概要・あらすじ
香川県出身の俵宗太は、旅行ガイドに掲載されるほど有名なうどん製麺所の息子だったが、店を継ぐのが嫌で上京、東京でウェブデザイナーとして働いていた。その間に両親が亡くなり、製麺所は廃業してしまう。ある日、故郷に帰ってきた宗太は、廃屋と化した実家で、不思議な少年と出会う。少年の奇妙な行動に驚かされる宗太だったが、ふとしたことから少年の正体を知り、成り行きでともに暮らすこととなる。
登場人物・キャラクター
俵 宗太 (たわら そうた)
30歳。WEBデザイナー。ガイドブックに載るほど有名なうどん製麺所である実家を継がず、上京してWEBデザイナーとなる。両親の死後、実家の整理のために帰郷した時に、謎の少年・ポコと出会う。その後、成り行きでポコの面倒を見ることになる。ポコの正体がばれないようヒヤヒヤしながら生活しているうちに、ポコとの間に家族のような絆が芽生え始める。 そして実家を手放すことをやめ、生まれ育った故郷で生活していくことを決める。
ポコ
廃業中だった俵製麺所の釜の中で眠っているところを、宗太に発見された。外見は幼稚園児くらいの男の子だが、実はタヌキが変身したもの。興奮したりすると、変身の一部が解けて、耳や尻尾が出てしまうこともある。好物はうどんとフルーツ。人間の言葉を徐々に覚えている。 宗太の父とは生前に出会っていた。親戚の子どもとして、宗太に育てられている。
中島 忍 (なかじま しのぶ)
宗太の幼馴染みにして親友。独身。医師。実家は病院を経営しているが、継ぐかどうかは決まっていない。趣味は釣りで、愛車は黒のマセラッティ。母親に結婚を急かされている。
大石 凛子 (おおいし りんこ)
宗太の実姉。姉弟仲は良い。結婚して現在は高知に住んでいる。かなりの酒豪だが、料理ははっきりいって苦手。現在、妊娠中。
田中 (たなか)
宗太の初恋の女性。旧姓は真鍋。香川に戻ってきた宗太と偶然再会した。以後、良き「ママ友」として、ポコを育てる上での、宗太のいろいろな悩みの相談に乗ったりしている。娘・のぞみと息子・英太郎がいる。
喜岡 弥生 (きおか やよい)
高松桜庭高校の二年生。陸上部に所属する。宗太の隣家に住むばぁちゃんの孫。東京から帰る列車の中で宗太やポコと出会う。その後、ポコとばぁちゃんの畑で再会して仲良くなる。
ダーハマさん
本名は不明。宗太が東京で働いていたチーム・サテライトの社長で、良き先輩。香川で働くことになった宗太に仕事を紹介する。かつて冴木学とともに会社を立ち上げ、一緒に働いていた。
ひろし
宗太の東京での職場の後輩。デザイナーとして天才的なセンスを持つ。宗太をかなり慕っている。繊細なところもあるが、自転車で香川に来るほどのバイタリティを持つ。タヌキ状態のポコをはっきりと見た数少ない人物だが、宗太にうまくはぐらかされている。
冴木 学 (さえき まなぶ)
小豆島を拠点とする事務所、チーム・プラネットの代表。変わった人物だが仕事に関しては優秀。かつてダーハマさんとともに会社を立ち上げた。その時に冴木がデザインしたキャラ「ガオガオちゃん」がアニメキャラとして人気を博す。妻・雪枝は少林寺拳法の黒帯。
藤山 俊亮 (ふじやま しゅんすけ)
俵製麺所の常連だった妹・紗枝の紹介により、宗太に自らのDJユニット「慈悲心ブラザーズ」のホームページ作成を依頼する。重度のタヌキマニアで、人に化けるタヌキの伝承についても熱心に研究している。
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