概要・あらすじ
女子高生で占い師でもある古城あずみは、あずみをママと呼ぶリサと暮らしていた。そんななか、あずみの占い師仲間のヨーコが黒魔術で呼び出したキュートな悪魔の儀助と、IQ300の天才犬フヂエがあずみ家に加わった。季節の行事やイベントにはあずみ家の住人と共にヨーコや、ヨーコが魔術で呼び出した死神ちゃんも加わり、奇想天外だが楽しい生活を送っていた。
そんなある日、あずみたちが住んでいたアパートが取り壊されることになり、あずみ家はサーカス団と暮らすことになる。
登場人物・キャラクター
古城 あずみ (こじょう あずみ)
女子高生で、占い師でもある。くだらないナンパ男には容赦なく鉄槌を下す。適当に占っているように見えるが、腕は本物。細かい作業が得意で、リサや儀助の世話は苦にしないが、フヂエに対してはS度が高くなる。見た目や態度がクールなため誤解されることが多いが、結構マメに家族サービスをする心優しい女性。
リサ
古城あずみを「ママ」と呼ぶ幼女で、あずみと共に暮らしている。園児でありながら趣味や性格がオヤジ臭く、予想屋やゴト師に憧れ、その方面の人脈が広い。商才に長け、すでに色々なビジネスを個人で手掛けている。
儀助 (ぎすけ)
古城あずみの仲間である、魔術師のヨーコが黒魔術で呼び出した小さく可愛らしい悪魔。風呂好きでプリンが大好物で、ニンニクが嫌い。「ぴょる」「ぴょー」と鳴いたり、語尾につけるのが特徴。ドジで何の役にも立たないが、無邪気な愛らしさでいつも人気者。
フヂエ
犬でありながらIQ300の天才。古城あずみと同じ高校に男子生徒として通っている。学校に住んでいたが、人恋しくなりあずみ家に遊びに行き、そのまま居候している。家事が得意で世話好き。女性も大好きだが、後輩ちとせのドSな愛情表現にはいつも怯えている。あずみに雑に扱われることが多い。
ヨーコ
古城あずみの占い師仲間で魔術師。顔が濃いことが悩みで、大好きなピンクハウスの服が似合わないことにいつも傷ついている。黒魔術で儀助を呼び出した張本人であり、同様に呼び出した死神ちゃんと同居することになる。死神ちゃんとは、趣味が合わないながらもなんとか上手くやっている。
あやめ
古城あずみの仲間の霊能占い師で、昼間はOLとして働いている。オフィスでも霊が見えるので、人の守護霊などに影響され、仕事にならないことが多い。怪しい商売をしていた自分のおばーちゃんの霊がよく現れ、世話をさせられている。
ユウキ
コンビニでアルバイトをするミュージシャン。メガネをかけている時はまじめで大人しく人見知りな青年だが、メガネを外すと180度豹変し、ファンキーで過激な性格になる。メガネを外した時のユウキの行動に、メガネをかけたユウキが迷惑していることがある。古城あずみのファン。
愛一郎 (あいいちろう)
古城あずみの近所に住む赤ん坊。よくあずみの家に預けられる。強烈な大阪弁をしゃべり、プライドが高く大人びた美学を持つ。若く綺麗な女性が好きで、赤ん坊であることを最大限に利用して近づく。
ちとせ
古城あずみやフヂエと同じ高校の後輩。フヂエに想いを寄せているが、その態度はドSで支配的。毎日のようにフヂエにお弁当を持参させ、強制的に食べさせている。お弁当の中にフヂエの毛を入れたぬいぐるみを作り、これを使って間接的に罰を与えることもある。
町沢 (まちざわ)
古城あずみが通う高校の教師。大人の男性だが、外見は子供そのもの。お菓子が大好きでコンビニで新製品を見かけると買わずにはいられない。お菓子を食べながら授業をしたり、夏にはスイカを丸ごと学校に持参するなど子供っぽさを発揮して周囲を困惑させるが、本人はまったく気にしていない。
龍之介 (りゅうのすけ)
リサと同じ幼稚園に通う男の子だが、心は女の子。洗練された大人の女性に憧れ、美容には手を抜かない。父親は重量挙げの選手、母親はボディビルダーという家系に育った。日常生活にトレーニングが組み込まれているため、尋常ではない力の強さを誇る。同じ幼稚園の美しいモテ男、タカフミに恋している。
死神 (しにがみ)
儀助のような可愛い子が欲しくなったヨーコが、ピンクハウスを着用して行った魔術で出てきた死神の女の子。和風テイストを好み、洋風好きなヨーコとは趣味が合わない。人の心を読むことができるが、やることはいつもどこかずれている。たこ焼きをアートにするなど、鎌を使った器用な細工が得意。
高野 (たかの)
古城あずみが転入した高校で同級生となった男性。ミュージシャンでもある。自分の作った歌詞を忘れないよう、校内放送で歌い皆にも覚えさせようとした。迷信やジンクスを固く信じており、黒猫に前を横切らせないためにいつも全力疾走している。こたつを持ちこんで授業を受けるなど超自由人でもある。
ポコン
古城あずみが引っ越した先のアパートの住人。ブリキのロボットで口がきけず、会話は筆談のみ。泣き上戸だが、錆びてしまうためいつも誰かに涙を拭いてもらっている。人間そっくりで美男子のアンドロイドの弟がいる。
八王子 (はちおうじ)
地球侵略のため、「ウメボシャー」という星から来た宇宙人。高野に近づき行動を共にすることで地球人の生態を調査している。儀助を捕獲しようとした際にはその可愛さに参ってしまい、以降あずみの家に入り浸るようになる。情に流されやすい性格。
魚住 (うおずみ)
地上の勉強をするために古城あずみや高野が通う高校に留学してきた海のプリンス。お付きの半分魚が側に仕えている。土の一族である紫苑が溺れているのを助けたことから、紫苑に想いを寄せられる。
小早川 (こばやかわ)
動物の心を読み会話ができる男子高校生。動物に特別優しいわけではない。いつもやる気がない表情をしている。犬であるフヂエの心がまったく読めず、人間である高野の心が読めることに動揺する。飼っている2号という名のうさぎから想いを寄せられている。