概要・あらすじ
前田郷介は妻と離婚後、息子・ みちろうと2人暮らしをしている。 性器露出は日常茶飯事、性衝動をベースとした常軌を逸した行動を繰り返す父に息子は反発しつつ、その特徴はしっかり受け継いでいた。 郷介の勤務先 ・TSURA社は、社長以下セクハラが全面開放された空間。郷介は田村ら癖のありすぎる同僚とともに、仕事以上に日々性と排泄行為に励む。
登場人物・キャラクター
前田 郷介 (まえだ ごうすけ)
乙女座の42歳。妻と離婚後は息子みちろうと2人で暮らしている。 デブ・バカ・大食らい・ スケベと、マイナス要素オンパレードの中年男で、誰に対してもそれを隠さない露悪主義者。基本鼻つまみ者だが、その自由な姿に惹かれる菖蒲沢ひろみのような女性も。しかし「男は追われるより追うもの」との信念から菖蒲沢の求愛は拒否、逆に同僚の葛原を追いまくっている。 TSURA社を一度解雇されかけたが、同社の清掃課に異動、その後唐突に課長に昇任した。作品終盤にはライバルの田村政和と二比ススムのインポテンツを治すべくその体内に入り、二比の精子とともに射精されて打戻タミの卵子に着床、 タミにより出産される。
前田 みちろう (まえだ みちろう)
前田郷介の9歳の息子。場所・対象を選ばずイタズラを働く。父・郷介を軽蔑して反発しまくるが、どこかで父の自由さを肯定しているフシも。郷介の母であるばあちゃんに異様になついており、まとわりつくもしょっちゅう手刀で撃退されている。後に 二比ススムと打戻タミの息子として郷介がこの世に再び誕生したのを機に二比家の養子になった。
ばあちゃん
前田郷介の母。隙あらば浮気をする夫・じいちゃんのせいか怒り顔がデフォルト。大声で周囲を威嚇するなど感情表現も激しく、その手刀はじいちゃんをはじめあらゆる怒りの対象を打ち砕き、自分を手放しで慕う孫・ 前田みちろうにも容赦なく向けられる。人生にアクティブで、趣味の日本舞踊のほか、一時絵画教室に通っていたことも。
じいちゃん
前田郷介の父。常にプルプルと震えて動作もスローモーなことからかなりの高齢に見えるが、実は作品中最強の性豪。菖蒲沢ひろみ、ジュリエッタをはじめ、東洋の神秘とまで称されたそのペニスに貫かれた人々(男性含む)は数知れず。
前田 道江 (まえだ みちえ)
前田郷介の姉。保険外交員をしており顔は広い。独身男女をお見合いさせるのを生きがいとしており、離婚した弟・郷介の見合いをセッティングしたことも。
大真面目 (おおまじめ)
前田郷介の後輩にあたるTSURA社社員。その名のとおり登場人物中、田村亮子に次ぐまともな感性の持ち主。 TSURA社解雇取り消しを郷介に伝えるため前田家を訪れるも、なぜか彼女に外人と二股をかけられたことを知るハメに。流れで全裸で暴れまわった。
田村 政和 (たむら まさかず)
TSURA社 清掃課勤務。前田郷介の同僚でライバル的存在。妻・田村香織、長女・田村亮子と暮らす。一見害の少なそうな小柄で童顔の中年男だが、あらゆる欲望に忠実なエロ グロ変態の体現者。趣味は盗撮と「飾らない本心からのセリフ」の録音。 マフィアに脅しがきくほどのネタを入手できる情報通だが、恐妻家で香織には頭が上がらない。
葛原 (くずはら)
TSURA社 清掃課勤務の左目下の泣きぼくろがチャームポイントの美人OL。 無口で 傲慢 なサディストで、仕事もかなりできる。前田郷介と田村政和の憧れと性欲を一身に集める存在。郷介や田村に巨乳を揉まれてもクールな表情を変えず冷静に対応するが、キレて女王様化した際は言葉遣いも変化。 さまざまな場面で駆使する鞭の腕前は相当なもの。下着はシンプルなデザイン、プリント物を選ぶ傾向がある。
二比 ススム (にっぴ すすむ)
