動物が大好きな大学生×光るものが大好きな中学生
本作は、犬と猫が大好きな大学生のハルと、光るものを見たり触れたりすることが大好きな中学生のアマリを中心に穏やかな日常を描いている。二人はふだんは素直で社交的だが、「自分の好きなもの」のためなら大胆な行動に出るという共通点がある。特にアマリは、高い木に迷わず登ったり、傘もささずに雨に打たれたりと、突飛な行動が多く、そのたびにハルや養護施設の仲間たちを驚かせている。
ハルとアマリの心の交流
犬と猫が大好きなハルは、通っている大学にペットが載った雑誌を持ち込む。しかし、それを人間の女性が載っているとカンちがいした武山は失望し、雑誌を校舎の外へ投げ捨ててしまう。大切な雑誌を取り戻そうと、ハルは勢いで校舎のとなりにある児童養護施設の庭に侵入し、そこで眠っていたアマリと出会う。目を覚ましたアマリはまったく動じる様子を見せず、木の枝に引っかかっていた雑誌の回収を手伝う。その最中、アマリはハルの金髪に強い興味を示し、やがて彼に懐くようになる。ハルはその後もアマリの突飛な行動に振り回されながらも、次第に彼女に心を開き、日常的に交流を深めていくことになる。
児童養護施設での新たな出会い
アマリと親しくなったハルは、彼女が通う児童養護施設に頻繁に出入りするようになる。そこでハルは、早とちりが多いものの人一倍理解力のある少女のノゾミや、マイペースながら温和な性格と中性的な美貌で人気の少年、うしまるなど、個性豊かな子供たちと出会う。彼らはアマリを心配しつつも、ハルの人柄に好感を抱き、温かく迎え入れる。一方、アマリの姉分であるキョウカは、ハルがアマリに「よからぬことをしようとしている」とカンちがいしたまま、何かあるたびに彼に対して厳しい態度を取っていた。
登場人物・キャラクター
ハル
とある大学に通う男子。素直な一面とひねくれた一面を併せ持つが、押しに弱く、悪友の武山や自分を敵視するキョウカに振り回されることが多い。動物が大好きで、犬や猫に会えるならどんな苦労もいとわない。もともと子供が苦手だったが、ある日、大切にしていた動物関連の雑誌を武山に校舎の外へ投げ捨てられてしまう。それを回収するために大学のとなりにある児童養護施設に足を踏み入れたことがきっかけで、アマリと出会って友達になる。髪を金色に染めているため不良扱いされがちだが、キラキラしたものが好きなアマリからは「キラキラさん」と呼ばれて懐かれている。また、アマリの友人であるノゾミからは「ハルル」と呼ばれている。
アマリ
ハルが通う大学のとなりにある児童養護施設で暮らしている少女。中学生でありながら、見た目は小学生と見間違うほど幼く、「姉分」を自称するキョウカや同い年のノゾミから非常にかわいがられている。光るものが大好きで、少しでも興味を引かれたことにはすぐに飛びつく性格のため、時おり、奇抜な行動をとってハルやキョウカを驚かせることもある。高い木を軽々と登るほどの優れた身体能力を誇り、周囲の人々の心を惹きつける不思議な魅力を持つ。また、強い癖毛の持ち主で、雨の翌日には髪の毛がまるで全身に絡みついたかのような独特な姿になってしまう。
書誌情報
あまりまわり 全3巻 KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉
第1巻
(2014-03-27発行、978-4048662994)
第2巻
(2015-02-27発行、978-4048692069)
第3巻
(2016-03-26発行、978-4048657228)







