概要・あらすじ
金曜日の記憶が丸一日分なくなっていた森村ひろしは、転入してきた早川あおいがその記憶喪失と関係していることに気づく。怪力や驚異的なジャンプ力を見せ、明らかに普通ではない早川あおいと一緒に学校で起こっている校長たちの不正行為を調べる中、宇宙人と地球人のハーフという事実が明らかになる。他にも発生するちょっと不思議な事件を解決していきながら、学園生活と淡い恋愛模様が描かれていく。
登場人物・キャラクター
早川 あおい (はやかわ あおい)
『あおいちゃんパニック!』の主人公である14歳の女の子。宇宙人と地球人のハーフで、地球より重力の大きな惑星で生活していたため、力持ちで常人離れした跳躍力を持つ。空飛ぶ円盤で毎日会社に出勤する宇宙人の父、同じ方向音痴の特徴を持つ地球人の間に生まれる。山崎たかしが目撃した身体測定表によると、体重は36キロ。
森村 ひろし (もりむら ひろし)
地球に引っ越してきた早川あおいの乗る空飛ぶ円盤に道を聞かれ、薬で記憶を消されていた。その秘密を思い出したことから、地球に不慣れだったり、力を抑える薬の副作用でいつでも突然寝てしまう早川あおいの世話を焼く立場となる。新聞部に所属しているが、ほとんど顔を出していない。
岡崎 あきら (おかざき あきら)
早川あおいのクラスメイトで、仲のいいグループのひとり。女の子が好きで、早川あおいや高橋みどりをはじめ、数多くの女の子に常にアプローチをかけているが、高橋みどりには冷たくあしらわれることが多い。早川あおいの父親に会った時に気絶していたため、ホルグルゥを父親と勘違いしていた。
高橋 みどり (たかはし みどり)
早川あおいのクラスメイトで、仲のいいグループのひとり。山崎たかしと特に親しく、常にかいがいしく世話をしている。
山崎 たかし (やまざき たかし)
早川あおいのクラスメイトで、仲のいいグループのひとり。丸い大きなメガネをかけている。歩いている時でも本を読み続ける本の虫で、とても口数が少ないため高橋みどりがセリフを代弁することが多い。クラスの保険委員だが、図書委員でもある。
パパとママ
早川あおいの両親で、パパが宇宙人で本名はヌート=モチャノチャ=トメルの3、ママ(早川ひろこ)は地球人で結婚後の名前はヒロコ=モチャノチャ=ヌートのサイ。美男美女で、14歳の娘がいる今も熱愛中。ママの故郷で暮らすために地球に引っ越してきた。
トート
『あおいちゃんパニック!』の登場人物で宇宙人。地球に来る前の早川あおいのおとなりさんで、あおいのことを慕っているが単純に女の子好きな性格でもある。ハンサムだが性格に少々問題があり、女の子に優しい割にデリカシーのない発言をする。
トゥクトゥプ
『あおいちゃんパニック!』の登場人物で宇宙人。早川あおいの幼なじみで一番の仲よし。プレゼントされたペンダントをあおいが肌身離さずつけていたためボーイフレンドと思われていたが、トゥクトゥプ本人から新しいガールフレンドを作ったという手紙が送られてくる。
トーオリ
植物学者で、早川あおいの引っ越す前の恩師でもある宇宙人。旧型の空飛ぶ円盤で墜落したり、水で増殖するフワフワという宇宙植物を持ってくるなど、騒動の原因となることが多い。
秋本 あきお (あきもと あきお)
早川あおいに興味を持ち、秘密を探ろうとする人物。新聞部と写真部を掛け持ちし、放送委員をしている上、芸能研究同好会に入っているアイドルスター好きでもある。「はっはっはっはっ」という笑い声が特徴。
トマト
早川あおいの叔父である宇宙人。医者だが、腕前は少々怪しい。
マメミム
『あいおちゃんパニック!』の登場人物で宇宙人。トマトの末娘で、早川あおいのいとこに当たる15歳。三つ子の一番下だが、上にはさらに四つ子がいる。親に縁談を決められたのがイヤで家出し、地球にやってきた。
その他キーワード
ムーニーさん
『あおいちゃんパニック!』に登場するワシに似た鳥型異星生物。早川あおいのじいや兼教育係で、一緒にいることが多い。早川あおいのことは「じょうちゃん」と呼ぶ。人語を使うことができるが、普段はそれを隠し「ぎゃぎゃ」等と鳴いている。気位が高く、ペット扱いされると怒る。
パフパフ
『あおいちゃんパニック!』に登場する、毛玉のような姿をした異星生物。早川家のペットで、早川あおいと一緒にいることが多い。不定形生物で自在に変形可能であり、帽子のように変化すれば早川あおいが被ることもできる。
ホルグルゥ
『あおいちゃんパニック!』に登場するペットの異星生物。2本の触覚状に伸びた目と、大きな球状の体にタコにも似た多足が特徴。