概要・あらすじ
白浜坂高校に通う主人公宮本来夏は歌うことが大好きな女子高生。しかし、高倉直子が顧問を務める声楽部は、宮本来夏が求める「楽しく歌える」部活ではなかった。そんな時、元音楽科専攻の坂井和奏と出会い、親友である沖田紗羽、田中大智、前田敦博の支えを受けて新たに合唱時々バドミントン部を設立する。
登場人物・キャラクター
宮本 来夏 (みやもと こなつ)
白浜坂高校に通う女子高生。他の生徒と異なり、制服の上にベージュのブラウスを着ている。歌うことが好きで、元々は声楽部に所属していた。しかし、ある事件をキッカケに、声楽部を離れて、新たに合唱時々バドミントン部立ち上げを決意する。
坂井 和奏 (さかい わかな)
白浜坂高校に通う女子高生。黒髪のポニーテール。元は音楽科を専攻していたが、音楽に対して嫌悪感を示している。しきりに「合唱部」への入部を勧める宮本来夏を露骨に罵るが、本気であることを知って、合唱時々バドミントン部に入部する。
沖田 紗羽 (おきた さわ)
白浜坂高校に通う女子高生。宮本来夏の親友であり、新たに合唱時々バドミントン部を立ち上げた際も、元々やっていた弓道部をやめてまで合唱部への入部を決めた。実家でサラブレットを飼っており、乗馬も嗜んでいる。
田中 大智 (たなか たいち)
白浜坂高校に通う男子高校生。宮本来夏の同級生。自分を含めて二人しか部員がいないバドミントン部に所属していたが、教頭の高倉直子の一存で廃部となってしまう。その後は、宮本来夏に協力して、合唱をしながらバドミントンをする合唱時々バドミントン部を設立する。
前田 敦博 (まえだ あつひろ)
白浜坂高校に通う男子高校生。田中大智と共にバドミントン部に所属していたが、部員の規定数を満たしていなかったため、教頭の高倉直子によって廃部になってしまう。後に宮本来夏らと共に合唱時々バドミントン部に入部する。『熱闘ヒーローガンバライジャー』のファン。
高倉 直子 (たかくら なおこ)
白浜坂高校の教頭。声楽部の顧問。白浜坂高校のOBで、当時の合唱部に所属していた。合唱に対してスパルタとも言える考えを持っており、宮本来夏が合唱時々バドミントン部を立ち上げるキッカケを作る。坂井和奏の母親坂井まひるとは、高校時代の同級生。
坂井 まひる (さかい まひる)
坂井和奏の母親。白浜坂高校のOGで、高倉直子とは同級生だった。天才的な音楽の才能を持っており、坂井和奏にも音楽を教えていた。病に侵されており、物語が始まる段階ですでに故人となっている。
坂井 圭介 (さかい けいすけ)
坂井和奏の父親。地元のお土産屋「こかげや」を経営している。非常に娘想いで、坂井和奏が熱で倒れた時は、携帯電話を隠すなど、過剰なまでの看病を見せた。
沖田 志保 (おきた しほ)
沖田紗羽の母親。白浜坂高校のOGで、高倉直子や坂井まひるの後輩にあたる。娘とは打って変わってノリが軽く、宮本来夏たちに高倉直子が元々白浜坂高校の生徒だったことを伝えた。
池崎 頼 (いけざき たよる)
白浜坂高校の校長。中世の音楽家のような髪型が目立つ。高倉直子や坂井まひるが生徒だった頃から白浜坂高校に赴任していた。当時の合唱部の顧問。宮本来夏が声楽部から離れて新たに合唱時々バドミントン部を立ち上げると自ら顧問に名乗り出た。
高橋 智子 (たかはし ともこ)
白浜坂高校の教師。宮本来夏たちのクラスの担任教師。物語の冒頭で産休により長期休暇を取る。生徒からの人気は高く、多くの贈り物をもらっていた。
上野 みどり (うえの みどり)
白浜坂高校に通う女子高生。声楽部に所属しており、ピアノ担当。声楽部の中では浮いている宮本来夏の少ない理解者。
コンドルクインズ
三人組の音楽ユニット。全国を旅しながら、音楽イベントを開催している。また、ある人物を探しているらしい。坂井まひるとの面識もある。
場所
白浜坂高校 (しらはまざかこうこう)
神奈川県鎌倉市にある高校。音楽科が存在し、音楽には力を入れている。その甲斐あって過去には合唱部が全国優勝も果たしている。