー帽を被るようになったきっかけは、漫画家・横山隆一にすすめられたからと言われている。なお、手塚治虫をはじめとした「トキワ荘グループ」の漫画家には、彼以外にもベレー帽を被っている漫画家がいる。例えば、藤子・F・不二雄や石ノ森章太郎だ。多くの漫画家がベレー帽を被り、その自画像を描いている。中でも手塚治虫は、「漫画家=ベレー帽」というイメージを定着させた1人であることは間違いない。


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