TSURA社 清掃課勤務。鼻中央のほくろが特徴。入社当初は長髪だった。前田郷介と田村政和の影響を抵抗なく受けるうち、次第に性嗜好はエスカレート。ブスの恋人・洋子と別れた後は老人性愛に目覚め、打戻タミと付き合い始める。その後のタミとの別れとインポテンツ、同性愛などを経て再びタミとよりを戻すまでが、物語後半で重点的に描かれる。 ついにタミと結婚を果たした後、長男(=郷介)が誕生。さらにみちろうを養子として迎える。
菖蒲沢 ひろみ (しょうぶざわ ひろみ)
TSURA社 総務課勤務のOL。23歳。男性経験豊富なようでいて実は処女であった。無鉄砲な行動力があり、前田郷介に思いを寄せ過激に迫りまくるが郷介には拒絶されている。各種飛び道具を自在に操り、郷介のいる清掃課への異動を望んで社長のペニス(ペニー)を切り落とし脅迫したことも。 飲尿嗜好がある。
森 さとる (もり さとる)
TSURA社 6代目となるワンマン社長。葉巻を好み、好色家でセーラー服愛好から獣姦まで性嗜好は幅広い。菖蒲沢ひろみに切り落とされたペニス(ペニー)が自爆。その後は女性(さとみ)として生きることを選ぶ。しかし性欲は衰えるどころか勢いを増し、社長秘書に加え役員から社員までを性奴隷として蹂躙していく。
社長秘書 (しゃちょうひしょ)
本名不詳。TSURA社 社長の秘書兼愛人。社長に常に同行、仕事から性処理までをこなすスレンダーな眼鏡美女。当初は真面目さゆえか周りに振り回されていたが、次第に社長の片腕として心身ともに変化を遂げる。社長が森さとみとなってからも地位はそのままで、ペニバンを常備するなどして奮闘した。
打戻 タミ (うちもどり たみ)
二比ススムの婚約者。夫とは死別し、息子と孫がいる。 二比 を同性愛に導くジョージの従姉弟にあたる。自らの身長の数倍以上の長さにもなる垂れた乳房で対象(人物やペニスなど)をグルグル巻きにしたりロープや鞭のように自由に使いこなしたりで、男女問わずオーガズムに導くことが可能。 その技を買われて後にTSURA社清掃課に採用された。作品終盤で二比と結婚、初夜でインポテンツを回復した二比と交わり妊娠、前田郷介を出産する。
田村 香織 (たむら かおり)
田村政和の妻。穏やかな外見とは裏腹の激しい内面を持ち、夫の悪行に対して凄惨な制裁を加える。田村を恐れさせる唯一の人物。
田村 亮子 (たむら りょうこ)
田村政和の長女。登場人物中唯一まともな感性の持ち主ともいえる純真無垢な女子中学生。父親のいやがらせ、「森本センパイ」と慕う恋人・森本のところ構わぬオナニーに何度も泣かされている。
森本 尊博 (もりもと たかひろ)
基本的には真面目でルックスも良好な男子中学生。ただヘビーオナリストの両親の遺伝もあってか、少しでも性妄想を喚起させるものを目にするとオナニーを我慢できない。田村政和の娘田村亮子とは一応相思相愛の仲だが、亮子にオナニー姿を見つけられることも多く、その都度悲鳴を上げられてしまう。
ジョージ
打戻タミに振られ、インポテンツになった二比ススムが知り合ったアメリカ人。結婚相手のフランシス(♂)とともに二比を同性愛に導いた。後にドン・ズリネッタによって殺害される。三途の川で再会した父・ジョージからフランシスの浮気と自らの出生の秘密、タミとの血縁について知らされた。
ドン・ズリネッタ (どんずりねった)
マフィアの大ボス。娘・ジュリエッタがじいちゃんに犯されたことに憤慨、前田郷介らを拉致して殺そうとする。だが、ある秘密を田村政和に暴かれ立場が逆転してしまう。
ジュリエッタ・デ・ズリネッタ (じゅりえったでずりねった)
ドン・ズリネッタの娘。全身の贅肉と皮をピアスで巧みに留めまくってデブ ブスを隠蔽していた。その処女をじいちゃんが奪ったことが父ドン・ズリネッタの怒りを買い、前田郷介らが拉致されることに。