天水

天水

京の都で暮らす孤児の童女、棗が河童さんと出会い、人知を超えた摩訶不思議な体験をしながら生き別れの母親を探す物語。人間ともののけ、この世と地獄など、あらゆるものが混然一体となった作者独自の幻想世界が描かれている。作者は一時連載を中断していたが、後に描き下ろしを加えた完全版の単行本が刊行された。

正式名称
天水
作者
ジャンル
妖怪、お化け
 
平安時代
関連商品
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概要

は京の都で暮らす孤児の童女。あるきっかけで河童さんに出会う。仲良しになった2人は一緒に暮らすことになるが、その毎日は奇想天外、摩訶不思議な出来事に満ちていた。河童さんと暮らすことで、の周囲にはやもののけなど人知を超えた存在が出現し始めたのだ。ある日2人は、死んだと思っていたの母親が実はまだ生きていることを知る。

母親探しの旅が始まり、河童さんは、様々なもののけと闘ったり、地獄を巡ったりと、壮絶な体験を続ける。

登場人物・キャラクター

主人公

小さな女の子。家族はおらず一人で暮らしているが、明るく元気で心優しい。雨宿りに寄った廃屋で河童さんと出会った。マイペースで強引な河童さんについて来られ、共に暮らす羽目に。死んだと思っていた母親が生きて... 関連ページ:

棗と偶然出会い、彼女の家に押しかけてきた。背丈は子供と同じくらい。頭に皿、背中に甲羅を持つ。カエルのようなひょうきんな顔をしている。名前があるかどうかは不明で、棗からは「河童さん」と呼ばれている。頭の... 関連ページ:河童さん

人間の子供をさらい自分のものにしている。最近都ではやっていた神隠しの元凶。棗のこともさらうが、河童さんによって退治される。 関連ページ:

大きな蛇のもののけ。女の人に化けて河童さんに近づき、「河童仙人に会うためには心身の毒を洗い流さねばならぬ」と言い、水を与え続けた。だが本当はその水こそが毒であり、河童さんはどんどん蛇に似た凶悪な顔に変... 関連ページ:オロチ

棗の近所に住む、どんな病気でも治すと評判の中年の女性。先祖代々の呪禁師で、様々な技法や豊富な知識を持つ。油虫(ゴキブリ)やハチなど様々な虫をあやつり、人間の病気を吸い取らせ、治療にあたっている。 関連ページ:呪禁師

呪禁師が多くの人から祓い落とし、壺に封印したもののけ。川に流して供養するよう頼まれた河童さんは、あやまって壺を割ってしまう。その結果、棗が精魅鬼に取り憑かれてしまう。 関連ページ:精魅鬼

棗の母親。長者から借りた銭を返すため、長者の敷地内に住み込みで毎日働き続けている。自分に子供がいると知れたら売り飛ばされてしまうので、娘の棗のことは誰にも話さなかった。そのため棗は、自分の母親は死亡し... 関連ページ:お梅

山に棲むもののけ。美しい女性の姿をしているが、口元は狐のまま。お狐様を信仰する人々は、難病に効く秘薬となるコケを背中に植え付けられている。こうすれば功徳となり、来世は良い宿命を持って生まれ変われると信... 関連ページ:お狐様

孔雀明王の呪法を修行して飛行術を得た仙人。棗と河童さんの前に天狗のふりをして現われ、母親探しを手伝ってあげた。人に頼らず自分の力で探せばいつか見つかる、だめな時は無理せず楽にしていればよい、と棗に教え... 関連ページ:役 小角

鬼塚から地獄へ落ちた棗は、何とかこの世に戻ってきたが、頭に鬼のような2本のツノが生えていた。この棗は粗暴で、母をあやつり強盗をさせたりしたので、にせものではないかと河童さんは疑う。おそらく鬼の子が化け... 関連ページ:鬼の子

人の心に巣食うもののけ。人間の言葉で説明するのは困難で、「……ぎ……」と呼ぶしかない存在。棗と河童さんは旅の途中である母娘に出会うが、この親子は激しく憎み合い争い合っていた。母娘に「……ぎ……」が取り... 関連ページ:……ぎ……

河童の国からこの世にやってきて300年以上修行を続けている。長い白髭をたくわえている。河童さんがあこがれ、会いたいと願っている相手。河童さんが人間のために尽くしたり、棗と共に母親探しの旅で活躍する様子... 関連ページ:河童仙人

場所

地獄

『天水』に登場する世界。棗と河童さんが旅の果てに探しあてた母親は、正気を失っていた。鬼塚の中でもののけに胆力を奪われてしまったのだ。母親を元に戻すため、棗は鬼塚で一夜を過ごそうとする。だが鬼塚は地獄へ... 関連ページ:地獄

その他キーワード

天水

『天水』に登場する水。河童さんの頭の皿の中の水のこと。中には魚が泳いでおり、様々な世界にもつながっている。天水をのぞくことで、河童さんの目を通して世界を見ることもできる。 関連ページ:天水

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